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2020-07-27

私をスキーに連れてって

★★★★(4.0)
w私をスキーに連れてって
鑑賞No:00351
製作:1987年/日本/98分
監督:馬場康夫
出演:原田知世/三上博史/原田貴和子/沖田浩之

矢野文男はある商社に勤める26歳のサラリーマン。仕事ぶりも恋もいまひとつパッとしない都会人だが、スキーはプロ級の腕前だった。クリスマス、奥志賀のスキーツアーで矢野はOLの池上優と知り合い、一目ぼれ。矢野の高校時代からのスキー仲間、正明、真理子、和彦、ヒロコの四人もなんとか二人をくっつけようとするが・・・・。

ホイチョイプロダクションの馬場康夫が監督したラブ・ストーリー。スキー場を舞台にした若者たちの恋物語だが、ホイチョイプロならではのモノやテクニックへの懲りようが見もの。ストーリー自体は単純だが、小気味よいテンポで展開する物語が受けて大ヒットした。少し顔を赤らめるようなラブ・ストーリーだが、スキーヤーにとっては結構楽しめるシーンやファッションが満載。ユーミンの曲もドラマにとてもマッチしていて、盛り上げ効果抜群だった。

劇場公開日 1987年11月21日

(予告編なし)

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2020-07-19

吉原炎上

★★★+(3.5)
w吉原炎上
鑑賞No:00348
製作:1987年/日本/133分
監督:五社英雄
出演:名取裕子/二宮さよ子/藤真利子/西川峰子

船乗りだった父が海難事故を起こし、19歳の久乃は賠償金の工面のため吉原に売られてくる。そこで花魁として「若汐」の源氏名を名乗るが、最初の客と、いざ事を始める直前に羞恥心から逃げ出しまう。しかし捕えられた久乃は厳しい折檻を受け、九重から男を喜ばせる方法を教わる。やがて、花魁としての自尊心が芽生えてきた久乃は、金持ちの常連が付いた強運もあって御職を目指すようになるが・・・・。

斉藤真一の「吉原 炎上」「明治吉原細見記」を原作に映画化。明治末期の吉原遊郭を舞台に花魁たちの生き様を描いた絢爛豪華な大作。その証拠にセットの凄さには驚かされる。予算のあった時代だろうか、お金をかけていることがありありと分かる。出演者も豪華だが、どうしても目が行ってしまうのが、女優陣たちの脱ぎっぷり。作品内での花魁たちの過酷な競争を反映したかのよう。タイトルとなっているクライマックスでの炎上シーンは圧巻。この火災は1911年(明治44年)に浅草で起こった実際の大火災を描いています。

劇場公開日 1987年6月13日



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2020-07-15

ゆきゆきて、神軍

★★(2.0)
wゆきゆきて、神軍
鑑賞No:00347
英題:The Emperor's Naked Army Marches on
製作:1987年/日本/122分
監督:原一男
出演:奥崎謙三

1982年、兵庫県神戸市。妻・シズミと二人でバッテリー商を営む奥崎謙三は、ニューギニア戦の生き残りであり、69年に、死んだ戦友の怨念をこめて“ヤマザキ、天皇を撃て!”と叫んで天皇にパチンコ玉4個を発射した男である。奥崎はニューギニアの地に自分の手で埋葬した故・島本一等兵の母を訪ね、彼女をニューギニアの旅に連れていくことを約束した。奥崎の所属部隊・独立工兵第36連隊で、終戦後23日もたってから“敵前逃亡”の罪で二人の兵士が射殺された事件があったことを知った奥崎は行動を開始した・・・・。

個性的な記録映画で、一般にはとても受け入れられないと思われた作品だったが、ロングラン上映される異例のヒット作となった作品。ただ、奥崎の執拗な追及を原監督は忠実にカメラで追っていくドキュメンタリーだが、その様子は傍若無人で苦々しい感情に何度もさせられる。それが一方では受けて、ロングラン上映になったのだろうけど、気分のいい映画ではない。

劇場公開日 1987年8月1日



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2020-06-29

マルサの女

★★★★★(5.0)
wマルサの女
鑑賞No:00340
製作:1987年/日本/127分
監督:伊丹十三
出演:宮本信子/山崎努/津川雅彦/大地康雄

やり手の捜査官・板倉亮子はラブホテルのオーナー権藤が脱税していると睨み調査していた。そんな時、国税局査察部捜査官に任命される。亮子はそこで摘発のプロと仕事をすることで経験を積み、再び権藤を調べることになる・・・。

マルサ(国税局査察部)の女性捜査官が、ラブホテルの経営者の脱税を摘発するまでを描く。伊丹監督映画の第3作めで、1987年度の国内の映画賞を総ナメにした。伊丹作品にすべて出演している宮本信子だが、やはりこの映画の板倉亮子役がベストマッチ。それまであまり知られていなかったマルサや脱税の手口を分かりやすく、かつテンポよく描いており、税金のことがよく分からない人でも十分楽しめる。脱税する側も個性ある俳優を多く配しており、マルサとの丁々発止のやり取りが面白い。本作まであまり知られていなかった大地康雄が存在感ある脇役を演じている。

