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2020-07-20

カイジ ファイナルゲーム

★★★+(3.5)
wカイジ ファイナルゲーム
鑑賞No:02988
製作:2020年/日本/128分
監督:佐藤東弥
出演:藤原竜也/福士蒼汰/関水渚/新田真剣佑

2020年・東京オリンピックの終了を機に、国の景気は急激に失速。金のない弱者は簡単に踏み潰される世の中になっていった。派遣会社からバカにされ、少ない給料で自堕落な生活を送るカイジは、ある日、帝愛グループ企業の社長に出世した大槻と再会。大槻から、金を持て余した老人が主催する「バベルの塔」という、一獲千金のチャンスを含んだイベントの存在を知らされ・・・・。

藤原竜也主演の「カイジ」シリーズの3作目。今回は原作はなく、原作者・福本伸行が考案したオリジナル・ストーリーの映画化。本作では「バベルの塔」「最後の審判」「ドリームジャンプ」「ゴールドジャンケン」の4つの新しいゲームが描かれているが、さすがに3作目の悪いところがあからさまに出た感じ。ともかく、1作目が非常に良かったのはカードゲームでのよく練られた心理戦と高層ビルでのハラハラドキドキ感。「バベルの塔」は高さ感がなく、「ドリームジャンプ」は逆に底が見えないのでハラハラドキドキ感が半減。「ゴールドジャンケン」も1作目のジャンケンほどではなく、ましてや「Eゲーム」の足下にも及ばない始末。また、旧作出演者の生瀬勝久や天海祐希のストーリーに絡まない出演は意味ある? 最終章ということで期待して観たが、少し残念な結果となった。

劇場公開日 2020年1月10日




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2020-06-25

屍人荘の殺人

★★★★+(4.5)
w屍人荘の殺人
鑑賞No:02987
製作:2019年/日本/120分
監督:木村ひさし
出演:神木隆之介/浜辺美波/中村倫也/葉山奨之

ミステリー小説オタクの大学生・葉村譲は、先輩でミステリー愛好会会長の明智恭介に振り回され、ホームズとワトソン気取りで学内の瑣末な事件に首を突っ込んでいた。同じ大学に通い、私立探偵の顔も持つ剣崎比留子は、2人に音楽フェス研究会の夏合宿への参加を持ちかける。実は比留子のもとには「今年の夏合宿で何かが起こる」との犯行予告が届いていたのだ。夏合宿がおこなわれる山奥のペンション紫湛荘へと向かい、3人は研究会のメンバーと合流する。そしてその夜、密室状態となった紫湛荘で惨殺死体が発見され・・・・。

「第18回本格ミステリ大賞」など3つの国内主要ミステリーランキングで1位を獲得した今村昌弘による同名ミステリー小説の映画化。一切の予備知識無しで観始めたが、冒頭のシーンからは予想もつかない展開に驚いた。観る前は迷推理を展開する明智と葉村によるコメディ推理サスペンスものと予想していた。しかし、音楽フェスに向かうバスの中でのシーンに横溝正史の「悪魔の手毬唄」を思わせるシーンがあり、ちょっとおどろおどろしい展開があるのでは?との予感もあったが、その後もコメディタッチは続くので、やっぱり思った通りかと思っていたら・・・・。このあとはネタバレになるので書くのを控えるが、突然何の脈絡もなくこんな展開になるとはあまりに意外。その上、主役の一人と思われた明智の行方が最後まで気になったが、このラストもまた意外。ともかく、何の予備知識も持たず、意外な展開を楽しむのが一番よい見方かも?

劇場公開日 2019年12月13日



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2020-06-12

羊とオオカミの恋と殺人

★★★(3.0)
w羊とオオカミの恋と殺人
鑑賞No:02983
製作:2019年/日本/103分
監督:朝倉加葉子
出演:杉野遥亮/福原遥/江野沢愛美/江口のりこ

大学受験に失敗し、絶望した毎日を送る黒須は、壁につけたフックで首吊り自殺を図るが失敗し、そのはずみで部屋の壁には穴があいてしまう。その穴からは隣に住む美人で清楚な宮市さんの生活が丸見えとなり、その日から穴をのぞくことが黒須の生きがいとなり、宮市に夢中になっていく。いつものように穴から宮市をのぞいていた黒須は、彼女が部屋で殺人行為をおこなっているのを目撃してしまう。目撃行為を見つかってしまった黒須は宮市に愛を告白し、2人は付き合うこととなる。2人の交際は順調に進み、黒須は幸せの絶頂にいた。しかし、宮市は黒須とのデート中も構わず殺人を犯していく・・・・。

部屋の壁に穴があいて、隣人の生活が丸見えになるという設定は昔からありがちな設定ながら、掴みとしては悪くない。問題はこの設定からの展開が問題だったが、隣人の見た目からは想像のつかない殺人行為を見てしまうという展開。これも実はよくあるパターンで、ミステリーに発展していくというもの。普通ならこのあと、殺人の謎を主人公が追っていくというパターンだろうが・・・・。本作は、このあとからが全く予想のつかなかった展開となっている。これ以上書くとネタばれになってしまうのでここまでにするとして、主人公は仕事にも就かず、生きる価値も見出せなくて自殺未遂まで起こすダメ男ながら、妙にモテる設定になっているのはチョット違和感あり。

劇場公開日 2019年11月29日



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2020-06-01

キングダム

★★★★+(4.5)
wキングダム
鑑賞No:02956
製作:2019年/日本/134分
監督:佐藤信介
出演:山﨑賢人/吉沢亮/長澤まさみ/橋本環奈

紀元前245年、春秋戦国時代の中華西方の秦の国。戦災孤児の少年・信と漂は天下の大将軍になることを目標に掲げ、日々の剣術の鍛錬に励んでいた。しかし、王都の大臣・昌文に召し上げられた漂が王宮へ入り、信と漂はそれぞれ別の道を歩むこととなる。そんなある日、王宮でクーデターが勃発。傷を負った漂はなんとか信のいる納屋へ辿り着くが、地図と剣を信に託し、命を落とす。地図に記されていた小屋へ向かった信は、そこで漂そっくりの男と出会う・・・・。

原泰久のベストセラー漫画の実写映画化。中国春秋戦国時代を舞台にした、虚実入り混ざった歴史劇。主人公・信が助けるえい政は最初に中国統一を果たした、後の秦の始皇帝。他にも実在の歴史上の人物は多く登場する。作品としては、史実を踏まえたオリジナル歴史劇で、日本人キャストによる中国風ロード・オブ・ザ・リング的印象といった感じ。大将軍になる夢を求める信の活躍はもちろんだが、主人公だけの活躍にとどめず、吉沢亮演じるえい政、長澤まさみ演じる楊端和などの他、昌文君の部下や山の民の兵士の中にも男気を感じさせるシーンが多くある。まらにチームワークの勝利といったところ。ただ、一番美味しいところを最後に持って行ったのは大沢たかお演じる王騎だったが・・・。

(2020年5月29日再鑑賞)

