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2020-05-06

戦国自衛隊

★★★★(4.0)
w戦国自衛隊
鑑賞No:00306
製作:1979年/日本/139分
監督:斎藤光正
出演:千葉真一/中康治/江藤潤/速水亮

伊庭三尉率いる自衛隊一個小隊は演習地に向かう途中の海岸で、奇妙な閃光に包まれる。気がつくとそこは400年前の戦国時代だった。伊庭たちは戦車、ヘリコプター、装甲車などの近代兵器もろともタイムスリップしてしまったのだ。そんな彼らの前に、武田信玄と戦うために川中島へ向かっていた戦国武将・長尾景虎が現れた。景虎は伊庭たちの持つ兵器と装備に興味を示し、友好関係を結ぼうとするが・・・・。

半村良のSF同名小説の映画化。タイムトラベルものはいろいろあるが、自衛隊一個小隊が戦国時代にタイムスリップするという奇想天外さはすごい設定。原作は素晴らしい。ただ、原作の素晴らしさをそのまま映像化出来ているかといえば、そこは疑問符。個人的には物足りなさを感じざるを得なかった。時代は戦国時代とはいえ、現代の兵器を持ち込んだ戦争なので、戦争に対する何らかのメッセージと、ハッピーエンドとは行かなくても納得のいくエンディングが欲しかった。

劇場公開日 1979年12月5日



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2020-03-26

あゝ野麦峠

★★★★(4.0)
wあゝ野麦峠
鑑賞No:00275
製作:1979年/日本/154分
監督:山本薩夫
出演:大竹しのぶ/原田美枝子/友里千賀子/古手川祐子

明治36年、飛騨から野麦峠を越えて信州諏訪に向う少女たちの集団があった。少女たちはわずかな契約金で女工として製糸工場で働くために連れてこられていたのだ。河合村のみね、はな、きく、ときもこの一行の中におり、新工として山安足立組で働くことになっていた・・・。

明治から昭和初期にかけて、長野県の製糸工場で低賃金と長時間労働を強いられた女工たちの悲惨な現実を描いた作品。「クワイエットルームにようこそ」や「黒い家」などで見せた大竹しのぶの、一種狂気じみた役柄とは180度違う、初々しい演技がまぶしくすら感じる作品でもある。また、原作の山本茂実が10数年かけて取材しただけあって、女工たちの悲惨な実情が見事に浮き彫りにされている。そんな悲惨な実情の中で、時には励ましあい、時には対立しながらも、それぞれ力強く、たくましく生きる女性のすごさには驚かされる。(近代日本の飛躍的進歩の裏には女性の力が大であったことを改めて感じさせられた)
それにしても、やはり悲しく哀れな彼女たちの青春には涙せずに入られない。

劇場公開日 1979年6月30日



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2019-10-17

テン

★★★(3.0)
wテン
鑑賞No:00150
原題:10
製作:1979年/アメリカ/122分
監督:ブレイク・エドワーズ
出演:ダドリー・ムーア/ジュリー・アンドリュース

ジョージは町へ出るといつも、若い女の胸のふくらみやお尻のでっぱりに絶えまない視線を走らせていた。そして上から下までじっくりと観察した後、採点をする。彼の採点は辛口だった。あのミロのヴィーナスでさえも彼に言わせれば、かろうじて7点。そんな彼がある日、信号待ちの交差点でなんと10点満点の美女に出会ってしまう。興奮した彼は、彼女の跡をつけるが・・・・。

今なら完全にストーカーと言える中年おやじが主役のラブ・コメディ映画。半分犯罪者のような行為も、主役のダドリー・ムーアの子供じみた無邪気さについ笑みがこぼれる。その可笑しさは子供にも見せたいが、残念ながら露出シーンが満載でふさわしくない、大人の映画でもある。10点満点をつけられた美女は確かに美女ではあるが、10点満点と言う完全無欠な美女とは言い難い感じがイマイチ消化不良だった作品。

劇場公開日 1980年3月1日



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2019-09-07

スター・トレック

★★★(3.0)
wスター・トレック
鑑賞No:00117
原題:Star Trek
製作:1979年/アメリカ/132分
監督:ロバート・ワイズ
出演:ウィリアム・シャトナー/レナード・ニモイ

時は23世紀。帝国の領域内をパトロールしていた3隻の強力なクリンゴン帝国戦艦が雲状のエイリアンに襲われ破壊された。その通信を受けたサンフランシスコのスター・フリート司令本部では、地球に向かっているエイリアン迎撃の命令を、最新最強のスター・シップ“エンタープライズ号”に下した・・・・。

「スター・トレック」はアメリカで1966年から放送が始まったテレビドラマで、6本のテレビシリーズと13本の劇場用映画が製作されており、本作は劇場用映画の第1作。SF映画はもちろん嫌いではないが、どうも本作を観た印象はいかにもアメリカ的で、日本で言うなら時代劇のような感じ。あまりにもアメリカナイズされている感があり、本作を観ただけでもう満腹、以降のシリーズ作品にはあまり興味が持てなかった。キャストも主人公にはあまり印象が残って無くて、むしろ強烈な印象が残ったのはあの耳の先がとがったレナード・ニモイ演じるスポックぐらい。以後、再び「スター・トレック」と出会うのは2009年製作の新シリーズの「スター・トレック」。こちらはキャストも一新され、かなり幅広い人が見ても楽しめる作品となっていた。