劇場公開日 1987年2月27日



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2020-05-17

ちょうちん

★★★(3.0)
wちょうちん
鑑賞No:00312
製作:1987年/日本/100分
監督:梶間俊一
出演:陣内孝則/石田えり/渡辺正行/新田恵利

三東会のヤクザ、村田千秋は新宿をシマに、幸三、哲、誠の3人の若衆を率いて蠢いている。ローンのベンツを乗り回しているものの、カツアゲなどチンケなことをやっていた。それも組の大幹部、町田や兄貴筋の花木たちに小突かれながらだった。やっとのことであるポルノショップの立退きを成功させた夜、千秋は町田に従いて行ったクラブ・峰で新入りホステスの新子に目を止めた。翌日の夜、また蜂に出かけたが、新子は地上げ屋の井崎に誘われて別の店へ。行きがけに彼女は、自分の部屋の鍵を千秋に放ってよこした・・・。

「竜二」で主演・脚本をこなした金子正次原作・脚本の作品。何となくよくある話だけれど、よく見る格好いいヤクザ映画とはどうも違う。また、欲望や愛憎が生々しい作品が多い中、本作は非常にスタイリッシュなヤクザ映画で、どこか一線を画している。主役を演じている陣内孝則はまさにはまり役で好演しているが、病に倒れ、落ちぶれていくという、格好いいとは言いがたい姿にふつうのヤクザ映画には無い哀愁を感じる。

劇場公開日 1987年5月23日

(予告編なし)

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2020-05-14

竹取物語

★★★(3.0)
w竹取物語
鑑賞No:00309
製作:1987年/日本/121分
監督:市川崑
出演:沢口靖子/三船敏郎/中井貴一/若尾文子

“かぐや姫”の物語を、誕生から月に戻るまで、ロマンスと特撮を織り交ぜて描く。我が子を失った初老の夫婦がある日、光る竹やぶの中で赤ん坊を見つける。その子供はやがて美しい娘へと成長し、かぐや姫と呼ばれるようになる。そんなかぐや姫のもとに、安倍の右大臣、車持の皇子、大伴の大納言の三人がやって来て彼女に求婚する。そこで世に得がたい宝物といわれる蓬莱の玉の枝、火鼠の皮衣、竜の首の玉を持って来た人に嫁ぐことにするが・・・。

基本的なストーリーはいわゆる日本最古の物語である「竹取物語」に割と沿っているので、子供に見せるのにいい映画かもしれない。ストーリーが判っているので意外性は乏しいが、安心して観られる。当時としてはまだ珍しい特撮を駆使しており、それなりの迫力があったし、ラストの月に戻るシーンはスピルバーグ映画っぽいイメージを感じた。(もっとも、「E.T.」は「竹取物語」の盗作だという裁判があったみたいだが・・・)かぐや姫を演じた沢口靖子も初々しく可愛い。

劇場公開日 1987年9月26日



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2020-04-25

首都消失

★★(2.0)
w首都消失
鑑賞No:00301
製作:1987年/日本/120分
監督:舛田利雄
出演:渡瀬恒彦/名取裕子/山下真司/いしのようこ

ある日突然、首都・東京を覆った高さ2km、直径50kmの巨大な“雲”。外部から一切の連絡は行えず、中でいったい何が起きているのか想像すらできない。判っている事は2000万人という都民を飲み込んだまま、日本の中枢が突如、機能を停止したという事だけだった・・・。

「日本沈没」で有名な小松左京原作の映画化。首都東京が正体不明の巨大な雲に覆われ、外部と一切の連絡が絶たれるというパニック映画。これだけ聞くと、観たくなるような設定。だが、実際の内容は期待外れ。雲がかかっていたのは東京だけで無く、観ている者にも雲がかかったままの状態。そもそも、巨大な雲の正体は何なのか?科学的な説明がないので、リアリティが全く感じられない。少なくとも「日本沈没」ではそれなりの根拠が示され、恐怖に感じたものだ。原作は読んでいないが、同じ作家の作品でもこうも違うのか?ちょっと残念な作品。

劇場公開日 1987年1月17日



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2020-03-11

ロボコップ

★★★(3.0)
wロボコップ
鑑賞No:00270
原題:Robocop
製作:1987年/アメリカ/103分
監督:ポール・バーホーベン
出演:ピーター・ウェラーマーフィ/ナンシー・アレン

近未来のデトロイト。多発する犯罪に対処するため、警察の経営権は民間の巨大企業オムニ社にたくされ、オムニ社は人間の警官にかわるサイボーグの開発を進めていた。そんなある日、デトロイトの警察に転任してきたばかりの警察官マーフィは、凶悪犯のクラレンス一味を追ってアジトに乗り込むが、逆に惨殺されてしまう。オムニ社は早速マーフィをロボコップとして復活させ、次々と犯罪者を取り締まっていく。しかし、ふとしたきっかけでマーフィとしての過去を知ったロボコップは、自分を殺したクラレンスへ復讐を誓うが・・・・。

今やアメコミの映画化は後を絶たず、1作で終らず、次々と続編もできるので、個人的にあまり承知していないアメコミヒーロー全盛の映画界に最近は満腹感一杯だ。ところで本作。これはアメコミヒーロー物ではない。でもなぜか、ロボコップの登場は、それまでアメコミヒーローとして名を馳せていたスーパーマンやバットマンとは違う変身ものとして強烈なインパクトがあり、たとえば後年映画化されるアイアンマンやスパイダーマンなどのヒットの潜在的きっかけになったのではないかとの気さえする。話は殉職した警官がロボコップとして復活し、無敵のヒーローとして悪者をやっつけるといった、昔ながらの勧善懲悪ものそのものだが、ヒーローでありながら、一人の弱い人間としての側面も見せるので、そこが堪らないのかもしれない。