劇場公開日 2019年4月19日



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2020-05-18

決算!忠臣蔵

★★★+(3.5)
w決算!忠臣蔵
鑑賞No:02977
製作:2019年/日本/125分
監督:中村義洋
出演:堤真一/岡村隆史/濱田岳/横山裕

元禄14年3月14日。清廉潔白な赤穂藩主・浅野内匠頭は、かねて賄賂まみれだった吉良上野介に江戸城内で斬りかかり、即日切腹を言い渡される。突如として藩主を亡くした赤穂藩士たちは路頭に迷うこととなり、筆頭家老の大石内蔵助は勘定方の矢頭長助の力を借りて財源の確保などに努めるが、そうした努力や幕府への働きかけも虚しく、お家再興の夢は絶たれてしまう。それでも一向に討ち入る様子のない内蔵助だったが、江戸の庶民たちは吉良への仇討を熱望。しかし討ち入りするにも予算が必要で、その上限の都合上、討ち入りのチャンスは1回きり。予算内で仇討を成功させるべく奮闘する浪士たちだったが・・・・。

忠臣蔵といえば、お馴染みのシーンは浅野内匠頭による江戸城松の廊下での刃傷事件と赤穂四十七士による吉良邸討ち入りが有名だが、本作では二つともこのシーンはほぼ無い。忠臣蔵と名のつく作品は世の中に山のようにあるが、本作は従来の忠臣蔵と比べるととても異色で、お家再興活動や討ち入りにいくらかかったかといった金銭面から描いているのが面白い。ただ、主役の大石内蔵助はちょっとチャラく、また全体的にコントのような軽薄な感じが拭えない。コメディタッチなのはいいが、吉本芸人を多用しているせいか、無理に笑いに持って行こうとする強引さが気になった。着眼点は面白いので、もう少しシリアスに描いてもよかったのでは?

劇場公開日 2019年11月22日



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2020-05-07

楽園

★★★+(3.5)
w楽園
鑑賞No:02973
製作:2019年/日本/129分
監督:瀬々敬久
出演:綾野剛/杉咲花/佐藤浩市/村上虹郎

ある夏の日、青田に囲まれたY字路で少女誘拐事件が起こる。事件は解決されないまま、直前まで被害者と一緒にいた親友・紡は心に深い傷を負う。それから12年後、かつてと同じY字路で再び少女が行方不明になり、町営住宅で暮らす孤独な男・豪士が犯人として疑われる。追い詰められた豪士は街へと逃れ、そこである行動に出る。さらに1年後、Y字路に続く限界集落で愛犬と暮らす養蜂家の善次郎は、村おこし事業を巡る話のこじれから村八分にされてしまう。追い込まれた善次郎は、ある事件を起こすが・・・・。

ベストセラー作家・吉田修一の短編集「犯罪小説集」を映画化。といってもこの短編集の中に「楽園」があるわけではない。本作は短編集の中の独立した2編を合わせて製作したモノらしい。よって、原作に「楽園」というモノは無い。それ故、綾野剛を主役とする話と佐藤浩市を主役とする話がどうもかみ合わず、交わることもない。また、全体的に分かりにくいシーンが多く、結局真犯人はどちらなのか、はっきりとは分からなかった。「楽園」というタイトルが持つ本当の意味も理解しがたく、消化不良感が残る。ただ、田舎育ちの私にとって、東京は人間関係の薄い、得体の知れない恐ろしいところといった印象が子供の頃あったが、それ以上に村社会における閉鎖的で排他的な人間関係の恐ろしさが本作では迫ってきた。

劇場公開日 2019年10月18日



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2020-05-05

6アンダーグラウンド

★★+(2.5)
6アンダーグラウンド
鑑賞No:02972
原題:6 Underground
製作:2019年/アメリカ/127分
監督:マイケル・ベイ
出演:ライアン・レイノルズ/メラニー・ロラン

自らの死を偽装したテック界の大富豪が、卓越した技能で世界を股にかけて活躍する男女6人を集めチームを結成。傍若無人な独裁者を倒すため、"命"をかけた任務に挑むが・・・・。

Netflixの映画予告を見て面白そうだったのですぐ鑑賞。冒頭の20分は激しいアクションシーンの連続で見入ってしまったが、その後の展開は基本退屈。キャラクターを順番に説明するも分かりにくし、感情移入もできない。名前もドクター、ヒットマン、スカイウォーカーといった特徴的な名前になっているにもかかわらず、それが活かされていない。また、アクションシーンもスピーディーなシーンばかりだと迫力はすごいが、ちょこちょこスローシーンを入れているのでリアル感が半減、ストーリーもぶつ切り感満載。さらに冒頭のグリーンの車の逃走劇も順不同のカット割りを単純につなげたようで、間違いが半端ではない。グリーンの車に付いていく傷がもうメチャクチャ。カットが変わるたびに傷が付いたり消えたり。もはや気づいていない間違いでは無く、確信犯ではないか?そう思わざるを得ないほど雑な作りになっている。ともかく圧巻なのはアクションシーンだけという作品。

劇場公開日 未公開/2019年12月13日(Netflix配信)



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2020-05-04

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

★★★★(4.0)
wワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
鑑賞No:02971
原題:Once Upon a Time... in Hollywood
製作:2019年/アメリカ/161分
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:レオナルド・ディカプリオ/ブラッド・ピット

テレビ俳優として人気のピークを過ぎ、映画スターへの転身を目指すリック・ダルトンと、リックを支える付き人でスタントマンのクリフ・ブース。目まぐるしく変化するエンタテインメント業界で生き抜くことに神経をすり減らすリックと、いつも自分らしさを失わないクリフは対照的だったが、2人は固い友情で結ばれていた。最近、リックの暮らす家の隣には、「ローズマリーの赤ちゃん」などを手がけて一躍時代の寵児となった気鋭の映画監督ロマン・ポランスキーと、その妻で新進女優のシャロン・テートが引っ越してきていた。今まさに光り輝いているポランスキー夫妻を目の当たりにしたリックは、自分も俳優として再び輝くため、イタリアでマカロニ・ウエスタン映画に出演することを決意する。そして1969年8月9日、彼らの人生を巻き込み、ある事件が発生する・・・・。

第92回アカデミー賞で作品賞、監督賞など計10部門にノミネートされるも、残念ながら2部門の受賞にとどまった。レオナルド・ディカプリオは主演男優賞は取れなかったが、ブラッド・ピットが助演男優賞を受賞し、俳優としては初受賞した。ハリウッドの内幕を描いた作品という触れ込みだけの情報で鑑賞したが、題材は実際に1969年に起こったシャロン・テート殺人事件を背景としている。ただこの事件、アメリカ本国では有名かもしれないが、日本では知られていないようで、私もこの事件は初耳だった。この事件を背景として虚実混ぜ合わせた内容のようだが、前半は割と冗長。中盤から事件のお膳立てが始まり、終盤の事件を描いたシーンはそこまでやる?と言ってしまうほど、タランティーノの本領が発揮された暴力シーンとなっている。犯人に対する反撃が酷すぎるとも思えたが、実際の事件を調べてみると、犯行のあまりの残酷さに絶句し、タランティーノ監督の過激な演出も納得。ブラピはアカデミー賞を取るだけあって、主演と変わらないほどの存在感があった。

劇場公開日 2019年8月30日



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2020-05-01

火口のふたり

★★+(2.5)
w火口のふたり
鑑賞No:02970
製作:2019年/日本/115分
監督:荒井晴彦
出演:柄本佑/瀧内公美

東日本大震災から7年目の夏。離婚、退職、再就職後も会社が倒産し、全てを失った永原賢治は、旧知の女性・佐藤直子の結婚式に出席するため秋田に帰郷する。久々の再会を果たした賢治と直子は、「今夜だけ、あの頃に戻ってみない?」という直子の言葉をきっかけに、かつてのように身体を重ね合う。1度だけと約束したはずの2人だったが、身体に刻まれた記憶と理性の狭間で翻弄され、抑えきれない衝動の深みにはまっていく・・・・。