劇場公開日 1980年7月12日



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2019-09-07

白昼の死角

★★★★★(5.0)
w白昼の死角
鑑賞No:00330
製作:1979年/日本/154分
監督:村川透
出演:夏木勲/竜崎勝/中尾彬/岸田森/島田陽子

昭和二十三年、現役東大生たちによって設立された金融会社「太陽クラブ」はその信用度と金利の高さで急成長を遂げる。しかし代表の隅田が闇金融容疑で逮捕されたことから太陽クラブは崩壊する。その結果、隅田は焼身自殺し、同僚だった鶴岡七郎は法の盲点をついた完全犯罪をもくろむようになる・・・。

高木彬光の同名小説の映画化。戦後実在した東大出身者の集団・光クラブをモデルといている。映画そのものは必ずしも評価の高い作品とはいえない。しかしながら原作があまりにも面白く素晴らしいため、その欠陥を大いに補っている。とても2時間30分そこらで語れる原作ではないため、原作を読んで映画を観ると欲求不満が溜まるが、それでも面白い。鶴岡七郎が企てる完全犯罪は大きく3つ描かれる。手形犯罪の舞台としてホンの一瞬、架空の会社を作り上げたり、綿密な脚本・演出と心理戦で大金を騙し取ったり、果ては外国大使館を舞台に詐欺を働く・・・といった内容。でも実を言うと本当にオススメは映画ではなく、TVドラマの方が描き切れており面白く、何よりもいいのは原作を読むことです。なお、配役は意外と豪華です。

劇場公開日 1979年4月7日





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2019-04-09

エイリアン

★★★★+(4.5)
wエイリアン
鑑賞No:00034
原題:Alien
製作:1979年/アメリカ/116分
監督:リドリー・スコット
出演:トム・スケリット/シガニー・ウィーバー

男女7名の宇宙飛行士が乗る宇宙船ノストロモ号は地球に帰還中、他の宇宙船からのSOSを傍受する。救出に向ってたどり着いた惑星には人影はなかったが、床一面に転がっている卵状の物体を発見する。一人がその1個を覗き込んだとき、突然とびだした生物に顔をふさがれてしまう。宇宙船に連れ戻してその生物を顔から剥がすことはできたが、その生物は姿を消してしまう・・・。

宇宙飛行士とエイリアン(異星人)との闘いを描くSFサスペンス。宇宙船という閉鎖空間の中に、恐るべき未知の生物が潜んでいるというだけで恐怖心を煽るのだが、当時では奇抜ともいえるエイリアンのデザインと、弱点を見出せない完全体生物ということがより恐怖感を増長した。最後の最後まで緊迫感のある映画で、見ごたえは十分だった。

劇場公開日 1979年7月21日



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2019-03-12

1941

★★(2.0)
w1941.jpg
鑑賞No:00021
原題:1941
製作:1979年/アメリカ/118分
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ジョン・ベルーシ/ダン・エイクロイド

パール・ハーバー攻撃直後の1941年12月13日、カリフォルニアの海岸に大日本帝国の潜水艦が出現する。そしてただの田舎町を、目標のハリウッドと勘違いした潜水艦の艦長は、その町の攻撃を決定する。一方、町の住民たちは大混乱に陥り・・・・。

スピルバーグ監督としては初期の頃の作品だが、興行的には大失敗だったというのもある意味うなずける作品。ジョン・ベルーシが出演している段階でハチャメチャな映画になるのは分かるが、出演陣を見ると意外と豪華で、あまり笑えないドタバタコメディに留まったのは残念。日本軍の潜水艦艦長役に三船敏郎が出演しているが、なぜこの作品に出演したのか最後まで不思議だった。

劇場公開日 1980年3月8日



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2019-02-28

アルカトラズからの脱出

★★★★(4.0)
wアルカトラズからの脱出
鑑賞No:00017
原題:Escape from Alcatraz
製作:1979年/アメリカ/112分
監督:ドン・シーゲル
出演:クリント・イーストウッド/パトリック・マクグーハン

フランク・モーリスはかつてアメリカ各州の刑務所で脱走を試みた結果、脱走不可能といわれるアルカトラズ刑務所に護送される。冷酷な所長の厳重な監視の下、モーリスは信用できる仲間を集めていく。そして、爪切りやスプーンを使って穴を掘り、脱走するという地道な準備を進めていく・・・。

