FC2ブログ

2020-08-03

フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白

★★★★(4.0)
wフォーエヴァー・ヤング
鑑賞No:00355
原題:Forever Young
製作:1992年/アメリカ/102分
監督:スティーヴ・マイナー
出演:メル・ギブソン/ジェイミー・リー・カーティス

テストパイロットのダニエルは、恋人が事故に遭い植物人間になったことに絶望していた。そんな彼は、友人が開発した冷凍保存装置の実験台となることに。そして50年の月日が経った1990年代、一人の少年がこの装置に触ってしまったため、ダニエルは蘇えり、彼はその少年の家に厄介になることに・・・。

発想は面白いが、設定に無理がある部分もあり、ツッコミどころは多い。それはそれとして、恋人への一途に想いを果たそうとするダニエルの行為には共感でき、さらにラストは感動的である。アクション映画や歴史大作のイメージの強いメル・ギブソンだが、ちょっと毛色の違う本作もメル・ギブソン出演作の中で好きな1本のひとつ。

劇場公開日 1993年3月13日



>>フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白のキャスト一覧を見る

  1. 洋画-ふ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-08-02

ホワイトハウス狂騒曲

★★★+(3.5)
wホワイトハウス狂騒曲
鑑賞No:00354
原題:The Distinguished Gentleman
製作:1992年/アメリカ/112分
監督:ジョナサン・リン
出演:エディ・マーフィ/レイン・スミス

詐欺師のジョンソンはある日、自分の名前とよく似た地元の有力議員が選挙戦を前に急死したことを知り、下院議員選挙に立候補する。持ち前のペテンぶりを活かしたジョンソンは見事当選し、ワシントンDCに行くことに。そこで有力議員の議長にも気に入られ、ますます政治家らしくなっていくが、ある日、高圧線が原因で病気になった子供のことを知ったジョンソンは・・・・。

見てないので内容はサッパリ分からないが、キムタクが総理大臣役を演じたドラマ「CHANGE」が高視聴率だったようだが、この映画もいわゆる政治もの。イメージ的にキムタクの総理大臣というのはかなり違和感があるが、エディ・マーフィの下院議員というのも当然違和感がある。ただ純粋な政治家ではなく、元は詐欺師ということなので、最初からそういう目で見れば何となく馴染んでいて違和感がない。ストーリーは至ってスタンダードで、最後はスッキリさせてくれるので単純に楽しめる。エディ・マーフィとしては低迷期の作品になるが、意外と面白く仕上がっている作品。

劇場公開日 1993年4月10日



>>ホワイトハウス狂騒曲のキャスト一覧を見る

  1. 洋画-ほ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-08-01

沈黙の戦艦

★★★★(4.0)
w沈黙の戦艦
鑑賞No:00353
原題:Under Siege
製作:1992年/アメリカ、フランス/103分
監督:アンドリュー・デイビス
出演:スティーブン・セガール/トミー・リー・ジョーンズ

米国海軍最大の戦艦ミズーリ号が、核兵器を盗み出そうとする軍人たちによって乗っ取られる。その戦艦に乗り合わせていた料理人のラインバックは元SEALの精鋭兵士で、数人のクルーたちとともに犯人たちに戦いを挑むことになるが・・・。

いわゆるスティーブン・セガール主演の“沈黙シリーズ”の第1弾ともいうべき作品。セガールのイメージを最も定着させた本作品。クールでかっこよく、決して負けない英雄を演じているため安心して観れる反面、ドキドキ感は少ない。悪役に扮したトミー・リー・ジョーンズは最近の役柄とはかなり印象の異なるキャラクターを楽しそう(?)に演じていた。海洋版「ダイ・ハード」ともいわれているが、主人公の余裕の有り無しは対照的。ちなみに、アメリカではこの映画が大ヒットしたため、当初海を舞台に企画が進んでいた「ダイ・ハード3」の脚本が書き換えられることになった。

劇場公開日 1993年5月15日



>>沈黙の戦艦のキャスト一覧を見る

  1. 洋画-ち
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-07-31

わるいやつら

★★★(3.0)
wわるいやつら
鑑賞No:00352
英題:Bad Sorts
製作:1980年/日本/129分
監督:野村芳太郎
出演:松坂慶子/片岡孝夫/神崎愛/藤真利子

戸谷信一はある病院の院長、病院の経営は苦しく、赤字は毎月増えるばかりであったが、妻・慶子との別居中に作った愛人から、金を巻き上げては赤字の穴埋めに充てていた。最近新たにデザイナーの槙村隆子を知った戸谷は、彼女に強い興味を持ち、結婚に持ち込みたいと思うようになった。そのためさらに多額の金が必要になったが、その金も愛人から絞り取ることで乗り切れると戸谷は考えていた。しかし、愛人の一人である横武たつ子の病夫の急死に、思わぬ関わりを持った[2] ことから、戸谷とその周囲の人間の運命は狂い出し・・・・。

松本清張原作の長編小説の映画化。松本清張原作、野村芳太郎監督といえば名作「砂の器」「鬼畜」が思い出されるが、本作は出演者こそ豪華で、個性豊かだが、ちょっとダークな世界になりすぎたか、「砂の器」「鬼畜」感覚で観ると期待外れに終わる恐れがある。女癖の悪い二代目病院長が女に溺れ、破滅していく話だが、タイトルが示すように、悪いのは病院長だけではなく、みんなそれなりに悪いという感じ。

劇場公開日 1980年6月28日



>>わるいやつらのキャスト一覧を見る

  1. 邦画(わ行)
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-07-27

私をスキーに連れてって

★★★★(4.0)
w私をスキーに連れてって
鑑賞No:00351
製作:1987年/日本/98分
監督:馬場康夫
出演:原田知世/三上博史/原田貴和子/沖田浩之

矢野文男はある商社に勤める26歳のサラリーマン。仕事ぶりも恋もいまひとつパッとしない都会人だが、スキーはプロ級の腕前だった。クリスマス、奥志賀のスキーツアーで矢野はOLの池上優と知り合い、一目ぼれ。矢野の高校時代からのスキー仲間、正明、真理子、和彦、ヒロコの四人もなんとか二人をくっつけようとするが・・・・。

ホイチョイプロダクションの馬場康夫が監督したラブ・ストーリー。スキー場を舞台にした若者たちの恋物語だが、ホイチョイプロならではのモノやテクニックへの懲りようが見もの。ストーリー自体は単純だが、小気味よいテンポで展開する物語が受けて大ヒットした。少し顔を赤らめるようなラブ・ストーリーだが、スキーヤーにとっては結構楽しめるシーンやファッションが満載。ユーミンの曲もドラマにとてもマッチしていて、盛り上げ効果抜群だった。

劇場公開日 1987年11月21日

(予告編なし)

>>私をスキーに連れてってのキャスト一覧を見る

  1. 邦画(わ行)
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-07-25

連合艦隊

★★★(3.0)
w連合艦隊
鑑賞No:00350
英題:Imperial Navy
製作:1981年/日本/145分
監督:松林宗恵
出演:ジェラール・ドパルデュー

1940年(昭和15年)、連合艦隊司令長官・山本五十六らの反対にもかかわらず、日独伊三国軍事同盟が締結された。その頃、船大工の小田切武市は、息子の正人が海軍兵学校に合格したので有頂天になっていた。18年間の海軍勤務でも准士官止まりであった武市は、正人の将来の出世は約束されたと信じて疑わなかったからだ。一方、翌1941年(昭和16年)の春、海軍中尉に昇進した本郷英一は、学問の道を志す弟の眞二が三高に合格したことを、奈良博物館の館長である父親の直樹や婚約者である早瀬陽子とともに喜んでいたが・・・・。

本作は日独伊三国軍事同盟の締結から戦艦大和が壮絶な最期を遂げるまでを描いた、太平洋戦争における一大絵巻となっている。真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦、山本五十六の戦死、レイテ沖海戦などを「本郷家」と「小田切家」という架空の2家族を中心に描いているが、太平洋戦争を俯瞰して描いたようで、全体において特定の主人公というものはいない。1981年製作ということで、最近の作品のVFXを使用した映像に比べると当然見劣りはするが、当時としてはよく出来ており、豪華キャストも含めて費用をかけた作品であることには間違いない。

劇場公開日 1981年8月8日

(予告編なし)

>>連合艦隊のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-れ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-07-23

蘇える金狼

★★★★+(4.5)
w蘇える金狼
鑑賞No:00349
製作:1979年/日本/131分
監督:村川透
出演:松田優作/風吹ジュン/佐藤慶/成田三樹夫

朝倉哲也は、昼間は平凡なサラリーマンを装っているが、夜はボクシングジムに通いながら体を鍛え、自らが勤める東和油脂の乗っ取りを企んでいる。彼は3億円事件を真似て銀行から1億円の強奪に成功するが、その紙幣の番号は控えられていて・・・。

大藪春彦原作の同名小説を村川透・松田優作のコンビで映画化したハードボイルド作品。松田優作の本領を発揮させたハードボイルド映画の傑作。昼間と夜の顔が違うというのはまさに適役でその落差がより凄みを感じさせる。同様の作品に「野獣死すべし」があり、こちらも面白い。ラストの意味不明な一言が印象的。

劇場公開日 1979年8月25日



>>蘇える金狼のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-よ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-07-20