出演者は柄本佑と瀧内公美の2人だけという作品。2人の会話の中では、柄本佑演じる賢治の父の声や、瀧内公美演じる直子の婚約者である自衛官の話は出てくるが、ともに姿は見せない。ちなみに声のみで父親役で登場するのは、実の父親である柄本明であることがエンドロールで分かる。ストーリーは至って単純。2人の会話劇で進行する形で飽きは来ないが、かといって劇的な変化も無い、淡々としたストーリー。ただストーリーは淡々としているが、大半は2人が全裸も厭わず熱烈に愛し合うシーンばかりで、AVまがいと言われても仕方の無い内容。そこにあるのは欲望だけで、東日本大震災の話も絡めてはいるが、何のメッセージも伝わってこない。そしてラストはあまりにも唐突な富士山爆発の話。何とも荒唐無稽な作品で、なぜキネマ旬報ベスト・テンで日本映画1位になるのか不思議。ただし、主演の2人の大胆な熱演には拍手。

劇場公開日 2019年8月23日



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2020-04-28

台風家族

★★★+(3.5)
w台風家族
鑑賞No:02967
製作:2019年/日本/108分
監督:市井昌秀
出演:草なぎ剛/MEGUMI/中村倫也/尾野真千子

鈴木一鉄と妻の光子は銀行から2000万円もの大金を強奪し、行方がわからくなっていた。事件から10年たったある日、いまだに所在がわからない両親の仮想葬儀で財産分与をおこなうため、鈴木家の子どもたちが集まる。どんな仕事も長続きしない長男の小鉄は妻の美代子、娘のユズキとともに10年ぶりに実家へ訪れ、長女の麗奈、次男の京介とともに、空の棺おけを2つ並べた見せかけだけの葬儀を始める。葬儀が終わった頃にインターホンが鳴り、間に合わなかった末っ子の千尋がようやく到着したかに思われたが、ドアの外に立っていたのは千尋ではない、チャラチャラした男だった・・・・。

本作は、出演者の新井浩文の起こした事件により公開が延期され、一時お蔵入りが懸念された作品。銀行強盗を起こしてそのまま行方不明になっている両親の財産分与を巡る4人の兄弟の醜い争いの1日を描くホームドラマ。映画の中の設定でも、この兄弟の財産目当ての言動をネットでライブ配信するシーンが出てくるが、まさに観客自体、このライブ配信の視聴者の如く思えた。主演は兄弟の長男を演じた元SMAPの草なぎ剛。少々、過剰なアクションが鼻についたが、財産を独り占めしようとする、性根の悪いクズな長男役を好演していた。父親とも関係の悪かった長男が、父親の本心が分かってくると、次第に態度も変化していくのだが、それが救いだった作品。

劇場公開日 2019年9月6日



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2020-04-15

蜜蜂と遠雷

★★★+(3.5)
w蜜蜂と遠雷
鑑賞No:02966
製作:2019年/日本/119分
監督:石川慶
出演:松岡茉優/松坂桃李/森崎ウィン/鈴鹿央士

ピアノの天才たちが集う芳ヶ江国際ピアノコンクールの予選会に参加する若き4人のピアニストたち。母の死をきっかけにピアノが弾けなくなったかつての天才少女・栄伝亜夜は、7年の時を経て再びコンクールへの出場を決意する。音大出身だが現在は楽器店で働くコンクール年齢制限ギリギリの高島明石は、家族の応援を背に最後の挑戦に臨む。名門ジュリアード音楽院在籍中で完璧な演奏技術と感性を併せ持つマサル・C・レビ=アナトールは、優勝候補として注目されている。そして、パリで行われたオーディションに突如現れた謎の少年・風間塵は、先ごろ亡くなった世界最高峰のピアニストからの「推薦状」を持っており、そのすさまじい演奏で見る者すべてを圧倒していく。熱い戦いの中で互いに刺激しあい、それぞれ葛藤しながらも成長していく4人だったが・・・・。

史上初となる直木賞&本屋大賞のW受賞を果たした恩田陸の同名ベストセラーの映画化。4人のピアニストによる、コンクールでの熾烈な争いが描かれているのかと思いきや、それぞれに思いや葛藤があり、苦しんでいるところで互いに助け合ったり、アドバイスしたりといったシーンが柱になっている。それゆえ、4人の間には陰険な行為や言動はなく、むしろコンクールで争っているとは思えない和気あいあい感が一杯。なので、よくありがちなドロドロとした闘いを描いたコンクールではなく、観ていて気分の良い作品である。ただ、終盤の演奏シーンは圧巻。もちろん、実際に演奏しているのはプロの方だろうけど、指のアップだけで無く、俳優の全身を引きで映し、あたかも本人が演奏しているように見えるシーンも随所にあり、出演者の相当の努力が窺い知れる。

劇場公開日 2019年10月4日



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2020-04-09

人間失格 太宰治と3人の女たち

★★(2.0)
w人間失格 太宰治と3人の女たち
鑑賞No:02965
製作:2019年/日本/120分
監督:蜷川実花
出演:小栗旬/宮沢りえ/二階堂ふみ/沢尻エリカ

1964年、人気作家として活躍していた太宰治は、身重の妻・美知子と2人の子どもがいながら、自分の支持者である静子と関係を持ち、彼女がつけていた日記をもとに「斜陽」を生み出す。「斜陽」はベストセラーとなり社会現象を巻き起こすが、文壇からは内容を批判され、太宰は“本当の傑作”を追求することに。そんなある日、未帰還の夫を待つ身の美容師・富栄と知り合った太宰は、彼女との関係にも溺れていく・・・・。

文豪・太宰治の小説「人間失格」の誕生秘話を、太宰を取り巻く3人の女性たちとの関係とともに描いたオリジナル作品。監督は蜷川実花とすぐ分かる映像美だが、この映像美がこの作品に本当に適していたかは疑問。映像は確かに美しいが、昭和30年代のイメージとはかけ離れており、幻想的なイメージは実話とは捉えにくい(実話かどうか分からないが、登場人物の大半はみな実在の人物)。さらに映像美は別にして、ストーリーがわかりにくい。というか退屈。太宰の死の真相に触れるかと期待したが、それもなく、3人の女優との絡みも中途半端。キャストの豪華さにハンして内容はショボい作品。

劇場公開日 2019年9月13日



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2020-04-02

見えない目撃者

★★★★(4.0)
w見えない目撃者
鑑賞No:02964
製作:2019年/日本/128分
監督:森淳一
出演:吉岡里帆/高杉真宙/大倉孝二/浅香航大

警察学校の卒業式の夜、自らの過失で弟を事故死させてしまった浜中なつめ。自身も失明し警察官の道を諦めた彼女は、事故から3年経った現在も弟の死を乗り越えられずにいた。そんなある日、車の接触事故に遭遇したなつめは、車中から助けを求める少女の声が聞こえてくることに気づき、誘拐事件の可能性を訴える。視覚以外の感覚から感じ取った“目撃”情報を警察に提示するなつめだったが、警察は目の見えない彼女を目撃者と認めず捜査を打ち切ってしまう。なつめは少女を救うべく奔走し、事故現場で車に接触したスケボー少年を探し出す。やがて女子高生失踪が関連づけられ、連続誘拐事件の存在が判明。なつめは事件の闇へと切り込んでいくうちに、弟の死とも向き合うことになる・・・・。