脱走不可能といわれたアルカトラズ刑務所からの脱走に成功した男たちの実話を基にした映画。脱獄に賭けた男の執念を緻密に描いた作品。地味ながら地道に脱走計画を実施していく中で見舞われる障害にハラハラさせられる。また、個性豊かな囚人たちもよく描かれている。刑務所からの脱走は成功するが、結局どうなったのか?公式には死亡だが遺体は未発見ということになっているらしいが・・・。いずれにせよ、成功の有無ではなく、不可能なことに向って挑戦する姿勢が共感を呼ぶのだと思う。(脱走という犯罪には疑問はあるものの)ラストの、脱走を隠蔽するために使った首人形を映したシーンは特に印象的だった。なお、アルカトラズ刑務所はこの脱獄事件直後に閉鎖されている。今では観光地となったアルカトラズで実際に使われた首人形が展示されているらしい。

劇場公開日 1979年12月22日



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2019-02-12

悪魔の棲む家

★★+(2.5)
w悪魔の棲む家
鑑賞No:00009
原題:The Amityville Horror
製作:1979年/アメリカ/118分
監督:スチュアート・ローゼンバーグ
出演:ジェームズ・ブローリン/マーゴット・キッダー

ジョージとキャサリーンの夫婦は3人の子供と共にニューヨーク郊外のアミティヴィルにある屋敷に引っ越して来た。この屋敷は破格の安さだったが、引っ越してすぐ異様な出来事が起こるようになる。この屋敷を訪れた神父もこの異様さにただならぬものを感じていたがどうしようもなかった。やがてジョージの行動がおかしくなり始め、キャサリーンは神父に助けを求めるが、神父も見えざる力で生ける屍となっていた・・・。

ニューヨーク郊外の一軒の屋敷を舞台に、そこで起こる超常現象に遭遇する一家の恐怖を描く。本作は実際に起こった事件をモデルにしているということで話題になった作品。実際、舞台となった屋敷で一家惨殺事件が起こっており、その屋敷にラッツ一家が引っ越してきて最後に結末に至る点は事実のようであるが、それ以外は事実と異なる点も多いよう。映画自体は「シャイニング」を思わせる内容で、実在事件の映画化というよりもホラー色の強い映画。本作は以後6作も続編が製作されており、2005年にはリメイク版も製作されている。

劇場公開日 1980年3月29日



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2015-07-19

クレイマー、クレイマー

★★★★
クレイマークレイマー
鑑賞No:00946
原題:Kramer vs. Kramer
製作:1979年/アメリカ/105分
監督:ロバート・ベントン
出演:ダスティン・ホフマン/メリル・ストリープ

結婚8年にして仕事一筋のテッドに愛想を尽かし、自分を取り戻すために妻のジョアンナは7歳の息子ビリーを残して家を出る。最初は冗談だと思っていたテッドも翌日事の重大さを知り、その日から息子ビリーとの2人の生活が始まる・・・。

第52回アカデミー作品賞ほか計5部門を受賞したハートウォームドラマ。女性の自立心と父親の子育てを描いた秀作。仕事一筋だったテッドが妻との別離をきっかけに子供のことを思い、子供のために仕事を失っても子供との関係を維持しようとする姿は感動もの。テッドが朝食のフレンチトーストを作るシーンは本作を象徴する有名なシーンで特に印象深い。子供の親権を裁判で争うことになるが、ラストは感動的。離婚件数の増える昨今、考えさせられる映画である。

劇場公開日 1980年4月5日


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2015-03-08

蘇える金狼

★★★★+
蘇える金狼
鑑賞No:00349
製作:1979年/日本/131分
監督:村川透
出演:松田優作/風吹ジュン/佐藤慶/成田三樹夫

朝倉哲也は、昼間は平凡なサラリーマンを装っているが、夜はボクシングジムに通いながら体を鍛え、自らが勤める東和油脂の乗っ取りを企んでいる。彼は3億円事件を真似て銀行から1億円の強奪に成功するが、その紙幣の番号は控えられていて・・・。

大藪春彦原作の同名小説を村川透・松田優作のコンビで映画化したハードボイルド作品。松田優作の本領を発揮させたハードボイルド映画の傑作。同様の作品に「野獣死すべし」があり、こちらも面白い。ラストの意味不明な一言が印象的。



  1. 邦画-よ

2014-11-02

復讐するは我にあり

★★★★+
復讐するは我にあり
鑑賞No:00335
製作:1979年/日本/140分
監督:今村昌平
出演:緒形拳/三國連太郎/ミヤコ蝶々/倍賞美津子

タバコ集金人の柴田種次郎、馬場大八の惨殺死体が発見され、現金41万円余が奪われていた。かつてタバコ配給に従事した運転手榎津厳が容疑者として浮かぶが、数日後、宇高連絡船甲板に遺書等自殺の痕跡を残して消えた。その後、浜松に現れた榎津は、行きずりで知り合った弁護士を殺し、その弁護士になりすます・・・・。

実際に起きた連続殺人事件を題材にした映画。専売公社職員を強盗目的で惨殺した榎津巌の78日間の逃走劇を描く。逃走中も弁護士などに変装して詐欺を繰り返しながら、さらに殺人を犯していく。史上最大の重要指名手配をかいくぐって逃亡を続けるが、最後は子供に見破られて・・・・。緒形拳の鬼気迫る演技も見もの。原作は佐木隆三の同名小説だが、原作も一読の価値あり。
  1. 邦画-ふ