カイジ ファイナルゲーム

★★★+(3.5)
wカイジ ファイナルゲーム
鑑賞No:02988
製作:2020年/日本/128分
監督:佐藤東弥
出演:藤原竜也/福士蒼汰/関水渚/新田真剣佑

2020年・東京オリンピックの終了を機に、国の景気は急激に失速。金のない弱者は簡単に踏み潰される世の中になっていった。派遣会社からバカにされ、少ない給料で自堕落な生活を送るカイジは、ある日、帝愛グループ企業の社長に出世した大槻と再会。大槻から、金を持て余した老人が主催する「バベルの塔」という、一獲千金のチャンスを含んだイベントの存在を知らされ・・・・。

藤原竜也主演の「カイジ」シリーズの3作目。今回は原作はなく、原作者・福本伸行が考案したオリジナル・ストーリーの映画化。本作では「バベルの塔」「最後の審判」「ドリームジャンプ」「ゴールドジャンケン」の4つの新しいゲームが描かれているが、さすがに3作目の悪いところがあからさまに出た感じ。ともかく、1作目が非常に良かったのはカードゲームでのよく練られた心理戦と高層ビルでのハラハラドキドキ感。「バベルの塔」は高さ感がなく、「ドリームジャンプ」は逆に底が見えないのでハラハラドキドキ感が半減。「ゴールドジャンケン」も1作目のジャンケンほどではなく、ましてや「Eゲーム」の足下にも及ばない始末。また、旧作出演者の生瀬勝久や天海祐希のストーリーに絡まない出演は意味ある? 最終章ということで期待して観たが、少し残念な結果となった。

劇場公開日 2020年1月10日




>>カイジ ファイナルゲームのキャスト一覧を見る

  1. 邦画-か
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-07-19

吉原炎上

★★★+(3.5)
w吉原炎上
鑑賞No:00348
製作:1987年/日本/133分
監督:五社英雄
出演:名取裕子/二宮さよ子/藤真利子/西川峰子

船乗りだった父が海難事故を起こし、19歳の久乃は賠償金の工面のため吉原に売られてくる。そこで花魁として「若汐」の源氏名を名乗るが、最初の客と、いざ事を始める直前に羞恥心から逃げ出しまう。しかし捕えられた久乃は厳しい折檻を受け、九重から男を喜ばせる方法を教わる。やがて、花魁としての自尊心が芽生えてきた久乃は、金持ちの常連が付いた強運もあって御職を目指すようになるが・・・・。

斉藤真一の「吉原 炎上」「明治吉原細見記」を原作に映画化。明治末期の吉原遊郭を舞台に花魁たちの生き様を描いた絢爛豪華な大作。その証拠にセットの凄さには驚かされる。予算のあった時代だろうか、お金をかけていることがありありと分かる。出演者も豪華だが、どうしても目が行ってしまうのが、女優陣たちの脱ぎっぷり。作品内での花魁たちの過酷な競争を反映したかのよう。タイトルとなっているクライマックスでの炎上シーンは圧巻。この火災は1911年(明治44年)に浅草で起こった実際の大火災を描いています。

劇場公開日 1987年6月13日



>>吉原炎上のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-よ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-07-15

ゆきゆきて、神軍

★★(2.0)
wゆきゆきて、神軍
鑑賞No:00347
英題:The Emperor's Naked Army Marches on
製作:1987年/日本/122分
監督:原一男
出演:奥崎謙三

1982年、兵庫県神戸市。妻・シズミと二人でバッテリー商を営む奥崎謙三は、ニューギニア戦の生き残りであり、69年に、死んだ戦友の怨念をこめて“ヤマザキ、天皇を撃て!”と叫んで天皇にパチンコ玉4個を発射した男である。奥崎はニューギニアの地に自分の手で埋葬した故・島本一等兵の母を訪ね、彼女をニューギニアの旅に連れていくことを約束した。奥崎の所属部隊・独立工兵第36連隊で、終戦後23日もたってから“敵前逃亡”の罪で二人の兵士が射殺された事件があったことを知った奥崎は行動を開始した・・・・。

個性的な記録映画で、一般にはとても受け入れられないと思われた作品だったが、ロングラン上映される異例のヒット作となった作品。ただ、奥崎の執拗な追及を原監督は忠実にカメラで追っていくドキュメンタリーだが、その様子は傍若無人で苦々しい感情に何度もさせられる。それが一方では受けて、ロングラン上映になったのだろうけど、気分のいい映画ではない。

劇場公開日 1987年8月1日



>>ゆきゆきて、神軍のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-ゆ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-07-13

八つ墓村

★★★★(4.0)
w八つ墓村
鑑賞No:00346
製作:1977年/日本/151分
監督:野村芳太郎
出演:萩原健一/小川真由美/山崎努/山本陽子

かつて平家の落武者8人を惨殺したという村で、32人もの男女が殺されるという事件が起こる。そして8年後、再び巻き起こった連続殺人を解くため、金田一耕助が出馬するが・・・・。

横溝正史原作の同名推理小説の映画化。テレビCMでの「祟りじゃ~、八つ墓村の祟りじゃ~」のキャッチコピーで一躍有名になった金田一耕助シリーズ作品。ただし、本作は東宝の金田一シリーズではなく、松竹で作られた金田一モノ。よって、金田一耕助役はお馴染みの石坂浩二ではなく、渥美清が務めている。演者も作風も異なることから、同じ金田一シリーズでもかなり印象が異なる。

劇場公開日 1977年10月29日





>>八つ墓村のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-や
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-07-08

野性の証明

★★★+(3.5)
w野性の証明
鑑賞No:00345
製作:1978年/日本/143分
監督:佐藤純彌
出演:高倉健/中野良子/薬師丸ひろ子/夏八木勲

自衛隊特殊工作隊の味沢岳史は東北山中の単独踏破訓練中、近くの寒村で起こった大量殺人事件に遭遇する。その中で唯一頼子という少女が生き残るが、彼女はそのときのショックで記憶喪失となっていた。時は流れ、自衛隊を除隊した味沢は羽代市で保険の外交をしていた。そして彼の元には養女として引き取られた頼子がいた・・・・。

森村誠一の同名小説の映画化。公開当時は「人間の証明」で一躍有名になった森村誠一の小説が売れに売れていた時期で、それに当時としては大々的な宣伝を行う角川映画の効果もあって一大旋風を起こした作品のようなイメージが残っている。さらに主演が高倉健に加え、この映画がデビュー作となり、やがて超アイドル映画スターになる薬師丸ひろ子だったということもヒットの要因だったように思う。ストーリーとしては、本来の推理ミステリーの要素を残しつつ、ある地方都市の腐敗した権力構造に立ち向かう男を描いているが、自衛隊も絡ませた社会派映画の雰囲気が強い。もう30年前の映画だが、薬師丸ひろ子演じる頼子のセリフ「お父さん、怖いよ!」は今でも記憶に新しい。

劇場公開日 1978年10月7日



>>野性の証明のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-や
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-07-07

野獣死すべし

★★★★(4.0)
w野獣死すべし
鑑賞No:00344
製作:1980年/日本/118分
監督:村川透
出演:松田優作/小林麻美/室田日出男/鹿賀丈史

ある夜、警視庁の警部補・岡田が殺され、拳銃を奪われるという事件が起こる。さらに、賭博場が襲われ、暴力団3人が射殺され、現金三千万円が奪われる。岡田の部下だった柏木は、執念深く事件を追い、通信社の戦場カメラマンだった男・伊達邦彦を容疑者として追うことに・・・・。

「蘇える金狼」と並ぶ、松田優作のハードボイルド映画の傑作。主人公は戦場カメラマンとして幾多の地獄絵図を見てきた経験が、まさに野獣の如く狂気を帯びた男を作り上げているが、そんな男を松田優作が見事に演じていた。周りを固める役者、特に鹿賀丈史のキレた演技も秀逸で松田優作に劣らない狂気を醸し出しているし、刑事役の室田日出男も松田優作との対峙シーンで印象強い演技をしています。狂気に満ちた内容だけに部分部分で分かりにくいところはありますが、好奇心と緊張感の持続する映画です。それにしてもハードボイルドとはいえ、あまりにも無抵抗の人を殺しすぎ!?また前半の緻密な銀行強盗計画に比べ、実践は意外と乱雑だったのが残念。

劇場公開日 1980年10月4日



>>野獣死すべしのキャスト一覧を見る

  1. 邦画-や
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-07-06

極道(やくざ)渡世の素敵な面々

★★(2.0)
w極道渡世の素敵な面々
鑑賞No:00343
製作:1988年/日本/109分
監督:和泉聖治
出演:陣内孝則/麻生祐未/室田日出男/伊東四朗

梓会幹部の中川に拾われた若きヤクザ志願・坂井亮は、前身が銀行マン、脱サラ後はレコード屋経営大失敗という経歴をもっている。チンピラ修業も板についてきた頃、亮は梶山組のチンピラとやりあって腹を刺されたが、梓会幹部・神崎のおかげで命拾いし、その足で近くの医院に駆けこんだ。そこで手当ての際中に見染めた医院の娘、女子大生の圭子に熱い恋心を覚えるが・・・・。

安部譲二原作の同名小説の映画化。ヤクザ映画ではあるが、190年代にピークだった任侠ものと言われた東映のヤクザ映画とは一線を画し、お洒落で格好いいヤクザ映画である。また、ストーリーの核が抗争ではなく、ラブストーリーであるという点もこれまでのコテコテのヤクザ映画とは違ってる。主人公のヤクザを演じる若い頃の陣内孝則も持ち前のキャラを活かしながらスタイリッシュなヤクザを好演している。