2011年の韓国映画「ブラインド」の日本版リメイク。2015年には中国でもリメイクされており、映画化人気のある作品である。題材は、事故で視覚を失った浜中なつめが巻き込まれた女子高生誘拐事件。なつめは事件は事件発生の可能性があることを警察に証言するが、視覚障害者の目撃証言の信憑性が疑われ警察は捜査を打ち切ったため、なつめは独自で捜査を行うことに。目が見えないことで、逆に視覚を除く五感が研ぎ澄まされたことや、元警察官としての基礎能力も併せて次々と解決に結びついていく推理を展開していく様は、観ていて面白い。ただ、中盤から元警察官という肩書きを全面に出してくるが、実は警察学校を卒業した日に交通死亡事故を起こしたため、警察官になることを断念するので、実際、なつめは警察官として1日も勤務していない。よって、警察官の経歴はなく、しいていえば警察学校で学んだ知識・技術があるのみ。全体的には面白い作品だったが、上記以外にも違和感は多々あった。前半は正統派のサスペンス作品のようなストーリーだったが、後半はサイコホラーの要素が一気に凍り付かせるような雰囲気に変え、謎解きを楽しみに観ていた視聴者の期待を裏切った感があること。また、犯人の犯行動機も何かモヤモヤしているし、田口トモロヲと大倉孝二の2人が演じる刑事の行動も警察官としておかしい点はいくつかあった。(単独行動や一般人への捜査情報開示など)

劇場公開日 2019年9月20日




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2020-04-01

アンダー・ユア・ベッド

★★★+(3.5)
wアンダー・ユア・ベッド
鑑賞No:02963
製作:2019年/日本/98分
監督:安里麻里
出演:高良健吾/西川可奈子/安部賢一/三河悠冴

家でも学校でも誰からも必要とされることなく、存在自体を無視されていた男。誰からも名前すら覚えられることのないその男に「三井くん」と名前を呼んでくれた、たった1人女性がいた。学生時代の甘美な思い出から11年の時間が過ぎ、男は女性との再会を夢見るが、男の目の前に現れた彼女は別人のように変わってしまっていた。彼女に何が起こったのか。男の純粋な思いは暴走し、彼女の自宅に潜入。ベッドの下に潜み、息を殺して彼女の監視を始める・・・・。

「娼年」の松坂桃李の体当たり演技にも驚かされたが、本作の高良健吾の変態ストーカー役の体当たり演技も立派。本作に関する予備知識は全くなく、ポスターを見る限り、現代版江戸川乱歩風の作品を想像していたが、一言でいえば、妄想と不法侵入とDVの映画。何故バレないの?と不思議に思うほどの不法侵入シーンには終始ドキドキさせられ、DVシーンでは別の意味で肝を冷やした。ただ、妄想シーンも含め、分からないシーンも多々あった。たとえ11年たっているとはいえ、見た目さほど変わっていない三井くんを千尋は再会後に気づかなかったのか? 何故、千尋はDV夫の暴力に耐えているのか? そもそも夫のDV化の原因は? などなど。しかし、それなりに楽しめた。

劇場公開日 2019年7月19日



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2020-03-24

よこがお

★★★(3.0)
wよこがお
鑑賞No:02962
製作:2019年/日本、フランス/111分
監督:深田晃司
出演:筒井真理子/市川実日子/池松壮亮/吹越満

周囲からの信頼も厚い訪問看護師の市子は、1年ほど前から看護に通っている大石家の長女・基子に、介護福祉士になるための勉強を見てやっていた。ニートだった基子は気の許せる唯一無二の存在として市子を密かに慕っていたが、基子から市子への思いは憧れ以上の感情へと変化していった。ある日、基子の妹・サキが失踪する。1週間後にサキは無事に保護されるが、誘拐犯として逮捕されたのは意外な人物だった。この誘拐事件への関与を疑われたことを契機に市子の日常は一変。これまで築きあげてきた生活が崩壊した市子は、理不尽な状況へと追い込まれていく・・・・。

主要な登場人物は少ないが、ちょっと分かりにくい作品。登場人物の人間関係が、物語が進んで行かないと分かりにくい上、結構、時間軸が前後し、余計ストーリーを分かりにくくしている。なおかつ、主人公は2人の人物になりすますため、さらに複雑。また、登場人物の行動も異様。甥の犯行動機も不明、主人公や基子の行動も理解しがたいことがあった。リサと和道との年の差カップルも不自然だし、復讐もショボい。何もかも中途半端な感じが否めないが、ラブシーンのみ大胆だった。

劇場公開日 2019年7月26日



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2020-03-21

3人の信長

★★★+(3.5)
w3人の信長
鑑賞No:02961
製作:2019年/日本/106分
監督:渡辺啓
出演:TAKAHIRO/市原隼人/岡田義徳/高嶋政宏

永禄13年、かつて主君である今川義元を討たれたことへの復讐に燃える蒲原氏徳ら元今川軍の侍たちが、金ヶ崎の戦いに敗れて逃走中の織田信長を捕らえることに成功する。しかし、彼らが捕らえた信長は3人もいた。万が一、影武者の首を討ち取ってしまっては、今川家は笑いものになってしまう。蒲原らはあの手この手で本物をあぶりだそうとするが、3人の信長たちも本物を守るため「我こそが信長だ」と猛アピール。3人の信長と元今川軍の侍たちは、翻弄し、翻弄される謀略合戦を繰り広げる・・・・。

戦国大名の影武者にスポットライトを当てた作品。戦国大名の影武者と言えば武田信玄が有名ではあるが、本作で取り上げられた織田信長の影武者が存在した事実は史料上では無い。そんな信長にもし影武者がいたとしたら・・・と言うことだろうが、信長の一般的なイメージとは違った側面を想像させるコメディ仕立ての作品となっている。ストーリーは、信長の影武者と名乗る3人の中から本物の信長を見極めようとするドタバタぶりを描いているが、本物当ては観客に対しても行われており、観る者も誰が本物の信長なのか考えさせながら観てしまう。終盤、意外な展開になるが、最後は無難な結果に落ち着くところは少しドンデン返し性が弱い。ただ、ラストでタイトルが変わるオチは良かった。

劇場公開日 2019年9月20日



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2020-03-17

最高の人生の見つけ方

★★★+(3.5)
w最高の人生の見つけ方
鑑賞No:02960
製作:2019年/日本/115分
監督:犬童一心
出演:吉永小百合/天海祐希/ムロツヨシ/満島ひかり

人生のほとんどを家庭のために捧げてきた主婦・幸枝と、仕事だけに生きてきた大金持ちの女社長・マ子。余命宣告を受けた2人は病院で偶然に出会う。初めて人生に空しさを感じていた彼女たちがたまたま手にしたのは、入院中の少女が書いた「死ぬまでにやりたいことリスト」だった。幸枝とマ子は、残された時間をこのリストに書かれたすべてを実行するために費やす決断をし、自らの殻を破っていく。これまでの人生で決してやらなかったことを体験していく中で、彼女たちは今まで気づくことのなかった生きる楽しさと幸せをかみしめていく・・・・。

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの共演で2007年に製作された同名映画の日本版リメイク。本作ではごく普通の主婦と大金持ちの女社長のコンビに設定し、主婦を吉永小百合、女社長を天海祐希を演じている。自分たちのやりたいことではなく、入院中の少女が書いた「死ぬまでにやりたいことリスト」の項目を少女の供養のために代わりに実行するというのはちょっと無理があるかも。また、やりたいことに対する理由(思い入れ)がはっきりしないので、見ていてもこちらの思い入れも湧かないのは残念。基本的に出演者に悪い人はいないので、最後まで気分良く観れる(唯一、女社長・マ子の旦那が悪い人といえば言えなくもないが、表向きの夫婦仲は良く、ラストの去り際もジタバタせず潔くてある意味、好感が持てた)。

劇場公開日 2019年10月11日



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2020-03-15

記憶にございません!