劇場公開日 1988年2月11日



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2020-03-03

ロストボーイ

★★(2.0)
wロストボーイ
鑑賞No:00263
原題:The Lost Boy
製作:1987年/アメリカ/97分
監督:ジョエル・シュマッカー
出演:ジェイソン・パトリック/コリー・ハイム

サムと兄のマイケルは、どこにでもいる普通のティーンエージャー。二人は母親と、カリフォルニア州サンタ・カーラに移り住む。一見のどかな町だが、ここで二人の生活に異変が。マイケルも近頃は別人のよう。別人というより、人でないものに変わっていくような・・・・。

いわゆるバンパイア映画だが、コメディ色が強く、怖さはない。また、バンパイアに立ち向かうのは少年たちということで荒っぽい攻撃や残忍さもない。バンパイアは意外と簡単に少年たちに倒されるので、ちょっと肩透かしを食らったよう。バンパイアのリーダーを演じているのは若き日のキーファー・サザーランド。脇役ながらさすがに存在感を出していた。コリー・フェルドマンも共演しており、「スタンド・バイ・ミー」を思い出す。

劇場公開日 1987年8月8日



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2020-02-16

ラストエンペラー

★★★★★(5.0)
wラストエンペラー
鑑賞No:00249
原題:The last emperor
製作:1987年/イタリア、イギリス、中国/163分
監督:ベルナルド・ベルトルッチ
出演:ジョン・ローン/ジョアン・チェン

わずか3歳で清朝皇帝になり、1000人もの宦官にかしずかれての生活をおくっていた。14歳のとき、イギリス人のジョンストンが溥儀の家庭教師となり、彼の目は世界に向けられる。しかし1924年、馮玉祥のクーデターで紫禁城を追われた溥儀は、日本軍に利用され、満州国の傀儡皇帝となる・・・。

中国清朝最後の皇帝溥儀の生涯を描く。本作は劇場で鑑賞したが、長尺にも関わらず飽きずに非常に楽しめた。回想シーンを交えながらではあるがストーリーはきちんと整理されており、分かりやすかった。また映像も綺麗だったし、坂本龍一が担当した音楽も素晴らしかった。多少歪曲された部分もあるようだが、歴史ドラマとして溥儀の激動の人生をよく伝えている作品と思う。皇帝という地位まで登りつめながら、実は囚人のように自由に外にも出ることのできない一人の男の実像をジョン・ローンが淡々と演じていたのも印象的。

劇場公開日 1988年1月23日



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2020-01-26

マネキン

★★★(3.0)
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鑑賞No:00232
原題:Mannequin
製作:1987年/アメリカ/91分
監督:マイケル・ゴットリーブ
出演:アンドリュー・マッカーシー/キム・キャトラル

芸術家肌が災いし、何をやってもすぐ馘にされる彫刻家志望の青年ジョナサンがマネキンのディスプレイという仕事を見つけた。そこで、彼は一体の美しいマネキンと再会する。それは、彼がかつてマネキン工場で造り上げた、彼の唯一の芸術作品だった。仕事中、そのマネキンがジョナサンの前でいきなり動き出す。マネキンには、古代エジプトの女性、エマの霊魂が宿っていたのだった・・・・。

80年代の古き良き時代を思い出させる作品。評価は分かれるようだが、個人的にはドタバタ感の強いB級作品と言った印象。マネキンが人間化するというシチュエーションはありがちな発想で目新しさは感じられないものの、誰もが持つ考えなので内容には共感しそう。「ポリスアカデミー」の部長役の俳優(G・W・ベイリー)が出演していたのも笑える。

劇場公開日 1988年2月20日



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2019-12-21

ベビーシッター・アドベンチャー

★★★(3.0)
wベビーシッター・アドベンチャー
鑑賞No:00209
原題:A Night on the Town / Adventures in Babysitting
製作:1987年/アメリカ/102分
監督:クリス・コロンバス
出演:エリザベス・シュー/マイア・ブリュートン

シカゴに住む17歳のクリスは、恋人マイクに急用ができてデートは中止、母に丸めこまれて花の土曜日、ベビーシッターをやることになった。ところがそのアンダーソン家にかかってきた親友ブレンダからの電話、家出したもののバス・ターミナルで迷ってしまい助けに来てほしい、との連絡に、ヘレンは、アンダーソン家のなまいき盛りの3人を引きつれ街へ出るが・・・・。

タイトルに「アドベンチャー」と付いているが、冒険的な要素はなく、ただ何の脈絡もなく、次々とトラブルに襲われるといったドタバタ劇。なのでつまらないかと言えば、結構楽しめる。というか、退屈しない回転のよいコメディ仕立てになっている。若かりし頃のエリザベス・シューも可愛くてキュート。

劇場公開日 1988年3月5日



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2019-12-19

ブロードキャスト・ニュース

★★★+(3.5)
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鑑賞No:00207
原題:Broadcast News
製作:1987年/アメリカ/133分
監督:ジェームズ・L・ブルックス
出演:ウィリアム・ハート/アルバート・ブルックス

ワシントンTV局の敏腕女性プロデューサーのジェーンは、ニュース・ライター兼レポーターのアーロンと共にその才をふるっていた。しかし地方局からワシントンへやって来たアンカーマン、トムの出現は二人の関係に微妙な変化を及ぼしていく。トムは機敏な才覚をもって、次第に出世していく・・・・。