劇場公開日 1988年6月11日

(予告編なし)

>>極道(やくざ)渡世の素敵な面々のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-や
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-07-01

ミンボーの女

★★★★(4.0)
wミンボーの女
鑑賞No:00342
製作:1992年/日本/123分
監督:伊丹十三
出演:宮本信子/大地康雄/村田雄浩/宝田明

東京の名門ホテル、ロイヤルコートはやくざが居座っていることでサミット会場をライバルホテルに奪われてしまう。そのため、ホテルの支配人はヤクザ一掃を決意するが、ホテルマンの対応にかえって事態を悪化させてしまう。困った支配人はミンボー専門の弁護士を雇い、やくざと全面対決することに・・・。

ミンボー(民事介入暴力)専門の女弁護士の活躍を描く伊丹十三映画。今まであまり取り上げられなかったテーマを取り上げ、深い調査・掘り下げと分かりやすい説明で定評のある伊丹映画だが、その中でも今回は対立相手が暴力団ゆえ、ストーリー展開の緊張感と、ラストの爽快感は最高である。実際はどうかは別にして、毅然たる態度、相手同様団結した集団による対応、そして法律などの理論武装による対抗が、所詮一人では何もできないやくざと渡り合うところは参考となった。(参考といっても、実生活でこんなシーンはないが・・・)元々ミンボーは警察用語みたいだが、他の映画同様、「ミンボー」という言葉を一般に知らしめることになったのは相変わらず、さすがである。ちなみに、この映画の公開1週間後、伊丹監督が襲撃され重傷を負った事件は有名。この事件は「ミンボー女」に対する暴力団の報復行為と見られている。この事件で伊丹監督は警察からマルタイ(護衛対象)として警護を受けるが、この経験が後に「マルタイの女」を生むことになる。

劇場公開日 1992年5月16日



>>ミンボーの女のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-み
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-30

マルサの女2

★★★+(3.5)
wマルサの女2
鑑賞No:00341
製作:1988年/日本/127分
監督:伊丹十三
出演:宮本信子/津川雅彦/丹波哲郎/大地康雄

国税局査察部査察官の板倉亮子はある地上げ屋の脱税を追及していた。彼らは宗教法人を隠れ蓑として金儲けを企んでおり、亮子らはその地上げ屋を操る天の道教団の代表・鬼沢に目をつけ調査を進めていたが、核心に近づくと関係者が殺されて・・・・。

「マルサの女」シリーズ第2弾。前作はラブホテルの経営者の脱税に、暴力団や政治家、地上げ屋が絡むという構図だったが、今回はさらに世間的には不透明感の強い宗教法人と、その宗教法人を隠れ蓑にした地上げ屋を対象にした脱税を扱っている意欲作。バブル期のリアルな現実を映像化しているようで、興味深い作品である。ラストもスッキリしないところがあるが、それが却って現実感を高めている。なかなか正義というものは世の中通用しないものであると実感させられる映画。

劇場公開日 1988年1月15日

>>マルサの女2のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-ま
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-29

マルサの女

★★★★★(5.0)
wマルサの女
鑑賞No:00340
製作:1987年/日本/127分
監督:伊丹十三
出演:宮本信子/山崎努/津川雅彦/大地康雄

やり手の捜査官・板倉亮子はラブホテルのオーナー権藤が脱税していると睨み調査していた。そんな時、国税局査察部捜査官に任命される。亮子はそこで摘発のプロと仕事をすることで経験を積み、再び権藤を調べることになる・・・。

マルサ(国税局査察部)の女性捜査官が、ラブホテルの経営者の脱税を摘発するまでを描く。伊丹監督映画の第3作めで、1987年度の国内の映画賞を総ナメにした。伊丹作品にすべて出演している宮本信子だが、やはりこの映画の板倉亮子役がベストマッチ。それまであまり知られていなかったマルサや脱税の手口を分かりやすく、かつテンポよく描いており、税金のことがよく分からない人でも十分楽しめる。脱税する側も個性ある俳優を多く配しており、マルサとの丁々発止のやり取りが面白い。本作まであまり知られていなかった大地康雄が存在感ある脇役を演じている。

劇場公開日 1987年2月27日



>>マルサの女のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-ま
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-28

麻雀放浪記

★★★(3.0)
w麻雀放浪記
鑑賞No:00339
英題:Mah-Jong
製作:1984年/日本/109分
監督:和田誠
出演:真田広之/大竹しのぶ/加賀まりこ/鹿賀丈史

敗戦直後の上野。青年・哲は、ある日、以前バクチを教えてくれた上州虎と偶然会う。虎に連れられチンチロ部落に足を踏み入れた哲は、なけなしの金でプロのバクチ打ちであるドサ健の張りにノッた。おかげで相当勝ったが、その大半をコーチ料としてドサ健にとられてしまう・・・・。

阿佐田哲也の同名小説の映画化で、イラストレーターの和田誠の初監督作品。主演の真田広之は当時、アクションスターのイメージが強かったが、本作で演技派俳優としての頭角を現した作品ではないだろうか。派手さのない役どころのせいもあるのか受賞こそしなかったが、第8回日本アカデミー賞主演男優賞にノミネートされている。本作のキャストは秀逸で、演技は見応えがあったが、やはり存在感が際立ったのは高品格だろう。麻雀を知らなくてもそこそこ楽しめる作品。

劇場公開日 1984年10月10日

(予告編なし)

>>麻雀放浪記のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-ま
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-27

ボクの女に手を出すな

★★★(3.0)
wボクの女に手を出すな
鑑賞No:00338
製作:1986年/日本/95分
監督:中原俊
出演:小泉今日子/石橋凌/河原崎次郎/金子美香

孤児院育ちで不良娘だった黒田ひとみは盗みを働いて刑事に追われた際、若い弁護士の加島に救われる。そして、彼の紹介で彼の紹介で信州の大富豪、米倉家の進の家庭教師をすることになる。進は手のつけられない我侭っ子だが、徐徐にひとみと心を通わしていく。そんなある日、知り合いの佑介と徹に出会ったことで誘拐事件に巻き込まれていく・・・・。

小泉今日子主演2作目。今でこそアイドルから見事に女優として転身したキョンキョンだが、本作の頃はまだ経験不足からくる未熟さから素人っぽさが目立っていた。ただ、作品的には恵まれていたのか、そこそこ楽しめる作だし、意外にも本作で毎日映画コンクール主演女優賞を受賞している。キョンキョン主演作としては「怪盗ルビイ」の方が好きだが、本作もキョンキョンの魅力は満開で悪くない。ただ、ストーリーはありきたりなのか、キョンキョンの映像は記憶に残っているが、ストーリーはすっかり記憶から消えてしまった。ちなみに主題歌「木枯らしに抱かれて」も好きな曲の一つ。

劇場公開日 1986年12月13日





>>ボクの女に手を出すなのキャスト一覧を見る

  1. 邦画-ほ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-26

北斎漫画

★★★★(4.0)
w北斎漫画
鑑賞No:00337
製作:1981年/日本/119分
監督:新藤兼人
出演:緒形拳/西田敏行/田中裕子/樋口可南子

定職を持たない鉄蔵(のちの葛飾北斎)は毎日絵を描いてぶらぶら暮らすていたらくで、鉄蔵には娘のお栄がいたが二人は佐七(のちの滝沢馬琴)の家に居候していた。ある日、鉄蔵はお直と名乗る魔性の女と出会い、その虜になってしまう。しかし彼女を描くことで現状を打破しようとするが上手くいかず、お直を養父の伊勢に紹介することで彼女と別れ、さらにお金をせびることにした。しかし、お直の魔性にとり憑かれた伊勢は首をくくって死んでしまう・・・・・。

歴史上の人物として、あるいはその作品の名前はよく聞くが、生身の人間としての人物像までは詳しく知らない葛飾北斎と滝沢馬琴。もちろん史実とは違ったフィクションでしょうが、生身の人間として身近に感じられる作品となっている。北斎の生き様には色々意見が出るとは思いますが、春画にかける情熱は強く感じられるような表現になっています。緒形拳、西田敏行という配役もよく、エンターテイメント作品としても面白く仕上がっています。もちろん当時話題となった樋口可南子や田中裕子の脱ぎっぷりのよさも評価したい作品です。

劇場公開日 1981年9月12日

(予告編なし)

>>北斎漫画のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-ほ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-25

屍人荘の殺人

★★★★+(4.5)
w屍人荘の殺人
鑑賞No:02987
製作:2019年/日本/120分
監督:木村ひさし
出演:神木隆之介/浜辺美波/中村倫也/葉山奨之

ミステリー小説オタクの大学生・葉村譲は、先輩でミステリー愛好会会長の明智恭介に振り回され、ホームズとワトソン気取りで学内の瑣末な事件に首を突っ込んでいた。同じ大学に通い、私立探偵の顔も持つ剣崎比留子は、2人に音楽フェス研究会の夏合宿への参加を持ちかける。実は比留子のもとには「今年の夏合宿で何かが起こる」との犯行予告が届いていたのだ。夏合宿がおこなわれる山奥のペンション紫湛荘へと向かい、3人は研究会のメンバーと合流する。そしてその夜、密室状態となった紫湛荘で惨殺死体が発見され・・・・。

「第18回本格ミステリ大賞」など3つの国内主要ミステリーランキングで1位を獲得した今村昌弘による同名ミステリー小説の映画化。一切の予備知識無しで観始めたが、冒頭のシーンからは予想もつかない展開に驚いた。観る前は迷推理を展開する明智と葉村によるコメディ推理サスペンスものと予想していた。しかし、音楽フェスに向かうバスの中でのシーンに横溝正史の「悪魔の手毬唄」を思わせるシーンがあり、ちょっとおどろおどろしい展開があるのでは?との予感もあったが、その後もコメディタッチは続くので、やっぱり思った通りかと思っていたら・・・・。このあとはネタバレになるので書くのを控えるが、突然何の脈絡もなくこんな展開になるとはあまりに意外。その上、主役の一人と思われた明智の行方が最後まで気になったが、このラストもまた意外。ともかく、何の予備知識も持たず、意外な展開を楽しむのが一番よい見方かも?