★★★★(4.0)
w記憶にございません!
鑑賞No:02959
製作:2019年/日本/127分
監督:三谷幸喜
出演:中井貴一/ディーン・フジオカ/石田ゆり子/草刈正雄

内閣総理大臣の黒田啓介は、史上最悪のダメ総理と揶揄されるほど国民から徹底的に嫌われていた。ある日、演説中に聴衆から飛んできた石が頭に当たって昏倒し、そのまま病院送りに。ベッドの上で目覚めた黒田は一切の記憶を失っていた。彼の秘書官3人は、このままだと国政が大混乱になると、記憶喪失の事実を国民はもちろん、大臣や家族にも秘密にすることを決める。そんな記憶をなくした総理には、当然のように次から次へとトラブルが襲いかかる。その一方で、まるで憑き物が落ちたかのように、これまでの悪行がウソのような普通のおじさん然とした言動を繰り返し、周囲を困惑させる黒田だったが・・・・。

三谷幸喜の長編映画監督8作目。多彩な分野の映画製作をしている三谷幸喜が今度は政治の世界を描いた政界コメディ。タイトルはかつて世間を騒がせた汚職事件「ロッキード事件」の証人喚問で証人が連発して使い、流行語にもなった言葉。その後も特に政治家によって偽証や証言拒否を避けるためによく使われており、五十歳代以上の人には聞き慣れた不愉快な回答言葉である。悪徳政治家の象徴的な言葉としてタイトルに採用したのかもしれないが、主人公の悪徳政治家ぶりは冒頭の一瞬のみ出てくるだけで、「記憶にございません」という言葉が映画の中で連発して使われるわけではなかった。よって、主人公のそれまでの悪徳ぶりが想像しがたく、記憶喪失後との違いの差がわかりづらかった。キャストは相変わらず豪華で、三谷映画常連組の俳優はもちろん、ディーン・フジオカの首相秘書官はハマリ役だったし、草刈正雄の存在感も大きかった。あと、主人公の恩師役で登場した山口崇は久しぶりに見て驚いた。内容はコメディではあるが、三谷作品の中では真面目な部類に入る感じがした。

劇場公開日 2019年9月13日



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2020-03-08

新聞記者

★★★★(4.0)
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鑑賞No:02958
製作:2019年/日本/113分
監督:藤井道人
出演:シム・ウンギョン/松坂桃李/本田翼/岡山天音

東都新聞の記者・吉岡エリカのもとに、医療系大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届く。日本人の父と韓国人の母のもとアメリカで育ち、強い思いを秘めて日本の新聞社で働く彼女は、真相を突き止めるべく調査に乗り出す。一方、内閣情報調査室の官僚・杉原は、現政権に不都合なニュースをコントロールする任務に葛藤していた。そんなある日、杉原は尊敬するかつての上司・神崎と久々に再会するが、神崎はその数日後に投身自殺をしてしまう。真実に迫ろうともがく吉岡と、政権の暗部に気づき選択を迫られる杉原。そんな2人の人生が交差し、ある事実が明らかになる・・・・。

東京新聞記者・望月衣塑子の同名ベストセラーを原案にしたオリジナルストーリー。第43回日本アカデミー賞では最優秀作品賞をはじめ、W主演のシム・ウンギョンと松坂桃李もそれぞれ最優秀主演女優賞、最優秀主演男優賞を受賞している。アカデミー賞絡みでみると、最優秀主演女優賞を受賞したシム・ウンギョンは韓国出身の女優。本家の米国アカデミー賞の作品賞では「パラサイト 半地下の家族」が受賞するなど韓国映画の躍進が目立った年となった。内容的には、2016年(第88回)アカデミー作品賞を受賞している「スポットライト 世紀のスクープ」に近いストーリー。ただし、「スポットライト 世紀のスクープ」の方は数々の困難を乗り越え、スクープを勝ち取るサクセスストーリーとなっており、緊迫した内容ながら全体的に明るい。一方、「新聞記者」の方も同様にスクープには成功するが、それを抹殺する巨大な圧力がかかってきて、結末は明らかにされずに終わるという、少々消化不良感が残るエンディング。また、「スポットライト 世紀のスクープ」に比べ、全体的に暗く、悲壮感が全体的に漂っており、巨大権力の凄まじさを体感する。さらに現実の社会との類似点の多さに、決して虚構ではないだろうと思わざるを得ない内容である。

劇場公開日 2019年6月28日



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2020-03-02

パラサイト 半地下の家族

★★★★+(4.5)
wパラサイト 半地下の家族
鑑賞No:02957
原題:Parasite
製作:2019年/韓国/132分
監督:ポン・ジュノ
出演:ソン・ガンホ/イ・ソンギュン

キム一家は家族全員が失業中で、その日暮らしの貧しい生活を送っていた。そんなある日、長男ギウがIT企業のCEOであるパク氏の豪邸へ家庭教師の面接を受けに行くことに。そして妹ギジョンも、兄に続いて豪邸に足を踏み入れる。正反対の2つの家族の出会いは、想像を超える悲喜劇へと猛スピードで加速していく・・・・。

2020年(第92回)アカデミー賞で、外国語映画として初めて作品賞に輝いた作品。本作は作品賞以外に監督賞、脚本賞、国際映画賞も受賞し、4冠に輝いた。アカデミー作品賞といえば、重厚な人間ドラマや社会派ドラマなどが受賞しやすいといわれてきたが、今年は違った。英語以外の外国語の作品賞受賞は92年間のオスカーの歴史で画期的なことであり、一見、アカデミー賞には不向きとも思われるコメディー調のサスペンスまたはスプラッター映画ともいえる残虐作品の受賞には正直驚いた。韓国の格差社会を描いた作品と言われているが、冒頭からなんかコミカルな感じで、貧困による格差社会の真の現実は迫ってこない。邦画で「万引き家族」という作品があったが、そんな感じの作品に近い。どちらかというと格差社会よりも家族の結束の強さが象徴的。ただ、前半は面白いように上流家庭にパラサイトしていき、中盤はその計画が瓦解していく様にハラハラさせられたが、惜しむらく、終盤の過激な暴力・殺戮シーンは予想外で、これまた良くも悪くも驚かされる。ただ、伏線も見事に張られていたが、キーパーソンと思われた男の子は全く関係なかったのは残念。また、終わり方にも消化不良感が残る。

劇場公開日 2020年1月10日



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2020-01-28

アルキメデスの大戦

★★★★+(4.5)
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鑑賞No:02955
製作:2019年/日本/130分
監督:山崎貴
出演:菅田将暉/柄本佑/浜辺美波/舘ひろし

日本と欧米の対立が激化する昭和8年、日本帝国海軍上層部は巨大戦艦・大和の建造計画に大きな期待を寄せていたが、海軍少将・山本五十六はその計画に待ったをかけた。山本は代替案を提案するも、上層部は世界に誇示する大きさを誇る大和の建造を支持していた。山本は大和の建造にかかる莫大な費用を算出し、大和建造計画の裏に隠された不正を暴くべく、天才数学者・櫂直を海軍に招き入れる。数学的能力、そして持ち前の度胸を活かし、大和の試算を行っていく櫂の前に帝国海軍の大きな壁が立ちはだかる・・・。