ニュースキャスターの三角関係を描いた作品。三角関係だが、ドロドロとした関係ではなく、あっさり・すっきりした関係で観ていて嫌みもなく、観ごごちがいい。キャリアウーマンとして男性以上にバリバリ働いているホリー・ハンター演じるジェーンも当時としては新しい時代の女性像として新鮮に映った。恋愛関係も新しく感じられ、ともかくお洒落な大人の恋愛ドラマと言える作品。

劇場公開日 1988年4月29日



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2019-12-17

フルメタル・ジャケット

★★★(3.0)
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鑑賞No:00205
原題:Full Metal Jacket
製作:1987年/アメリカ/116分
監督:スタンリー・キューブリック
出演:マシュー・モディン/アダム・ボールドウィン

ベトナム戦争中のアメリカ。合衆国海兵隊新兵訓練基地では今日も新たな新兵たちの入隊を迎えていた。これから8週間、地獄の訓練を受ける彼らは早速丸刈りにされ、鬼教官による過酷で厳しい訓練が始まった。そんな中、何をやらせても不器用なパイルはしごきの対象とされ、仲間からもリンチを受ける。次第に精神に異常をきたしてきたパイルはついに・・・・。

前半と後半で趣の異なる2部構成ともいえる作品。前半は新兵の訓練を描く内容で、「愛と青春の旅だち」を思い起こさせる。しかし、「愛と~」とは異なり、青春映画というよりも、異常な環境化における人格の変化を描いた映画のようで、キューブリック作品でいえば「シャイニング」につながる感じがした。一転後半はベトナム戦争の戦場が舞台で、さながら「プラトーン」をはじめとしたベトナム戦争ものを彷彿させる。ただ後半の戦闘シーンよりも前半の狂気に走る新兵の方が背筋が寒くなる映画で、戦争映画というよりホラー映画に近い。戦争映画としてはイマイチだが、人間の狂気を描かせたらさすがキューブリックと感じる映画。

劇場公開日 1988年3月19日



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2019-12-05

ビバリーヒルズ・コップ2

★★★+(3.5)
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鑑賞No:00194
原題:Beverly Hills Cop II
製作:1987年/アメリカ/103分
監督:トニー・スコット
出演:エディ・マーフィ/ジャッジ・ラインホルド

高級宝石店が襲われ、ビバリーヒルズ警察のボミル刑事部長が撃たれて重傷を負う事件が起こる。捜査から外された部下のローズウッド刑事とタガート巡査部長はデトロイト市警のアクセル刑事に援助を求め、友情に燃えるアクセルは早速ビバリーヒルズに向うが・・・・。

まさにエディ・マーフィ絶頂期の、彼の代表作シリーズ。この作品でも高く評価されているのが彼のマシンガン・トークだが、字幕ではそこまで表現できないため、このトークをフルに味わえないのは残念(英語力をつけて字幕なしで観れるようになるしかないか!)前作の面白さを引き継ぎながら、アクション性も高め、テンポよいストーリー展開も心地よい。彼の協力者であるビバリーヒルズ警察のローズウッド刑事とタガート巡査部長のコンビもアクセル刑事に振り回されながらもいい味を出していて、作品のいいアクセントになっている。

劇場公開日 1987年7月11日



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2019-11-30

ビッグタウン

★★(2.0)
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鑑賞No:00191
原題:Big Town
製作:1987年/アメリカ/111分
監督:ベン・ボルト
出演:マット・ディロン/ダイアン・レイン

田舎町でギャンブルに興じていたカリーは、その腕ならシカゴでもギャンブラーとして通用すると言われ、勤め先のスーパーを辞めてシカゴに出ることにする。シカゴに来たカリーはギャンブラーに投資する女性ファーガスンを訪ね、一緒に組んでギャンブルで荒稼ぎするようになっていく。そんなある日、一人で行ったジェム・クラブで出会ったロリーにカリーは釘付けとなり・・・・・。

ストーリーは単純で分かりやすいが、その分、インパクトは無く、印象に残りにくい内容で、ほとんど記憶に残っていない。ヒロインのストリッパーを演じたダイアン・レインのヌードシーンだけが話題になった作品。

劇場公開日 1988年2月6日



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2019-11-28

ハンバーガー・ヒル

★★+(2.0)
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鑑賞No:00189
原題:Hamburger Hill
製作:1987年/アメリカ/110分
監督:ジョン・アービン
出演:アンソニー・バリル/マイケル・P・ボードマン

1969年、ヴェトナム。テリー・フランツが指揮する第3分隊。彼は銃弾が飛びかう中で負傷兵を徹退させようとしていた。ダフィ、ゲイガン、モータウン、そしてウスター。幸福な者だけが生還できる地獄の戦場だった。第3分隊に新しい兵隊が配属さねてきた。ベレッキー、ラングィリー、ウォッシュバーン、ガルバン、ビーンストックの5人。いずれも20歳そこそこの若者。フランツが彼らに教えたことは、敵に対して畏怖を植えつけることだった。敵は高度な訓練と装備で身を固め、しっかりした動機を持った筋金入りの北ヴェトナム正規軍。気を抜いたらすぐ殺される。フランツの分隊は、マン・ロー橋の近くにキャンプを設営するが・・・・。