劇場公開日 2019年12月13日



>>屍人荘の殺人のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-し
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-24

復活の日

★★★★(4.0)
w復活の日
鑑賞No:00336
製作:1980年/日本/156分
監督:深作欣二
出演:草刈正雄/夏木勲/多岐川裕美/永島敏行

198×年、東ドイツの陸軍細菌研究所から新種のウイルスが盗まれるが、逃走した犯人たちの飛行機が墜落、ウイルスが飛散してしまう。そしてこの細菌が原因と思われる病気で世界中の人々が次々と死んでいくことに。やがてこのウイルスの感染を逃れた南極にいた863人を除いて世界の人々は死滅してしまう。生き残った人々だけで南極での生活が始まるが、彼らに第二の危機が迫っていた。アメリカに直下型地震が襲うと予知されるが、もし地震が起こると米ソ互いの報復ミサイルが発射され、そのうちの一つは南極にも向けられていた・・・・。

原作は「日本沈没」の小松左京。「日本沈没」も当時衝撃な作品だったが、さらに邦画にしては珍しい地球規模の作品になっている。小松左京作品はスケールが大きく、一見突拍子もないような設定だが、まんざら非現実的でもないような説得力もあり、ついつい引き込まれてしまう。絶滅モノとしては高評価できる作品で、草刈正雄の好演も光った。結局、南極に863人の人が生き残ることになるが、そのうち女性は8人。彼らの生存を脅かすのは米ソ対立の象徴である自動報復ミサイルだが、もはや彼らには米ソも人種も性別もなく、ただ人類の存続という使命を託された責任感が芽生えざるを得ない状況に追い込まれていく。そのあたりの人々の機微が、なんか悲しくせつなくもあり、感動的でもあった。そんな南極の白く美しい景色が、ここに住んでいる人々を象徴するかのごとく映って印象的だった。

劇場公開日 1980年6月28日



>>復活の日のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-ふ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-23

復讐するは我にあり

★★★★+(4.5)
w復讐するは我にあり
鑑賞No:00335
製作:1979年/日本/140分
監督:今村昌平
出演:緒形拳/三國連太郎/ミヤコ蝶々/倍賞美津子

タバコ集金人の柴田種次郎、馬場大八の惨殺死体が発見され、現金41万円余が奪われていた。かつてタバコ配給に従事した運転手榎津厳が容疑者として浮かぶが、数日後、宇高連絡船甲板に遺書等自殺の痕跡を残して消えた。その後、浜松に現れた榎津は、行きずりで知り合った弁護士を殺し、その弁護士になりすます・・・・。

実際に起きた連続殺人事件を題材にした映画。専売公社職員を強盗目的で惨殺した榎津巌の78日間の逃走劇を描く。逃走中も弁護士などに変装して詐欺を繰り返しながら、さらに殺人を犯していく。史上最大の重要指名手配をかいくぐって逃亡を続けるが、最後は子供に見破られて・・・・。緒形拳の鬼気迫る演技も見もの。原作は佐木隆三の同名小説だが、原作も一読の価値あり。

劇場公開日 1979年4月21日



>>復讐するは我にありのキャスト一覧を見る

  1. 邦画-ふ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-22

病は気から 病院へ行こう2

★★★(3.0)
w病は気から 病院へ行こう2
鑑賞No:00334
製作:1992年/日本/111分
監督:滝田洋二郎
出演:小泉今日子/三上博史/真田広之/柄本明

美容師の安雲祐子は飲み過ぎで片倉総合病院に担ぎ込まれ、院長から胃潰瘍と診断されるが実は末期ガンだった。延命措置を主張する院長の一郎に対し、弟の保は苦痛のない死に方をあたえるべきと反対した。そんな中、うかつな保の一言から自分の病気を知った祐子は病院を抜け出そうとするが・・・・。

「2」となっているが続編ではない。「1」に患者役で出演していた真田広之は「2」では医者役となっている。本作は、病院を舞台にしたコメディ映画という体裁は継承しながら、ガン告知やホスピスといった医療テーマにも踏み込んだ社会派的な側面も持つ映画となっている。さらに医者と患者とのラブストーリーでもあり、末期ガンの患者がアイドルになってしまうなど、突拍子もない展開にまずまず楽しめた。キョンキョン・ファンにはいい映画ではないだろうか。

劇場公開日 1992年12月19日



>>病は気から 病院へ行こう2のキャスト一覧を見る

  1. 洋画-ひ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-21

病院へ行こう

★★★★(4.0)
w病院へ行こう
鑑賞No:00333
製作:1990年/日本/118分
監督:滝田洋二郎
出演:真田広之/薬師丸ひろ子/大地康雄

コピーライターの公平は、妻が自宅に見知らぬ男を連れ込んでいる現場に鉢合わせし、その男ともみ合いの上、階段から落ちて骨折し入院することに。しかし病室は大部屋で変人が多く、なおかつその隣のベッドには妻の不倫相手がいた。さらには担当になった医者は新米研修医で、点滴すらうまく刺せない始末だった・・・。

個人的にはアイドル女優というイメージが強かった薬師丸ひろ子のイメージを一変させた映画。彼女のとぼけた迷演技が、とかく暗くなりがちな病院を舞台にしながら、大いに笑っても不謹慎とは思わせない雰囲気を形作っていた。(この作品以降、チョットとぼけた、ほのぼの系のおかあさん役はハマリ役のような女優になったのではないかと思うのは私だけ?)同様に二枚目俳優の真田広之もコミカルな演技が板についており、間男役の大地康雄や彼らを取り巻く入院患者ら個性ある脇役陣のお陰で、最後まで退屈しない作品に仕上がっている。病院を舞台にしたコメディといえば、この映画がまずは思い浮かぶ傑作ではないだろうか。

劇場公開日 1990年4月7日

(予告編なし)

>>病院へ行こうのキャスト一覧を見る

  1. 邦画-ひ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-20

遙かなる山の呼び声

★★★★★(5.0)
w遥かなる山の呼び声
鑑賞No:00332
製作:1980年/日本/124分
監督:山田洋次
出演:高倉健/倍賞千恵子/吉岡秀隆/ハナ肇

北海道の中標津で酪農を営む母子・民子と一人息子武志がいた。ある日ここで働かせて欲しいという男がやってくる。夫を亡くし男手を必要としていた民子は、その男を雇うことにする。田島耕作と名乗る男は納屋に寝泊りしながら働き始め、武志もすぐに耕作になついていく。謎を秘めた感のある耕作だったが、次第に民子も惹かれ始め、耕作は母子にとって家族のような存在となっていくが・・・。

「幸福の黄色いハンカチ」の2年後に製作された本作だが、主演の二人が同じである「幸福の~」につながるかのようなストーリー展開で、「幸福の~」を思い出させる作品であった。耕作が警察に追われる身であることは途中から薄々感じられるが、観ていて何とかならないかとの思いでハラハラしっぱなしだった。何度観ても耕作が網走刑務所に向かう電車内でのラストシーンは涙なしでは観れない映画。

劇場公開日 1980年3月15日



>>遙かなる山の呼び声のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-は
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-19

ピエロがお前を嘲笑う

★★★★+(4.5)
wピエロがお前を嘲笑う
鑑賞No:02986
原題:Who Am I - No System Is Safe
製作:2014年/ドイツ/106分
監督:バラン・ボー・オダー
出演:トム・シリング/エリアス・ムバレク

並外れたコンピューターの才能を持つ青年ベンヤミンは、正体不明のハッカー集団「CLAY」からメンバーになるよう誘いを受ける。彼らはやがて危険な陰謀に巻き込まれ、警察からもマフィアからも追われる身となってしまう・・・・。

ドイツ製のサイバースリラー。冒頭、犯人と称する青年ベンヤミンが警察に出頭し、すべてを告白する代わりに自分の保護を要請するところからスタートする、興味深いはじまり。ベンヤミンは仲間3人とハッカー集団を結成し、ハッカーを繰り返すが、やがて大きな陰謀に巻き込まれるといった、展開としてはありふれたもの。ただ、この映画にはドンデン返しがある。最後にあっ!といわせる結末になっているが、丁寧にそのトリックを説明してくれるので、スッキリ見終わることができる。