実話に基づく作品かと思わせるような内容だったが、実際はフィクション作品。しかし、実在の人物も一部登場し、史実を参考にした箇所も随所に見られ、虚実交えた内容になっている。戦争をテーマにした作品だが、戦争シーンは冒頭の戦艦大和の撃沈シーンだけで、ストーリーは戦艦建造費の不正を暴くというもの。戦争を論ずる視点としては目新しく面白い。ただ、再見積のための資料は一切提供されず、期限もたった2週間(途中で期限はさらに繰り上がる)という絶望的な状況の中で、前向きに取り組む主人公の姿勢は見上げたもので、自身の生き方に対する参考にもなった。見積のための計算式を構築し、不正を暴いて万々歳と思ったが、実は敵も味方も曲者といった軍人特有の思考には唯々恐ろしい。むしろ、直接の敵キャラだった田中泯演じる平山忠通の方がはるかに共感を得た。

劇場公開日 2019年7月26日



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2020-01-20

ターミネーター ニュー・フェイト

★★★★(4.0)
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鑑賞No:02954
原題:Terminator: Dark Fate
製作:2019年/アメリカ/129分
監督:ティム・ミラー
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー/リンダ・ハミルトン

人類滅亡の日である「審判の日」は回避されたが、まだ危機は去っていなかった。メキシコシティで父と弟とごく普通の生活を送っていた21歳の女性ダニーのもとに、未来から最新型ターミネーター「REV-9」が現れ、彼女の命を狙う。一方、同じく未来からやってきたという女性戦士グレースが、ダニーを守るためにREV-9と壮絶な戦いを繰り広げる。何度倒しても立ち上がってくるREV-9にダニーとグレースは追いつめられるが、そこへ、かつて人類を滅亡の未来から救ったサラ・コナーが現れる・・・・。

シリーズ6作目となる「ターミネーター」シリーズだが、1作目、2作目の正当な続編として製作された本作。これにより、長年不評により続編としてあからさまに無視され続けてきた「ターミネーター3」は正式に続編ではなくなった。本作は、正式な続編を名乗るとおり、シュワちゃんやリンダ・ハミルトンの登場でその雰囲気を出している。単純に観る限りは結構楽しめた。しかし、内容がチグハグで、これが興行成績の悪さにも出ているよう。特にシリーズ人気を決定づけた2作目をかなり意識してか、至る所で2作目の焼き回しのようなシーンが目立つ。年配者には懐かしく、若い人には新鮮だったかもしれないが、作品としては続編というより、リメイク感が強かった。とはいえ、CG技術は群を抜いていた。CG技術のすごさを肌で感じた最初の作品が「ターミネーター2」だったが、本作もその驚きは再現された。全編に及ぶCGシーンもすごいが、特に驚いたのが冒頭のシーン。ジョン・コナーがサラの前でターミネーターに殺されるシーンだが、この3人、最初はよく似た俳優(もしくは一般人)にメイクやCGでそれらしく見せて撮影したのかと思いきや、3人ともフルCGと聞いて超ビックリ!CG技術もここまできたかと驚嘆した。ただ、これまでストーリーの核だった「ジョン・コナーを守ること」がオープニングであっさり否定されてしまうのはいかがなものであろうか?それによって未来は変わり、本作に繋がるストーリーになるわけだが、タイムパラドックスではないかと思われるシーンがいくつかあり、ちょっと納得がいっていない作品である。

劇場公開日 2019年11月8日



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2020-01-12

引っ越し大名!

★★★+(3.5)
w引っ越し大名!
鑑賞No:02952
製作:2019年/日本/120分
監督:犬童一心
出演:星野源/高橋一生/高畑充希/山内圭哉

姫路藩書庫番の片桐春之介は人と接するのが苦手で、いつも書庫にこもり書物にあたっていた。幕府から豊後(大分県)の日田への国替を言い渡された藩主の松平直矩は、度重なる国替からの借金と、これまでにない遠方への引越し、さらに減棒と、国の存亡が危うくなるほどのピンチに頭をかかえていた。この国難を乗り切れるかは、国替えを仕切る引っ越し奉行の腕にかかっていたが、前任者は激務が原因ですでに亡くなり、国替のノウハウも失われていた。そんな中で、書物好きなら博識だろうという理由から、春之介が引っ越し奉行に任命されてしまう・・・・。

昔の時代劇というと、正義と悪がはっきりしていて、最後は正義が悪を倒すというのが常套手段だったが、最近の時代劇はこれまでにない側面から切り取って作るというのが流行っているみたいだ。特に「武士の家計簿」「利息でござる」「決算!忠臣蔵」といった金銭面をテーマにしたものが増えている。本作は国替えを1つのプロジェクトとして扱っているが、大事な予算管理、スケジュール管理といった側面から描かれている。もはや時代劇というよりは、ビジネス映画と言ってもよいのではないだろうか。テーマは斬新で期待も膨らむところだったが、ストーリーはあまり起伏のない展開で、大変なプロジェクトの割には思ったほどの苦労が感じられず、割とすんなり国替えが行われてしまうので、チョット拍子抜けする。

劇場公開日 2019年8月30日



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2020-01-05

パラレルワールド・ラブストーリー

★★★+(3.5)
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鑑賞No:02951
製作:2019年/日本/108分
監督:森義隆
出演:玉森裕太/吉岡里帆/染谷将太/筒井道隆

脳の研究を行うバイテック社で働く幼なじみの敦賀崇史と三輪智彦は、親友でもあり互いを尊敬し合う良きライバルだ。ある日、智彦が紹介したいと連れてきた女性は、崇史が学生時代に密かに思い続けていた津野麻由子だった。そしてある朝、崇史が目を覚ますと麻由子が崇史の恋人として朝食を作っていた・・・・。

東野圭吾の異色恋愛小説の映画化。原作は読んでいないが、タイトルから勝手にSFラブロマンス的な内容かと思っていたが、蓋を開けてみるとチョット違っていた。SFラブロマンスというよりは、どちらかというとホラー・サスペンスに近いような感じ。というのも、タイトルに惑わされたからだ。「パラレルワールド」の個人的な理解としては、「現実のある時点から現実とは違う世界が現実と同じ時間軸で並行して存在するもの」というものであり、端的に言えば、「この時、〇〇をしていれば・・・・」といったIF(もしも~)に対する答えの世界というものを想像していた。冒頭のシーンでいうと、並走する電車の窓から見える女性に対して「告白できる・告白できない」という結果の分岐によるパラレルワールドの存在を期待して観ていたが違った。また、本作のストーリー展開において時間軸の説明がなく、時間軸がコロコロ変わるという分かりにくさがあった。これも、本作がホラー・サスペンス映画に変貌していく布石なのだが、それは途中までわからない。ただ、最後にわかるのは、決してホラー・サスペンス映画ではなく、友情・愛情をテーマにした作品ということだ。

劇場公開日 2019年5月



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2020-01-04

ザ・ファブル

★★★★(4.0)
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鑑賞No:02950
製作:2019年/日本/123分
監督:江口カン
出演:岡田准一/木村文乃/山本美月/福士蒼汰

超人的な戦闘能力を持つ伝説の殺し屋ファブルは、育ての親であるボスから、1年間殺し屋を休業して普通の人間として生活するよう命じられる。もし誰かを殺したらボスによって処分されてしまうという厳しい条件の中、「佐藤アキラ」という偽名と、相棒ヨウコと兄妹という設定を与えられ、大阪で暮らしはじめたファブルは、生まれて初めての日常生活に悪戦苦闘。そんな中、偶然知り合った女性ミサキがある事件に巻き込まれたことから、ファブルは再び裏社会に乗り込んでいく・・・・。