1987~88年は日本でベトナム戦争モノが立て続けに公開された年。第59回アカデミー賞作品賞の「プラトーン」をはじめ、「フルメタル・ジャケット」「グッドモーニング ベトナム」など有名な映画ばかりである。どの映画も印象深い作品だが、これらと同じ時期に製作・公開された「ハンバーガー・ヒル」だけは作品名は記憶に残っているが内容が印象薄い作品だ。ベトナム戦争を題材に描いた作品としては、ある意味もっとも悲惨で残酷な内容だったのにである。先に上げた3作品と比べても興行収入は最低だ。ベトナム戦争モノとしては一番リアルだと思われるが、話題性やエンターテイメント性が低く、有名俳優が出演していない点が不利だっただろうか。いや、やはり内容が暗すぎたのだ。悲惨過ぎて、あまりにも暗くて、嫌な気分になったので、脳が無意識的に記憶に留めなかったのかもしれない。そんな作品。

劇場公開日 1987年9月12日



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2019-11-25

張り込み

★★★(3.0)
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鑑賞No:00186
原題:Stakeout
製作:1987年/アメリカ/117分
監督:ジョン・バダム
出演:リチャード・ドレイファス/エミリオ・エステヴェス

アメリカ西海岸西北端の港町、シアトル。刑事クリスとビルは、脱獄した凶悪犯を捕らえるために、その恋人の家の張り込みを命じられた。つまらぬ仕事だったが、なんとクリスはその張り込み相手の美女マリアに一目惚れしてしまう。電話屋になりすましてマリアの家に上がり込んだり、偶然を装ってマーケットで出くわしたり、と奇妙な恋愛劇が始まって、そこになんと犯人が舞い戻ってきて・・・・。

刑事モノだが、シリアスとかアクションといったイメージよりも、おふざけ・恋愛・コメディといった印象が強い映画。ただ、軽妙なタッチではあるが、意外とストーリーはしっかりしていて、丁寧に作られているので観ていても飽きが来ず、最後まで楽しめる。

劇場公開日 1988年4月23日



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2019-11-21

バトルランナー

★★(2.0)
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鑑賞No:00183
原題:The Running Man
製作:1987年/アメリカ/101分
監督:ポール・マイケル・グレイザー
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー/マリア・コンチータ・アロンゾ

武器を持った敵から逃げ切れば一生ゴージャスな生活が約束されるというTV番組“ランニングマン”。
この番組に強制的に出演させられることになったのが、大量殺人の汚名を着せられ投獄され、さらに脱走の罪で逮捕された元警察官リチャーズだった・・・。

21世紀を舞台にTV中継の殺人ゲームの標的となった男たちの闘いを描く。原作はリチャード・バックマンとなっているが、これはスティーブン・キングの別名。問答無用の何でもありのバトルを見せたいがための映画とも思える単純なアクションB級映画。それゆえシュワちゃんははまり役か?原作がスティーブン・キングということだが、近未来での設定には警告的なメッセージも読み取れ面白味は感じたが、いざ映画になると残忍なバトルばかりが目立つだけの仕上がりになっている。単純にストレスを発散してスッキリしたい方にオススメ。

劇場公開日 1987年12月12日



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2019-11-14

バタリアン2

★★★(3.0)
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鑑賞No:00176
原題:The Retun of the Living Dead Part 2
製作:1987年/アメリカ/91分
監督:ケン・ウィーダーホーン
出演:ジェームズ・カレン/トム・マシューズ

軍のトラックがゾンビ・ガスを運送中、ゾンビ・ガスの入ったドラム缶を1つ落として走り去ってしまう。そこにジェシーら3人の少年が現れ、ドラム缶を見つけた彼らは缶を叩いてガスを発生させてしまう。ジェシー以外の2人はガスを吸い、やがて恐るべき姿に変身していく。さらにガスは墓場に流れ込み、雨によって地中に浸み込んだことにより、死人が蘇えることに・・・・。

コメディ・ホラーとして有名な「バタリアン」のシリーズ2作目。「2」と銘打っているが、基本的なストーリーは「1」と変わらない。変わらな過ぎてビックリするぐらいだが、しいて言えば今回は子供が主役となっている。「1」でコメディ・ホラーという位置づけを確立し、ファミリー向けゾンビものとなった所以だろうか?ただ、何も考えず家族でゾンビ映画を楽しむなら、「バタリアン」かもしれない。多少グロイところもあるが、恐ろしさよりもコミカルなシーンが多く、観ていて楽しめる。大したことのない映画だが、妙に印象に残る映画。

劇場公開日 1987年12月19日



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2019-11-04

ニューヨーク東8番街の奇跡

★★★★(4.0)
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鑑賞No:00167
原題:Batteries not Included
製作:1987年/アメリカ/107分
監督:マシュー・ロビンス
出演:ジェシカ・タンディ/ヒューム・クローニン

舞台は再開発の波が押し寄せる1980年代のニューヨークの東8番街。アパートの住人のフランクらは、立ち退き問題に疲れ果てていた。その夜、そらから、命を持ったUFOのような生命体が現れ、アパートの住人を守ろうとする・・・・。

ニューヨークの下町にある古アパートに住みついた円盤型の宇宙人夫婦と、アパートの住人たちの交流を描いたアットホームなSFファンタジードラマ。モチーフはUFOとの接近遭遇だが、他のUFO作品と違う点は、UFOが単なる乗り物としての飛行物体ではなく、UFO自身が自我を持っている点だ。また、2つの目から光を放ち、足を出して歩き回るなど、行動も愛らしい。ただ、話すことはできないが、見事にアパートの住人たちとコミュニケーションをとって奇跡を起こすところは感動的。

劇場公開日 1987年12月25日



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2019-11-03

摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に

★★★★(4.0)
w摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に
鑑賞No:00166
原題:The Secret of My Success
製作:1987年/アメリカ/111分
監督:ハーバート・ロス
出演:マイケル・J・フォックス/ヘレン・スレイター