劇場公開日 2015年9月12日



>>ピエロがお前を嘲笑うのキャスト一覧を見る

  1. 洋画-ひ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-17

八甲田山

★★★★+(4.5)
w八甲田山
鑑賞No:00331
製作:1977年/日本/169分
監督:森谷司郎
出演:高倉健/北大路欣也/丹波哲郎/三國連太郎

明治34年末、日露戦争を直前に陸軍は寒冷地教育の一環として冬の八甲田山雪中行軍を行うことにする。演習は、大部隊で自然を克服しようとする部隊と、少数精鋭で自然に逆らわずに進もうとする部隊の2つで行われるが・・・。

新田次郎の原作「八甲田山死の彷徨」の映画化。1902年(明治35年)に実際に起こった雪中行軍演習中の199名凍死事件が題材になっている。まず豪華なキャストに驚かされる作品。2つの隊を率いる大尉にそれぞれ高倉健、北大路欣也を演じる他、丹波哲郎、三國連太郎、加山雄三、小林桂樹、森田健作、緒形拳、島田正吾、大滝秀治などなど。また女優陣も栗原小巻、加賀まりこ、秋吉久美子と豪華。雪中行軍が始まってからは、ひたすら雪の恐ろしさを痛感し、極限状態における人間の生態をまざまざと見せつけられる。この作品は原作を読んだ後に鑑賞したが、原作で感じた悲惨さ・壮絶さを見事に映像化し観る者に伝えていると感じられた。冬山、そして雪と風の怖さを痛感させられた映画。なお、本作の撮影は実際に真冬の八甲田山で行われている。ロケは過酷を極め、このロケに耐えられず、俳優数名が脱走したという話が残っている。

劇場公開日 1977年6月18日



>>八甲田山のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-は
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-16

オオカミは嘘をつく

★★★+(3.5)
wオオカミは嘘をつく
鑑賞No:02985
原題:Big Bad Wolves
製作:2013年/イスラエル/110分
監督:アハロン・ケシャレス/ナボット・パプシャド
出演:リオル・アシュケナージ/ツァヒ・グラッド

イスラエルで少女誘拐事件が発生。刑事たちは強引な捜査で容疑者を拘束し、少女の居場所を吐かせるべく激しい尋問を開始する。やがて刑事たちの上司の命令により、容疑者は釈放。ところがその直後、誘拐された少女の惨殺死体が発見される。上司から担当を外され独自で捜査に乗り出した刑事は、再び容疑者を拘束。そこへ、娘の復讐を果たさんとする被害者の父親が現れる・・・・。

予備知識ゼロの状態で鑑賞。クエンティン・タランティーノが絶賛したとの触れ込みのバイオレンス・スリラー映画ということと、ふだんなかなか観れないイスラエル映画ということでかなりの期待を込めて鑑賞した。ストーリーは分かりやすかったが、登場人物があまりにも少ないため、どんな展開、どんなドンデン返しがあるか、期待していたが、途中までは思ったよりスローモーな進行と、+R18指定になる暴力シーンに目を覆いたくなる箇所が次々と出てくるので、ちょっと辟易した。ネタバレになるのでラストは書けないが、これが結末?とちょっと唖然とし、自分の解釈違いかと思って、ラストシーンを再度見る羽目になった。そもそもの凄惨な少女殺人事件による父親の怒り・悲しみを同期しながら観ていたが、この感情をどこにぶつけたらいいか、戸惑う結末だった。

劇場公開日 2014年11月22日



>>オオカミは嘘をつくのキャスト一覧を見る

  1. 洋画-お
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-15

白昼の死角

★★★★★(5.0)
w白昼の死角
鑑賞No:00330
製作:1979年/日本/154分
監督:村川透
出演:夏木勲/竜崎勝/中尾彬/岸田森/島田陽子

昭和二十三年、現役東大生たちによって設立された金融会社「太陽クラブ」はその信用度と金利の高さで急成長を遂げる。しかし代表の隅田が闇金融容疑で逮捕されたことから太陽クラブは崩壊する。その結果、隅田は焼身自殺し、同僚だった鶴岡七郎は法の盲点をついた完全犯罪をもくろむようになる・・・。

高木彬光の同名小説の映画化。戦後実在した東大出身者の集団・光クラブをモデルといている。映画そのものは必ずしも評価の高い作品とはいえない。しかしながら原作があまりにも面白く素晴らしいため、その欠陥を大いに補っている。とても2時間30分そこらで語れる原作ではないため、原作を読んで映画を観ると欲求不満が溜まるが、それでも面白い。鶴岡七郎が企てる完全犯罪は大きく3つ描かれる。手形犯罪の舞台としてホンの一瞬、架空の会社を作り上げたり、綿密な脚本・演出と心理戦で大金を騙し取ったり、果ては外国大使館を舞台に詐欺を働く・・・といった内容。でも実を言うと本当にオススメは映画ではなく、TVドラマの方が描き切れており面白く、何よりもいいのは原作を読むことです。なお、配役は意外と豪華です。

劇場公開日 1979年4月7日





>>白昼の死角のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-は
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-14

オールウェイズ

★★★★(4.0)
wオールウェイズ
鑑賞No:02984
原題:Always
製作:1989年/アメリカ/121分
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:リチャード・ドレイファス/ホリー・ハンター

無茶な飛行でいつも周囲をはらはらさせている森林火災の消火隊員ピートを恋人に持つドリンダは、誕生日にピートからドレスとハイヒールをプレゼントされた夜、消火飛行のパイロットになりたい、と言い出した。許さないピートに彼女は、友人のアルから聞かされていたパイロット養成学校の教官になるよう頼む。死と背中合わせの仕事を続けるピートを心配したドリンダの心を察した彼は、それを約束する。ところが非番の日に起きた山火事の出勤を命じられたピートは、ドリンダの制止も聞かず飛行機に乗り込み、エンジンに火のついたアルの飛行機を鎮火させようとして逆に爆死してしまうのだった・・・・。

43年製作の「ジョーと呼ばれた男」(日本未公開)のスピルバーグ監督によるrリメイク版。基本はラブ・ストーリーだが、殉職した森林火災消火隊員が、亡くなった後も幽霊(といっても誰も見えないが)になって恋人を見守り続けるというファンタジードラマでもある。本作は1990年日本公開の作品であるが、同じ年に日本公開された「ゴースト ニューヨークの幻」と展開/設定がかなり被っている内容である。ただ、切り口がちょっと違うので比較して観たらいいかと思う。本作の方は基本、悪い人は出てこず、愛にあふれていて、清々しい内容である。あと、特筆すべき点はやはりオードリー・ヘプバーンの出演。天使という意外な役どころだが、違和感を感じさせないところがさすが。ただ、残念ながら本作が遺作となった。

劇場公開日 1990年4月6日



>>オールウェイズのキャスト一覧を見る

  1. 洋画-お
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-13

バカヤロー!3 へんな奴ら

★★(2.0)
wバカヤロー!3 へんな奴ら
鑑賞No:00329
製作:1990年/日本/94分
監督:鹿島勤/長谷川康雄/黒田秀樹/山川直人
出演:平田満/清水美砂/中村雅俊/永瀬正敏

「こんな混んでどうするの」
家族で来ていた国道のドライブインで秀樹は用を足そうとするが、行列ができていたため諦めて車に乗り込む。だが、出発してすぐ、渋滞に会い、秀樹の頭の中はトイレのことでいっぱいになってしまうが、横を走る車にはイチャつくアベックがいたり、おかしな二人組の車に追い越されたりしてしまい・・・・。
「過ぎた甘えは許さない」
夜のショーパブでダンサーをやっているひかるは、両親と三人で平和に暮らしていた。そんなある日、離婚した姉のみどりが息子を連れて家に戻って来た。元々わがままに育てられたみどりはやはり家でもわがまま放題。“出戻り”ということを気にする両親はみどりにいいように丸め込まれ、ひかるにつらくあたり・・・。
「会社をナメるな」
就職情報誌の営業課長・中島は、次々と退職していく部下に頭を悩ませていた。家庭訪問による原因調査をするもはっきりしない。そこで彼は、社内での温泉旅行を決行する。宴会は盛り上がり、皆が一つにまとまったと喜ぶ中島。だが、翌朝会社に行ってみると部下達は揃って二日酔い。すっかりだらけきっていて・・・。
「クリスマスなんか大嫌い」
さびれた下町の大黒銀座商店街に住む若者達にとってクリスマスは店を手伝わなければならないという悲劇の運命があった。今年こそはオシャレにクリスマスを過ごそうとこっそり街を抜け出す若者達。だが、その中でたったひとり街に残る薬屋の息子・正は、商店街のイメージチェンジを画策していた・・・・。

シリーズ3作目。総指揮・脚本は「キッチン」の森田芳光。シリーズ3作目にもなってくると、マンネリ化というか、1作目のような新鮮さが薄れてきている。また、本来発するべく「バカヤロー」のタイミング(叫びどころ)もいかがなものか?といった作品もあり、基本から外れてきているような気がする。もっと日常的であるある的なシチュエーションを検討すべきではないか、と感じた。

劇場公開日 1990年10月20日

(予告編なし)

>>バカヤロー!3 へんな奴らのキャスト一覧を見る

  1. 邦画-は
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-12

羊とオオカミの恋と殺人

★★★(3.0)
w羊とオオカミの恋と殺人
鑑賞No:02983
製作:2019年/日本/103分
監督:朝倉加葉子
出演:杉野遥亮/福原遥/江野沢愛美/江口のりこ