2017年度講談社漫画賞を受賞した南勝久原作の人気コミックの実写映画化。相手を6秒以内に倒すという超人的な殺人能力がある天才的な殺し屋ファブルが殺しを封印し、一般社会に溶け込んで生活するというミッションを体験するストーリー。恐るべき殺人能力を持ちながら、一般社会のことは何も知らないというギャップが面白い。よく似た設定の作品としては殺し屋ではないが、ポール・ホーガン主演の「クロコダイル・ダンディー」が近いだろうか。ともかく強い。ただ面白いのはそんな超人的な強さを誇るファブルが実は猫舌だったり、時給800円のアルバイトをしていたり、三流芸人・ジャッカル富岡のファンだったりと、殺し屋とは思えない横顔があること、さらにそんなジャッカルを、これまではクールな役どころが多かった岡田准一が演じているという更なるギャップである。脇を固める俳優陣も豪華で、福士蒼汰や向井理のワル役も見もの。

劇場公開日 2019年6月21日



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2020-01-02

ジョーカー

★★★★(4.0)
wジョーカー
鑑賞No:02948
原題:Joker
製作:2019年/アメリカ/122分
監督:トッド・フィリップス
出演:ホアキン・フェニックス/ロバート・デ・ニーロ

アーサー・フレックはコメディアンを夢見る心優しい男。母親から「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」と教わった彼は、大都会で大道芸人として暮らしながら、いつの日か世界中に笑顔を届けようと心に誓う。しかし、周囲から冷たい反応や暴力を受け、しだいに精神を病んでいった彼は、自ら施したピエロメイクの悪“ジョーカー”へ変貌を遂げる・・・・。

「バットマン」の適役としてこれまでジャック・ニコルソンやヒース・レジャーなどが演じてきたジョーカーの誕生秘話を描いた作品。DCコミックス作品としては初めてベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞している。母親思いで、コメディアンを目指して大道芸人として細々と生きているアーサーが次第に狂気を帯びていく様子が克明に描かれているのだが、何といってもその狂気ぶりを主演のホアキン・フェニックスが恐るべき演技力で演じ切っている。「バットマン」のスピンオフ作品のような形だが、雰囲気や作風は「バットマン」とは違う。「バットマン」も陰のある、全体的に暗い作品ではあるが、本作は暗いというより得体のしれない恐怖が常に付きまとう作品である。ただ、ラストで「バットマン」ストーリーにつながるようになっている。

劇場公開日 2019年10月4日



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2020-01-01

泣くな赤鬼

★★★★(4.0)
w泣くな赤鬼
鑑賞No:02947
製作:2019年/日本/111分
監督:兼重淳
出演:堤真一/柳楽優弥/川栄李奈/竜星涼

日に焼けた赤い顔、鬼のような熱血指導から、かつては「赤鬼」と呼ばれていた城南工業野球部監督・小渕隆。しかし、甲子園出場の夢はかなうことなく、10年の歳月が流れた。あの頃のような野球への熱い思いは衰え、身体にもガタがきている50代の疲れた中年となった赤鬼は、診察を受けた病院でかつての教え子、斎藤智之=愛称ゴルゴと偶然再会する。類まれなる野球センスを持ちながら、努力もせずに途中で挫折し、高校を中退したゴルゴも、今では20代半ばとなり、妻と息子の3人で幸せな家庭を築く、一人前の大人に成長していた。しかし、ゴルゴが若くして末期がんにより余命半年であることを知った赤鬼は、ゴルゴのためにあることを企画する・・・・。

重松清の同名短編小説の映画化。赤鬼役の堤真一とゴルゴ役の柳楽優弥の見事な配役に尽きる作品。一方は若い頃熱血教師だった男が草臥れた中年教師となり、もう一方は高校生の頃は自分の才能にうぬぼれてツッパっていた少年が立派な大人となっていた。そんな二人が再会し、次第に打ち解けていく様子を描いている。ただ、物語はそれだけではなく、ゴルゴが末期がんということで、生きた証をどう幼い我が子に残すかということを模索する姿が並行して描かれる。全体的にはありふれたストーリーだが、二人の苦悩する姿には心打たれる。ちょっとしたボタンの掛け違い、コミュニケーション不足が人生を変えてしまう一例である。長い年月を経て心打ち解け、真実を吐露すると、何てことはなかったことが分かるのに・・・といった感じかな。

劇場公開日 2019年6月14日



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2019-12-10

コンフィデンスマンJP

★★★★(4.0)
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鑑賞No:02944
製作:2019年/日本/116分
監督:田中亮
出演:長澤まさみ/東出昌大/小日向文世/小手伸也

天才的な知能を持つが詰めの甘いダー子と、彼女に振り回されてばかりのお人よしなボクちゃん、百戦錬磨のベテラン詐欺師のリチャードの3人の信用詐欺師は、香港マフィアの女帝ラン・リウが持つと言われる伝説のパープルダイヤを狙い、香港へ飛ぶ。3人がランに取り入るべく様々な策を講じる中、天才詐欺師ジェシーも彼女を狙っていることが判明。さらに以前ダー子たちに騙された日本のヤクザ・赤星の影もちらつきはじめ、事態は予測不可能な方向へ展開していく・・・・。

人気テレビドラマ「コンフィデンスマンJP」の劇場版。別名「コンフィデンスマンJP ロマンス編」。悪徳な方法で巨額の富を築いた悪者から大金を騙し取る詐欺師たちを描いた作品だが、何と言っても計画から実行までの情報収集や仕込みなどの謎解きが見ものである。ただし、TVドラマと違って映画となるとスケールが大きくなっている分、仕込みもスケールアップし、リアル感が薄くなりすぎている感は否めない。本作も一人や二人だけでなく、丸ごとフェイクという設定はちょっとあり得なさすぎて呆れてしまった。が全体的に面白かったのは間違いない。ラストの謎解きは、「イニシエーション・ラブ」風だったが、「イニシエーション・ラブ」はヒントのシーンをあらかじめ見せておいての謎解きだったが、本作はヒントはあまり見せずに謎解きで真相を初めて見せるといったシーンが多く、後出しジャンケンのようでドンデン返し感が少し萎えた。後は出演者の多彩さ。メイン以外にもちょい役で有名俳優が多く出ているので注意して観たい。

劇場公開日 2019年5月17日




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2019-12-02

居眠り磐音

★★★★+(4.5)
w居眠り磐音
鑑賞No:02943
製作:2019年/日本/121分
監督:本木克英
出演:松坂桃李/木村文乃/芳根京子/柄本佑

3年間の江戸勤番を終えた坂崎磐音は幼なじみの小林琴平、河井慎之輔とともに九州・豊後関前藩に戻った。琴平の妹・舞は慎之輔に嫁ぎ、磐音もまた、琴平と舞の妹である奈緒との祝言を控えていた。しかし、妻の舞が不貞を犯したという噂を耳にした慎之輔が舞を斬ってしまい、それに激高した琴平が慎之輔に噂を吹き込んだ人物と慎之助本人をも斬るという事態に発展。磐音は罰せられた琴平を討ち取るよう命じられてしまう。2人の友を1日にして失う悲劇に見舞われた磐音は、許婚の小林奈緒を残したまま関前を後にし、たどり着いた江戸の長屋で浪人に身をやつすこととなる。昼は鰻割きとして働き、夜は両替商・今津屋で用心棒稼業を始めた磐音だったが・・・・。