実業界での成功を夢見て田舎から大都会ニューヨークにやって来た若者ブラントリーは、まず、自分の手で仕事探しに掛かった。彼の親戚に当たる人物を頼って、27の関連会社をもつ巨大コングロマリット、ペンロープ・コーポレーションに足を踏み入れる。フォスターの熱意に押されて、叔父で社長のプレスコットは、彼にメイル・ボーイの仕事を与えるが・・・。

カンザスのド田舎からニューヨークにやってきた一人の若者が、巨大企業の中で猛烈に働きながらトップにまで昇りつめていくサクセスストーリー。良質のコミカルなシーンがあふれており、最初から最後まで楽しめる。主演のマイケル・J・フォックスも、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」での役柄を彷彿させる演技で、コメディ俳優としての地位を確立した作品となった。長身でスタイルのよいヘレン・スレイターとのロマンスは不釣合いな感はあったが、小柄な男性に夢と希望を与えたように思う。後年、マイケルはパーキンソン病に冒され、俳優業を断念することになってしまったことは残念である。

劇場公開日 1987年6月20日



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2019-10-19

天使とデート

★★+(2.5)
w天使とデート
鑑賞No:00152
原題:Date with an Angel
製作:1987年/アメリカ/105分
監督:トム・マクローリン
出演:マイケル・E・ナイト/フィービー・ケイツ

知らない内に脳腫瘍に犯されている青年を、美しい天使が“お迎え”に来た。しかし天使が青年に恋してしまった事から、青年の婚約者をも巻き込んだ大騒動が持ち上がり・・・・。

本当にキュートで衝撃的な美しさ、天使の生まれ変わりのような天使役のエマニュエル・べアール。彼女にとっては初期の作品だが、彼女の名を世に知らしめた代表作と言っても過言ではないだろう。それだけに後の作品である「美しき諍い女」は別の意味で衝撃的な作品だった。ただ、内容はほとんど記憶に残らないほどインパクトは無し。ただただ、エマニュエル・べアールに見惚れる作品。

劇場公開日 1988年7月16日



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2019-10-05

チャイニーズ・ゴースト・ストーリー

★★+(2.5)
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鑑賞No:00142
原題:A Chinese Ghost Story
製作:1987年/香港/93分
監督:チン・シウトン
出演:レスリー・チャン/ジョイ・ウォン

自らの道を極めるべく旅を続ける青年ニンは、その途中、古ぼけた寺で夜を過ごしていると一人の妖艶な美女と出会い瞬く間に恋に落ちる。が、その背後には彼女を利用して人間を襲う妖怪の一味が控えており、その脅威はニンにも襲いかかる・・・・。

幽霊が出る話ではあるが、ホラー映画ではなく、人間と幽霊が愛し合うコメディ・ラブストーリーといった感じの作品。幽霊役を演じたのは台湾出身女優のジョイ・ウォンだが、幽霊とは言っても四谷怪談で出てくるお岩さんのような幽霊ではなく、ジョイ・ウォンの美貌を如何なく発揮した美人幽霊で世の男性諸君を魅了した。ややコメディ調の作品ではあるが、ラストはせつない。

劇場公開日 1989年1月14日



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2019-09-16

スペースボール

★★★(3.0)
wスペースボール
鑑賞No:00125
原題:Spaceballs
製作:1987年/アメリカ/96分
監督:メル・ブルックス
出演:メル・ブルックス/ジョン・キャンディ

自分の星の大気を使い果たしたスペースボール星のスクルーブ大統領以下悪しき指導者たちは、平和を愛する近くのドルイデア星から大気を奪おうと陰謀を画策。ヴェスパ姫を誘拐して、父親ローランド王を脅迫して、大気を奪うコード番号を聞き出そうと計画する・・・・。

「スター・ウォーズ」の大パロディ映画。スペースボール星の陰謀と、それに対して戦うイーグル5号の船長ローン・スターの活躍を描く。ハチャメチャで馬鹿馬鹿しいシーン満載だが、大いに笑える映画。特に“ダース・ベイダー”のパロディ“ダース・ヘルメット”は面白い。

劇場公開日 1988年6月11日



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2019-05-17

グッドモーニング・ベトナム

★★★+(3.5)
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鑑賞No:00060
原題:Good Morning, Vietnam
製作:1987年/アメリカ/120分
監督:バリー・レヴィンソン
出演:ロビン・ウィリアムズ/フォレスト・ウィテカー

1965年。ベトナム戦争は泥沼化し、戦地では厭戦気分が蔓延する中、兵士の士気を高めるため、テイラー将軍は本国から人気ディスクジョッキーのエイドリアン・クロンナウアーを呼び寄せる。一風変わった彼は「グッドモーニング・ベトナム!」の叫び声で放送を始め、ロックンロールとマシンガンのような喋りで一躍兵士たちから絶大な人気を得る。しかし、ある日、軍規に触れる放送をしたことで降ろされてしまう・・・・。

ロビン・ウィリアムズは一時期、やたら映画に出ていた印象があり、それもこんな役まで引き受けるか?と思ったほどだったが、個人的に本作が本人のキャラに一番近い感じを受けた映画だった。それにしてもこの映画ほど字幕ではなくナマの英語で理解できればと思ったことはありません。それぐらい彼の演じたクロンナウアーのマシンガン・トークはすざまじく感じられ、圧倒された。しかしそれも字幕でだから、実際はもっとすざまじいものだったと予測されます。ベトナム戦争モノでありながら戦争シーンはほとんどないものの、戦争のむなしさやベトナム人との親交を通してより強く感じる人種差別を描いた映画。