大学受験に失敗し、絶望した毎日を送る黒須は、壁につけたフックで首吊り自殺を図るが失敗し、そのはずみで部屋の壁には穴があいてしまう。その穴からは隣に住む美人で清楚な宮市さんの生活が丸見えとなり、その日から穴をのぞくことが黒須の生きがいとなり、宮市に夢中になっていく。いつものように穴から宮市をのぞいていた黒須は、彼女が部屋で殺人行為をおこなっているのを目撃してしまう。目撃行為を見つかってしまった黒須は宮市に愛を告白し、2人は付き合うこととなる。2人の交際は順調に進み、黒須は幸せの絶頂にいた。しかし、宮市は黒須とのデート中も構わず殺人を犯していく・・・・。

部屋の壁に穴があいて、隣人の生活が丸見えになるという設定は昔からありがちな設定ながら、掴みとしては悪くない。問題はこの設定からの展開が問題だったが、隣人の見た目からは想像のつかない殺人行為を見てしまうという展開。これも実はよくあるパターンで、ミステリーに発展していくというもの。普通ならこのあと、殺人の謎を主人公が追っていくというパターンだろうが・・・・。本作は、このあとからが全く予想のつかなかった展開となっている。これ以上書くとネタばれになってしまうのでここまでにするとして、主人公は仕事にも就かず、生きる価値も見出せなくて自殺未遂まで起こすダメ男ながら、妙にモテる設定になっているのはチョット違和感あり。

劇場公開日 2019年11月29日



>>羊とオオカミの恋と殺人のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-ひ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-11

バカヤロー!2 幸せになりたい

★★(2.0)
バカヤロー!2 幸せになりたい
鑑賞No:00328
製作:1989年/日本/98分
監督:本田昌広/鈴木元/岩松了/成田裕介
出演:小林稔侍/堤真一/藤井郁弥/山田邦子

前年に公開されヒットしたオムニバス映画「バカヤロー! 私、怒ってます」の続編。本作も以下の4話で構成。
「パパの立場もわかれ」
旅行代理店社員の岡田良介は、お得意様の苦情処理係。日曜日もお詫びに回っている。家に帰れば妻の夏子と娘の亜矢子に「どこへも連れてってくれない」と文句を言われるが、ある日社員特典で南太平洋、ニューカレドニアの切符を3枚予約し、家族旅行の約束をしたが・・・・。
「こわいお客様がイヤだ」
梶木丸男は深夜のコンビニエンス・ストアでアルバイトしている。ある日可愛い女の子がやって来て、梶木は一目惚れするが、そのうち彼女を意識するあまり幻想をみるようになり・・・・。
「新しさについていけない」
郊外の建売り住宅に引っ越してきた新婚カップルの秋男とむら子。二人はユーミンのレコードをかけようとしたが針がないので買いに出かけた。しかし、CD時代の電気屋はなかなか針を売ってくれない。音のうるさい旧型の掃除機や洗濯機も買い替えたが、隣の電気に詳しい青年がいろいろ文句をつけてきて・・・・。
「女だけトシとるなんて」
26歳の理恵は結婚式で、自分より若そうな新婦の表情を感慨深げに見ていた。恋人は煮え切らず、理恵は東京の会社を辞めて故郷へ帰った。しかし、地元の会社は東京帰りを煙たがり、親は見合いを勧める。夫を交通事故で失した友達を見て再就職を決意するが、面接で年齢や結婚のことばかり問題にされ・・・・。

「パパの立場もわかれ」は同じサラリーマンとしてよくある話で、この当時は現在よりももっと酷かったはず。今の人の方が自由気ままに発言できるのでは? 「こわいお客様がイヤだ」は現実離れし過ぎていて、ついて行けなかった。 「新しさについていけない」は今でこそ納得。若い頃は私も知ったかぶりする側だったかもしれないが、今はまさに新婚カップル側。操作が分からない電化製品が増えた。気持ちがよく分かる1話。逆に「女だけトシとるなんて」は私は男性なので真には分からないと思うけど、今ほどセクハラなどうるさくなかった時代なので、女性にとってはつらい時代だったように思われる。是非はあるけど、この時代は今よりおおらかで自由で、懐かしい。なお、映画作品としては物足らない内容。(TVドラマレベル)

劇場公開日 1989年7月8日

(予告編なし)

>>バカヤロー!2 幸せになりたいのキャスト一覧を見る

  1. 邦画-は
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-10

バカヤロー!私、怒ってます

★★★(3.0)
wバカヤロー!私、怒ってます
鑑賞No:00327
製作:1988年/日本/99分
監督:渡辺えり子/中島哲也/原隆仁/堤幸彦
出演:相楽晴子/安田成美/大地康雄/小林薫

四話からなるオムニバス映画で、森田芳光が総指揮・脚本を務めた映画。
「食べてどこがいけないの?」
婚約した彼が実に神経質で、食事のマナーや体型など文句をつけてくる。そこで必死でダイエットを試みるが報われず・・・・。
「遠くてフラれるなんて」
自宅と会社が遠い上、父親が厳しいため恋人・大石守とのデートも終電で帰らなければならない佐恵。ある日彼のためにホテルを予約するが、時は遅く大石は別れ話を持ち出した・・・・。
「運転する身になれ!」
気の弱いタクシー運転手の益子は、毎晩酔っ払いなど嫌な客を乗せてストレスがたまっていた。ある晩美人ホステスを乗せてアパートまで送り届けたが、突然男が現われて・・・・。
「英語がなんだ!」
会社からシカゴ勤務を命じられた向坂は日夜英語の勉強に励んでいた。ある晩会社のパーティでグラマンというシカゴのVIPと知り合うが、彼は無類の女好きで嫌がるコンパニオンを口説いていたため・・・・。

初めて観たときは色んな意味で意外性があり面白いというよりも、こんな映画もありか!?と思った。短編オムニバスということで1話1話のストーリーに深みはないが、小市民が織りなす日常的な出来事の中で抑圧された怒りを「バカヤロー!」の一言で吹き飛ばすといった発想は面白い。四話の中では大地康雄が主演を演じた「運転する身にもなれ!」が一番面白く共感できた。

劇場公開日 1988年10月15日



>>バカヤロー!私、怒ってますのキャスト一覧を見る

  1. 邦画-は
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-09

壁男

★★+(2.5)
w壁男
鑑賞No:02982
製作:2006年/日本/98分
監督:早川渉
出演:堺雅人/小野真弓/山崎大昇/渡辺香奈子

TVの情報バラエティ番組でレポーターを務める響子の元に届いた匿名の手紙。それは、壁の中からいつもこちら側を見ているという“壁男”に関する投書だった。番組での紹介をきっかけに“壁男”の噂は日本中に広まっていく。響子の恋人のカメラマン仁科は“壁男”に異常なまでの興味を示すようになり・・・・。

カルト漫画家・諸星大二郎の同名短編の映画化。堺雅人主演の作品ということで期待して観始めるが、正直あまり面白くはなかった。タイトルが妙に興味を引くモノだったので、「何だろう?」と観ていたが、どうも最後まで壁男って結局何だったの?といった気分で終わった。その正体不明の壁男に対して、どんどんのめり込んでいく主人公の心理や行動も理解しがたい。「半沢直樹」で一躍メジャースターに登り詰めるが、この頃からの堺雅人の演技力は安定していて安心感がある。それだけに何故本作に出演したのかすら疑問に思える。有名人がほとんど配役されていない低予算映画のため、大きな期待をするのは酷かもしれないが、らしくない作風の作品出演だけに残念。

劇場公開日 2007年9月15日



>>壁男のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-か
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-08

HOUSE ハウス

★★+(2.5)
wHOUSE_ハウス
鑑賞No:00326
製作:1977年/日本/88分
監督:大林宣彦
出演:池上季実子/大場久美子/松原愛/神保美喜

中学生のオシャレは、イタリアから帰国した父親に新しい母を紹介され、ショックを受ける。そのショックを吹き飛ばすため、夏休みにオバチャマの羽臼邸に仲間たち6人と行くことにする。オバチャマもみんなを歓迎してくれ、都会育ちの7人にとってはオバチャマの家がある田舎の雰囲気は新鮮で大喜びするが、実はオバチャマは数年前に死んでいた・・・・。

「転校生」「時をかける少女」などの尾道3部作で有名な大林宣彦監督の初監督作品。ホラー映画だが、ファンタジックさのある映像が大林監督らしさがにじみでているともいえるが、人を食べる屋敷と化した妖怪が少女たちを次々と食べていくという、コミカルながら残酷な内容。ストーリーや映像はもう何でもアリの世界で、ハチャメチャといえなくもないが、サービス精神も多分に窺える。映画としての品位や品質は必ずしも高いとはいえないが、なぜか印象に残る映画でした。(そこがカルト映画たる所以でしょうか・・・?)

劇場公開日 1977年7月30日



>>HOUSE ハウスのキャスト一覧を見る

  1. 邦画-は
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-07

ねらわれた学園

★★★(3.0)
wねらわれた学園
鑑賞No:00325
製作:1981年/日本/90分
監督:大林宣彦
出演:薬師丸ひろ子/高柳良一/三浦浩一/峰岸徹

高校2年生の三田村由香は、自分が超能力を持っていることに気づく。そんな中、由香のクラスに高見沢みちるという少女が転入してくる。みちるは怪しい力を使って生徒会長の座につき、自分の思うままに学園を支配していく。やがて由香は、すべての元凶が謎の少年・魔王子率いる「英光塾」にあることを突き止め・・・・。

眉村卓の同名SFベストセラー小説の映画化。薬師丸ひろ子を一躍青春映画の大スターにした作品「セーラー服と機関銃」の約半年前に公開された作品。この作品ですでに人気スターになる予感を感じさせる可愛らしさをスクリーン一杯に醸し出していた。ただ、作品自体は原作の面白さがあまり出ておらず、薬師丸ひろ子ありきの作品になっている。

劇場公開日 1981年7月11日



>>ねらわれた学園のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-ね
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-06

人間の証明

★★★★(4.0)
w人間の証明
鑑賞No:00324
製作:1977年/日本/132分
監督:佐藤純彌
出演:岡田茉莉子/松田優作/岩城滉一/鶴田浩二

ひとりの黒人青年が「キスミーに行く」という言葉を残してスラム街をあとにし、東京の超高層ホテルのエレベータの中で「ストウハ・・・」という言葉を残して死んだ。棟居刑事とベテラン刑事の横渡はこの事件の担当となり、捜査を始める。同じ夜、ホステスのひき逃げ事件が発生するが、この2つの事件が次第に絡み合ってくる・・・。

「犬神家の一族」に続く角川映画第2弾。当時大ブームだった森村誠一の同名小説の映画化である。特に森村誠一の手法の一つに、複数のストーリーを一見何の関わりもないかの如く並行して描きながら、次第に関係しあっていく、というのがある。本作はまさにその手法の代表的なもので、並行して進むストーリーがそれぞれ終盤に向けての伏線となっている。若くして亡くなった松田優作の好演も光る。

劇場公開日 1977年10月8日



>>人間の証明のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-に
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-05

日本のいちばん長い日

★★★+(3.5)
w日本のいちばん長い日(1967)
鑑賞No:00323
製作:1967年/日本/157分
監督:岡本喜八
出演:三船敏郎/山村聡/宮口精二/笠智衆

1945年7月、日本の無条件降伏を求めるポツダム宣言を傍受した日本は、それを受け入れるかどうか連日閣議を開くが、なかなか結論が出なかった。そのうち、広島、長崎に原爆が投下され、ついに8月14日、緊急の御前会議で天皇は終戦を決意される。そしてポツダム宣言受諾に向けた準備が始まるが、終戦に反対する青年将校たちによってクーデター計画が練られていた・・・・。

今見ると凄すぎるほどのそうそうたるキャストにまず驚かされる。そして今では終戦記念日という名前でしかない1945年8月15日を迎えるまでの1日がこんなに深く、タイトルの通り長い日だったかを改めて感じざるを得ない映画である。終戦前夜の裏舞台で起こった事実を事実として残そうとした関係者の意気込みがヒシヒシと伝わって来る映画で、息を飲む緊迫感は尋常ではない。

劇場公開日 1967年8月3日



>>日本のいちばん長い日のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-に
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-04

日本沈没

★★★★+(4.5)
w日本沈没(1973年)
鑑賞No:00322
英題:Tidal Wave
製作:1973年/日本/144分
監督:森谷司郎
出演:藤岡弘/いしだあゆみ/小林桂樹/滝田裕介

潜水艇の操縦者・小野寺と物理学者の田所博士らは海底調査の結果、日本海溝の異変を検知する。やがて、各地の休火山が噴火し始めたことから、博士たちは政府と共に、国民を最終的に国外へ脱出させる“D計画”を始動し、さらなる海底調査を敢行。その結果、日本列島は遅かれ早かれ海底に沈む、という恐るべき推測に到達するのだった。そして、いよいよ大地震も発生したことにより二次災害が人々を襲い、日本中がパニック状態に陥っていく・・・・。

私の記憶が確かだと、本作が子供の頃に初めて映画館で観た実写映画だったと思う。SF作家・小松左京のベストセラー小説の映画化で、大ヒットした作品だったようなきがする。それほど、奇想天外だが、子供ながらに納得させられた日本沈没の理論的根拠に恐怖を感じたのを覚えている。今のようなCG技術がない頃の作品なので、今観ると迫力には少し欠けるが、科学的根拠に基づいた自然災害を描いているので、子供の頃に感じたあの恐怖感が呼び戻されるような気がした。

劇場公開日 1973年12月29日



>>日本沈没のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-に
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-03

二百三高地

★★★★★(5.0)
w二百三高地
鑑賞No:00321
製作:1980年/日本/181分
監督:舛田利雄
出演:仲代達矢/あおい輝彦/新沼謙治/丹波哲郎

日露戦争の戦況が次第に悪化する中、金沢の小学校教師・小賀は出征することとなる。彼の部隊には豆腐屋の九市やヤクザの牛若、梅谷、吉川らがいた。一方、旅順陥落のため陸軍に新たに編成された第三軍の司令官に乃木希典が就任、二百三高地を巡る死闘が始まる・・・。

日露戦争最大の激戦地である旅順の二百三高地の攻防戦を描いた戦争スペクタル。色々な戦争映画は観てきたが、やはり人間を人間とも思わない戦争の醜悪さを目の当たりに見せつけらる映画である。どんなに攻撃されようが、屍が積み重なろうが、前へ前へ進もうとする兵士たちを見ていると涙が出てくる。国家のエゴのために犠牲となりながらも、「美しい日本」のため、そして守るべき人のため、尊い命を捧げた人々に哀悼の意を表したい。そしてできるだけ多くの人にこの映画を観てもらって、愚かな戦争を二度と起こさないような世の中にして欲しい。そんな気持ちにさせる作品だった。さだまさしの「防人の詩」の歌詞は少々疑問だが、メロディはとても映画にマッチしており効果的だった。

劇場公開日 1980年8月2日



>>二百三高地のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-に
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-02

226

★★★(3.0)
w226.jpg
鑑賞No:00320
英題:The Four Days of Snow and Blood
製作:1989年/日本/114分
監督:五社英雄
出演:萩原健一/三浦友和/竹中直人/本木雅弘

昭和11年2月26日。昭和維新を掲げた陸軍の青年将校たちは、1500人にも及ぶ決起部隊を率いてクーデターを起こした。彼らは雪の降る中、岡田首相、高橋蔵相、斎藤内大臣、鈴木侍従長などを襲撃。翌27日に戒厳令が施行され、決起部隊は原隊への復帰命令を受けた。原隊からの食糧提供も止められ、将校たちは自分の家族や恋人のことを思い返す・・・・。

二・二六事件の発生から終結までの四日間を描いた五社英雄監督作品。オールスター・キャストと銘打っているが、確かにキャストは凄い。割と最近亡くなった渡瀬恒彦・松方弘樹・梅宮辰夫・八千草薫などを始め、萩原健一・三浦友和・竹中直人・本木雅弘などの主役級スターや高峰三枝子・丹波哲郎・ 仲代達矢・田村高廣といった大御所スターまで出演している。が、その割に内容が超豪華とは言いがたい。二・二六事件四日間を描くという触れ込みだから間違ってはいないのだが、いきなり事件が始まり、どうしてこの事件が起こったのか、その理由や背景がまったく示されない。もう少し、事件の本質に迫れるかと思ったが、ちょっと期待外れだった。

劇場公開日 1989年6月17日



>>226のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-に
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-06-01

キングダム

★★★★+(4.5)
wキングダム
鑑賞No:02956
製作:2019年/日本/134分
監督:佐藤信介
出演:山﨑賢人/吉沢亮/長澤まさみ/橋本環奈

紀元前245年、春秋戦国時代の中華西方の秦の国。戦災孤児の少年・信と漂は天下の大将軍になることを目標に掲げ、日々の剣術の鍛錬に励んでいた。しかし、王都の大臣・昌文に召し上げられた漂が王宮へ入り、信と漂はそれぞれ別の道を歩むこととなる。そんなある日、王宮でクーデターが勃発。傷を負った漂はなんとか信のいる納屋へ辿り着くが、地図と剣を信に託し、命を落とす。地図に記されていた小屋へ向かった信は、そこで漂そっくりの男と出会う・・・・。

原泰久のベストセラー漫画の実写映画化。中国春秋戦国時代を舞台にした、虚実入り混ざった歴史劇。主人公・信が助けるえい政は最初に中国統一を果たした、後の秦の始皇帝。他にも実在の歴史上の人物は多く登場する。作品としては、史実を踏まえたオリジナル歴史劇で、日本人キャストによる中国風ロード・オブ・ザ・リング的印象といった感じ。大将軍になる夢を求める信の活躍はもちろんだが、主人公だけの活躍にとどめず、吉沢亮演じるえい政、長澤まさみ演じる楊端和などの他、昌文君の部下や山の民の兵士の中にも男気を感じさせるシーンが多くある。まらにチームワークの勝利といったところ。ただ、一番美味しいところを最後に持って行ったのは大沢たかお演じる王騎だったが・・・。

(2020年5月29日再鑑賞)

劇場公開日 2019年4月19日



>>キングダムのキャスト一覧を見る

  1. 邦画-き
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-05-31

シックス・センス

★★★★(4.0)
wシックス・センス
鑑賞No:00882
原題:The Sixth Sense
製作:1999年/アメリカ/107分
監督:M・ナイト・シャマラン
出演:ブルース・ウィリス/ハーレイ・ジョエル・オスメント