劇場公開日 1988年10月8日



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2019-05-10

危険な情事

★★★+(3.5)
w危険な情事
鑑賞No:00054
原題:Fatel Attraction
製作:1987年/アメリカ/120分
監督:エイドリアン・ライン
出演:マイケル・ダグラス/グレン・クロース

弁護士のダンは美しい妻のベスと6歳の娘エレンと幸せな暮らしを送っていた。そんなある日、ダンが顧問をしている出版社の出版記念パーティーに出席したダンは、出版社の編集者アレックスと出会い、お互い惹かれあった二人は一夜の過ちを犯してしまう。しかしこの一夜の情事がやがて悪夢に変わっていくことに・・・・。

邦題の「危険な情事」はまさにその通りといわんばかりの内容だった。男性を擁護するわけではないが、軽い気持ちで浮気をしている男性諸氏にとっては背筋の寒い想いをさせられた映画ではないだろうか。この映画を観た当時は、「女性ってやっぱり怖いな」という印象を強く持ちながらも、あくまで映画の中の話と思っていたが、最近の日常で起こる数々の常軌を逸した犯罪を見ると、もはや映画ではない現実の出来事として真に迫ってくる。30年近く前の映画ながら現代の殺伐とした世の中を予見してかのよう。狂気の女性が目立つ映画だが、冷静に観ると悪いのはやはり男でしょう。くれぐれも、ほんの軽き気持ちで・・・なんてことにならないように気をつけねば!

劇場公開日 1988年2月11日



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2019-04-17

オーバー・ザ・トップ

★★★(3.0)
wオーバー・ザ・トップ
鑑賞No:00041
原題:Over the Top
製作:1987年/アメリカ/94分
監督:メナヘム・ゴーラン
出演:シルベスター・スタローン/デビッド・メンデンホール

妻子を捨てて放浪のコンボイ・トラックの運転手として生きているホークは、病気の妻の願いから10年ぶりに息子マイケルに会い、二人で妻に会うための旅に出る。しかし二人の間の溝は深く、なかなかマイケルはなつかない。ホークは、アームレスリングの大会に出て優勝し、その賞金で会社を設立して親子3人で暮らす夢をマイケルに語り、絆を取り戻そうとするが・・・。

愛する息子のため、アームレスリング大会に出場し、チャンピオンを目指すトラック運転手を描く。ストーリー的には非常に単純。映画「チャンプ」もどきと評される作品だが、個人的には「チャンプ」を観ていないので二番煎じ的な印象はなかった。むしろ、アームレスリング(腕相撲)を題材に映画を作っていることに別の意味で新鮮さがあった。作品的な評価は高くないが、アームレスリング大会のシーンはそれなりに盛り上がり、観ていて力が入った。

劇場公開日 1987年2月14日



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2019-04-16

エンゼル・ハート

★★★+(3.5)
wエンゼル・ハート
鑑賞No:00040
原題:Angel Heart
製作:1987年/アメリカ/113分
監督:アラン・パーカー
出演:ミッキー・ローク/ロバート・デ・ニーロ

しがない私立探偵のハリー・エンゼルは出向いた教会で、ルイ・サイファーという長い爪が特徴的な男から仕事を依頼される。戦前の人気歌手ジョニー・フェイヴァリットを捜してほしいというのだ。彼は戦争の後遺症で精神病院に収容されているはずだということで病院を訪れるが、すでに退院しているという記録になっていた。しかしその記録が退院当時にはまだ無かったボールペンで書かれていたことからハリーは不審に思い・・・・。

ミッキー・ロークが輝いていた頃の代表作の一つともいえる作品。後に不遇な時代が到来するとは思えない演技力で観るものを惹きつけるが、さらに演技には定評のあるロバート・デ・ニーロが絡むわけなので、作品としての出来は良い。ストーリーも、不気味さが漂う映像の中で、謎に次ぐ謎が出てくる中、最後はアッ!といわせるドンデン返し。最近はよく使われる手ではあるが、当時としては斬新だったように思う。「レスラー」で見事カムバックしたミッキー・ロークの、若き日の作品として必見。

劇場公開日 1987年6月13日



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2019-04-07

ウォール街

★★★★(4.0)
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鑑賞No:00032
原題:Wall Street
製作:1987年/アメリカ/126分
監督:オリバー・ストーン
出演:マイケル・ダグラス/チャーリー・シーン

若き証券マンのバドは、持ち前の頭脳と行動力を武器にして一攫千金を狙っていた。そんな彼が目標とする富豪成金ゴードン・ゲッコーに気に入られたバドは、彼から色々な成功のコツを教えられ、実績を挙げていった。やがてバドは違法行為にも手を染めるようになり・・・。

証券業界の世界やインサイダー取引について描かれた骨太の社会派映画で、見ごたえがあった。やり手の男が巨万の富を求めてワイルドに生きる様は男にとってチョットしたロマンであり憧れすら感じたが、度を越し、それが犯罪行為となっていることに気付かない(あるいは気付いているのに制御できない)愚かさを見事に描いていた。そしてこれは単なる一人の男の栄光と挫折を描いているのではなく、いま世界経済をおかしくしているマネーゲームの愚かさをも痛烈に批判しているのではないかと思った。(そうであれば、オリバー・ストーン監督は凄い)この作品の重厚さは、マイケル・ダグラスの演技によるところが大きいが、この頃とても華のあったチャーリー・シーンは最近あまり見ませんね。