高名な精神科医のマルコムは、かつて担当していた患者の凶弾に倒れてしまう。リハビリを果たした彼は、複雑な症状を抱えた少年・コールの治療に取り掛かる事に。コールは常人には無い特殊な“第6感”(死者を見る事ができる能力)を持っていた。コールを治療しながら、彼によって自らの心も癒されていくマルコム。そして彼には予想もつかない真実が待ち受けていた・・・・。

ドンデン返し映画で常にトップクラスにランキングされる映画。確かに初見では「あっ!」と言わされた。叙述トリックという、騙しテクニックの中でも映画では難しいトリックを使ったラストのドンデン返しも良かったが、このドンデン返しを成立させるために張った伏線、伏線を不自然に感じさせない出演者たちの見事な演技も良かった。この映画を成功させ、大きな話題となり、新鋭監督M.ナイト・シャマランを一躍有名にした本作は単なる恐怖映画ではなく、主人公と少年の心の交流から生まれた勇気を持った少年の行動にも心打たれる。

(2020年5月28日再鑑賞)

劇場公開日 1999年10月30日



>>シックス・センスのキャスト一覧を見る

  1. 洋画-し
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-05-30

めまい

★★★★(4.0)
wめまい
鑑賞No:00367
原題:Vertigo
製作:1958年/アメリカ/128分
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ジェームズ・スチュアート/キム・ノバク

犯人追跡中に同僚を墜落死させた元刑事のジョン。その事件以来、ジョンは高所恐怖症になっていた。ある日、友人から妻の監視を依頼されたジョンは、尾行中に彼女が教会の鐘楼から飛び降りようとした際にめまいに襲われ、彼女を見殺しにしてしまう。しばらくしてジョンは街中で彼女そっくりの女性を見かけるが・・・。

主人公同様、私も高所恐怖症のため、いわゆる有名な「めまいショット」は非常に恐怖感あるシーンと感じられた。ヒッチコックの代表作の一つに挙げられているが、ラブロマンスの要素が強いこととストーリーの分かりにくさから、ヒッチコック作品としてはやや一線を画したい作品。

(2020年5月24日再鑑賞)

劇場公開日 2014年1月25日



>>めまいのキャスト一覧を見る

  1. 洋画-め
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-05-29

波の数だけ抱きしめて

★★★(3.0)
w波の数だけ抱きしめて
鑑賞No:00319
製作:1991年/日本/104分
監督:馬場康夫
出演:中山美穂/織田裕二/別所哲也/松下由樹

1992年5月、大学4年の真理子、小杉、芹沢、裕子の4人は無線マニアの芹沢の提案で、湘南にある真理子のバイト先のサーフショップにミニFM局を開設する。DJを務める真理子は親の強制で間もなくロスに留学の予定だったが、彼女に思いを寄せる小杉はなかなか自分の気持ちを伝えられずにいた。そんな矢先、広告代理店に勤める吉岡という男が現れ、彼も真理子に思いを寄せるようになる・・・。

1982年の湘南を舞台に、ミニFM局の運営にかける若者たちを描くホイチョイプロ製作第3弾。ホイチョイプロの前作「私をスキーに連れてって」「彼女が水着にきがえたら」がなかなか面白かった分、本作はイマイチ感が否めない。1作、2作はともにハッピーエンドで終わるが、本作は切ない終わり方。また、1作と2作のイイとこ取りをしようとしたのか、舞台は2作と同じ海、音楽は1作と同じユーミン、主演は2作とおなじ織田裕二となっているが、かえって1作、2作と差別化できない特徴の薄れた作品となっている。冒頭が9年後の真理子の結婚式というのも、最初に結末を見せられたようで夢がなく、ちょっと残念だった。ちなみに、中山美穂が演じた真理子は、2作で原田知世が演じた真理子と同名。ただし、設定から見ると同一人物ではなさそう。ただ、「彼女が~」のパンフによると、原田が演じた1作の優と2作の真理子は同一人物だとか。スキーで三上博史演じる矢野と結ばれた優だが、春を待たずに破局(破局の原因は矢野が南アフリカ共和国に左遷されたため)、その後数人の男性と付き合うもうまくいかず、姓名判断の結果、真理子と改名したことになっている。2作は改名後の優を描いていいるのだ。なお、別所哲也が演じていた吉岡の名は、2作で織田裕二が演じている名前でもある。

劇場公開日 1991年8月31日



>>波の数だけ抱きしめてのキャスト一覧を見る

  1. 邦画-な
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-05-28

AI崩壊

★★★★+(4.5)
wAI崩壊
鑑賞No:02981
製作:2020年/日本/131分
監督:入江悠
出演:大沢たかお/賀来賢人/広瀬アリス/岩田剛典

2030年、天才科学者の桐生浩介が亡き妻のために開発した医療AI「のぞみ」は、年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴といった全国民の個人情報と健康を管理していた。いまや社会インフラとして欠かせない存在となった「のぞみ」だったが、ある時突然、暴走を開始。AIが生きる価値のない人間を選別して殺戮するという、恐るべき事態が巻き起こる。警察庁の天才捜査官・桜庭は、AIを暴走させたのは開発者である桐生と断定。身に覚えのない桐生は逃亡を開始する。桐生は「のぞみ」を管理するHOPE社の代表で、義弟でもある西村悟とひそかに連絡を取りながら、なんとか事態の収拾を目指すが・・・・。

『22年目の告白-私が殺人犯です-』の入江悠監督が、大沢たかおを主演に迎えて贈る近未来サスペンス・アクション。息をもつかせぬ逃走劇に手に汗を握った。実際にこのようなAIによる近未来社会がくることは近からずも遠からずと思われ、より便利な社会になることの代償としてのリスクの大きさに恐怖を覚えた。AI暴走による、制御不能で容赦ない人への攻撃は熾烈で、そのため人の優しさをより感じられるストーリーになっている。その証拠に、犯人以外は基本悪い人は出てこない。主人公の弟は最初から怪しいヤツとみて鑑賞していたが、結局、兄思いのいいヤツだったし、HOPE社の社員や刑事たちも基本イイ人。海に飛び込んだ主人公を救助した仙台の漁師の人情味溢れる行為には涙が出てくる。それにしても、AIの発達に比べ、警察特殊部隊の稚拙はいかがなものか。素人市民一人に対して、あれだけ情報管理把握していながら何度も取り逃がすシーンがあるのは、ストーリー進行上やむを得ないが、何ともリアル感がないシーンである。

劇場公開日 2020年1月31日



>>AI崩壊のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-え
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-05-27

敦煌

★★★★(4.0)
w敦煌
鑑賞No:00318
製作:1988年/日本/143分
監督:佐藤純彌
出演:西田敏行/佐藤浩市/中川安奈/新藤栄作

科挙を目指す青年・趙行徳は未知の国・西夏の文化に興味を持ち、現地へと旅立った。そしてその道中、西夏の漢人部隊を率いる朱王礼に徴用され、書記として同行することに。またやがて、ウイグルの王女ツルピアと出会い、互いに惹かれ合っていく。しかしある時、西夏の皇帝・李元昊に留学を命じられた趙行徳は、ツルピアとしばし離ればなれとなってしまう。こうして数年後、ようやく留学先から戻ってきた趙行徳。ところが、彼の恋人だったツルピアは李に政略的に娶られようとしていた。すると婚礼の当日、ツルピアがある行動に出るのだが・・・・。

バブルな時代に大金をかけて広大な中国で壮大な歴史ロマン映画を撮りたかった?と思われる作品。製作費も当時のお金で45億円かけていたというから驚き。だが、製作サイドが期待したほどの盛り上がりには欠ける作品に終わってしまった感のある映画。舞台は中国だが、登場人物はみな日本人俳優、しかも日本語で話しているので、中国感はゼロに近い。役者はみな有名だがまだ若く、懐かしさだけが感じられる。

劇場公開日 1988年6月25日



>>敦煌のキャスト一覧を見る

  1. 邦画-と
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2020-05-26

時計 Adieul' Hiver

★★★(3.0)
w時計
鑑賞No:00317
製作:1986年/日本/116分
監督:倉本聰
出演:中嶋朋子/いしだあゆみ/永島敏行/室田日出男

1982年。早見夕子は9歳、グルノーブルオリンピックで知り合ったフィギュアスケートの選手・令子とアイスホッケーの選手だった二郎の間に生まれたが、二人は五年前に別れ今はスケートセンターでコーチをしている令子と二人で暮らしていた。二郎はアイスホッケーの極東製紙チームの監督をしており、夕子はそんな父の写真をロケットに入れて大切にしていた。夕子をスケートの世界に誘ったのも、父への思いだったかもしれない。ある日突然、夕子にスケート映画の主役の話がくるのだが・・・・。

主人公のスケーター・夕子の5年間の成長を描いた作品だが、夕子を演じた中嶋朋子の成長に合わせて5年かけて撮影している。そのため映像的なリアル感が伝わってくる作品。惜しむらくは、フィギュアスケートが今ほど脚光を浴びているスポーツではなかったため、本作も世間的に広く認知されるに至っていないことだが、改めて観るとさすが倉本聰作品だけあって感動する作品だ。

劇場公開日 1986年10月10日



>>時計 Adieul' Hiverのキャスト一覧を見る

  1. 邦画-と
  2. TB(0)
  3. CM(0)