劇場公開日 1988年4月16日



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2019-03-21

インナースペース

★★★★(4.0)
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鑑賞No:00025
原題:Innner Space
製作:1987年/アメリカ/121分
監督:ジョー・ダンテ
出演:デニス・クエイド/マーチン・ショート

ヒューマン・スモール計画としてウサギの体内に入るべく、元パイロットのタックが乗った探査艇は縮小されていた。そこにこの計画の横取りを企んでいたスパイ団が侵入し、殺し屋に撃たれた科学者は死の間際、タックの乗る探査艇が入った注射器をさえない若者ジャックのお尻に打ってしまう・・・。

ミクロサイズに縮小された男が人間の体内に入ってしまうSFファンタジー。縮小化した人間が体内に入るという設定は、すでに古典的名作である「ミクロの決死圏」と同じ。ただ本作は偶然人間の体内に入ったこと、入った人間がさえない男であること、本計画のキーであるマイクロチップの争奪戦が繰り広げられること、といった具合に「ミクロの決死圏」とストーリーは全く異なっており、さらに全編にわたってコメディ仕立てになっている。着想のパクリはあるものの単純に楽しめる作品。

劇場公開日 1987年12月5日



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2019-03-03

イーストウィックの魔女たち

★★★(3.0)
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鑑賞No:00019
原題:The Witches of Eastwick
製作:1987年/アメリカ/119分
監督:ジョージ・ミラー
出演:ジャック・ニコルソン/スーザン・サランドン

魔女伝説の残るニューイングランドの村イーストウィックに不思議な力を持つ3人の未亡人が住んでいた。その3人のまえにある日、1人の男・デイルが現れ、やがてデイルと3人の熟女の奇妙な共同生活が始まる。だがこのデイルこそ人間の姿をした悪魔だった・・・。

悪魔と3人の塾女が織りなすセクシャル・コメディ。豪華な出演陣で華はあるものの、中年男女の恋愛劇が中心でストーリー自体は陳腐なもの。映像的には美しいものの汚いシーンもあり多少ゲンナリするところもある。ジャック・ニコルソンはさすがにうまく、存在感があった。

劇場公開日 1987年10月3日



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2019-03-02

アンタッチャブル

★★★★(4.0)
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鑑賞No:00018
原題:The Untouchables
製作:1987年/アメリカ/119分
監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:ケビン・コスナー/ショーン・コネリー

1930年、禁酒法下のシカゴ。財務省から派遣された特別捜査官エリオット・ネスは街を牛耳るギャングのボス、アル・カポネに敢然と戦いを挑む。ベテラン警官のマローンを始め、射撃の名手ストーン、税理士のウォレスといったメンバーとともに捜査を進めるが、カポネの差し向けた殺し屋によって、ひとり、またひとりと犠牲者がでてしまう・・・。

ケビン・コスナーの出世作。ギャング映画であるが取り締まる側から描いた作品は少なく、痛快ギャング映画としては傑作。脇を固めるロバート・デ・ニーロは相変わらずいい味を出しており、ショーン・コネリーは007からいい感じで年をとった感じで重厚な演技は最高。私的には無名だったアンディ・ガルシアもこの映画での演技で存在感を示したのか、この後ブレークしたように思う。俯瞰撮影やシカゴ駅でのベビーカーのスローモーション活用など、デ・パルマ監督の独特の技法もふんだんに入っている。

劇場公開日 1987年10月3日



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2019-02-09

愛は危険な香り

★★+(2.5)
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鑑賞No:00006
原題:Lady Beware
製作:1987年/アメリカ/108分
監督:カレン・アーサー
出演:ダイアン・レイン/マイケル・ウッズ

デパートなどのショー・ウィンドウでディスプレイ・デザイナーのカチア。ピッツバーグで最大のデパートのウィンドウを任されたカチアは、エロチックで風変わりなディスプレイを披露し、道行く人の目を奪った。そんな彼女に一人の男が目をとめる。ジャックという異常な性癖を持つこの男は、やがてカチアを尾行し、不気味な電話をし始める・・・。

特筆すべき点の薄い作品で、ごく単純なストーカーに対する復讐もの。緊張感や恐怖感も薄く、サスペンス性も低い。しいて言うなら、ダイアン・レインが本作で初ヌードを披露している点ぐらい?ダイアン・レイン自身はヌードも辞さないぐらいの意気込みを感じたが、作品に対する一般的な評価も低いとういう残念な作品。

劇場公開日 1987年9月12日



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2016-12-25

リーサル・ウェポン

★★★★
リーサル・ウェポン
鑑賞No:00819
原題:Lethal Weapon
製作:1987年/アメリカ/110分
監督:リチャード・ドナー
出演:メル・ギブソン/ダニー・グローバー

娼婦の飛び降り事件を担当することになったリッグス刑事は、黒人刑事のロジャーと組んで捜査を開始する。しかし、事件の背後にヘロイン密輸組織があることを嗅ぎつけた二人は、逆に組織から命を狙われる羽目になる・・・。

自殺願望のある刑事と、彼に振り回される黒人刑事のコンビの奮闘を描く痛快アクション。最初何も知らず、硬派の刑事ものかと思って観ていたら、結構コミカルなシーンも多く、十分楽しめる映画。まったくタイプの異なる二人だが、絶妙のコンビネーションを見せている。本作含め計4作シリーズ化されているが、それも納得。アクションシーンも満載で、アクション映画としても見ごたえある。

劇場公開日 1987年6月13日



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