佐伯泰英の人気時代劇小説「居眠り磐音 決定版」シリーズの映画化。最近、「不能犯」や「孤狼の血」「娼年」などでこれまでのイメージを大胆に変えてしまった演技を見せた松坂桃李。演技の幅の大きさを見せつけ、次はどんな役にチャレンジにするのかと期待していたところ、これまた意外にも本来の(個人的に思い込んでいる)イメージに近いというか、イメージそのものの役柄を好演していた。脇を固める俳優陣は豪華で勿体ない使い方をされている人もいた中、坂崎磐音役は松坂桃李の代表的なキャラクターになりそう。

劇場公開日 2019年5月17日



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2019-11-23

うちの執事が言うことには

★★★(3.0)
wうちの執事が言うことには
鑑賞No:02941
製作:2019年/日本/103分
監督:久万真路
出演:永瀬廉/清原翔/神宮寺勇太/優希美青

社交界の名門として名高い烏丸家第27代当主・烏丸花穎が留学先の英国から帰国した。しかし、彼を迎えたのは、花穎が絶大な信頼を寄せる老執事・鳳ではなく、まったく見ず知らずの仏頂面の青年・衣更月だった。突如行方をくらました花穎の父・真一郎が残した命令によって、花穎は不本意ながら衣更月と主従関係を結ぶ羽目になってしまう。新たに執事として仕える衣更月との微妙な空気が流れる中、花穎に上流階級の陰謀が降りかかる・・・・。

高里椎奈の人気小説シリーズの映画化。タイトルから勝手に想像して、昔観た「謎解きはディナーのあとで」の続編かと思って観たが、出だしから違っていた。そもそも若くはない私にとって、メインの若手出演者は全く知らない俳優ばかりで、わずかに脇を固める奥田瑛二、吹越満、原日出子といった数名の熟年俳優が何とかわかる程度。主人公の烏丸花穎を演じる永瀬廉や執事役の清原翔、赤目役の神宮寺勇太などみんな初めて見る俳優ばかりだった。鑑賞後、永瀬廉と神宮寺勇太は人気アイドルグループ「King & Prince」だと知ったが、このグループの名前すら知らない始末だった。よって、最初からあまり期待せずに観たのが良かったのかもしれない。まだ経験が少ないのか、皆演技もイマイチだが、この若き当主と執事の着いたり離れたりの関係が結構面白い。ただ、理解もし難い。そもそも執事という制度というか、そんな家柄に生まれていないので、この尽くし方の異常さが理解できないし、そもそも小説も読んでいないせいか、映画ではそもそもの烏丸家の凄さがよく伝わってこない。
内容は一応勘違いした謎解きだが、すぐ犯人が分かる程度のミステリーレベル。

劇場公開日 2019年5月17日



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2019-10-29

美人が婚活してみたら

★★★(3.0)
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鑑賞No:02939
製作:2019年/日本/89分
監督:大九明子
出演:黒川芽以/臼田あさ美/田中圭/中村倫也

不倫の恋ばかりしてきた30代の美人デザイナー・タカコは、ある大きな恋を終えた途端に燃え尽き症候群に陥ってしまう。親友の漫画家ケイコに後押しされて自分を変えるべく一念発起したタカコは、勢いで婚活サイトに登録。やがて知り合った2人の男性の間で揺れ動くが、結婚そのものが目的となっているタカコに、ケイコは怒りを募らせていく。タカコの婚活を面白がっているように見えたケイコは、実は自分自身が結婚に苦しんでいたのだった。そしてついに、タカコとケイコはケンカしてしまい・・・・。

漫画アプリ「Vコミ」で長期間ランキング1位を獲得し続けた人気コミックの映画化。美人な主人公が本気で婚活する姿をコミカルに描いた作品で、序盤は婚活の現状や美人であるが故の苦労も描かれており、結構面白く観ていた。特に、真面目だがちょっと変な若者・園木と、離婚歴のある医師・矢田部の2人に候補が絞られてからはどちらを選ぶのか、興味深く観ていた。だが、予想を反し、コミカルな雰囲気もだんだん消えて重い空気が漂う雰囲気となって来た。また、主人公に同情・共感する部分もあったが、園木との結末が決定的に主人公に対する不快感がピークに達した。まさに、ケイコとの喧嘩シーンでケイコがタカコに言った言葉が正解だと思った。前半は面白かっただけに、私としてはこれを最後まで貫いて欲しかった。

劇場公開日 2019年3月23日



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  1. 邦画-ひ
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2019-10-14

夜明け

★★★+(3.5)
w夜明け
鑑賞No:02938
製作:2019年/日本/113分
監督:広瀬奈々子
出演:柳楽優弥/小林薫/YOUNG DAIS/鈴木常吉

ある日、川辺を歩いていた初老の哲郎は、水際に倒れていた1人の青年を見つける。哲郎の自宅で介抱された青年は自ら「シンイチ」と名乗った。哲郎とシンイチは徐々に心を通わせ、哲郎は自身が経営する木工所でシンイチに技術を教え、周囲もシンイチを受け入れていった。しかし、シンイチは本名を明かすことができないある秘密を抱えており、哲郎もまた決して忘れることができない過去があった・・・・。

初老の男と若者のひょんなことからの出会い。初老の男は8年間、あることで罪悪感と後悔に苛まれてきた。そんなところに誰かの救いが必要な若者が現れる。若者にはどこか暗い影があり、訳有りの様子。しかし、「シンイチ」と名乗ったその若者に初老の男はなぜか親近感を持つのである。それは罪悪感と後悔の元凶である、死んだ息子と同じ名前だったからだ。それ以来、初老の男は実の息子と変わらぬ面倒をその若者に対して見せる。そうすることが初老の男にとって贖罪になるのではないかと思った。一方、若者にも、誰にも言えない秘密があった。それに気づいた初老の男は敢えてそのことに触れずにいた。そうすることが、若者に対する最大の優しさと思ったからだ。やがて、若者は耐えきれず、背負いきれない十字架を降ろすが如く、初老の男に真実を語る。誰かに秘密を漏らすことで、どうにかして今の苦境から脱したい若者の精一杯のもがきだった。その手段を知りたかった。しかし、初老の男は2人だけの秘密にしようと言った。再び、十字架を背負うことになり、さらに自分に対して身内以上に親身に世話をしてくれた初老の男にも十字架を背負わせることになった。それに耐えきれなくなったのであろう。ラストは予想外の展開だったが、これが若者の、初老の男に対する優しさだったのだ。結局、お互いを想う気持ちが強過ぎて、うまく噛みあわなかったのであるが、本当の優しさとは何か、考えさせられた。

劇場公開日 2019年1月18日



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  1. 邦画-よ
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2019-09-25

七つの会議

★★★★★(5.0)
w七つの会議
鑑賞No:02937
製作:2019年/日本/119分
監督:福澤克雄
出演:野村萬斎/香川照之/及川光博/片岡愛之助

都内にある中堅メーカーの東京建電。定例の営業会議では営業部長・北川の激しい檄が飛び、厳しい叱責にみなが震え上がる中、のんきにイビキをかいている万年係長のぐうたら社員・八角民夫。そんな彼が年下のエリート課長・坂戸をパワハラで社内委員会に訴えた。すると委員会が下した裁定は意外にも左遷という厳しいものだった。北川の信頼も厚いエースへの思いがけない処分に、社員たちの間に動揺が広がる。そんな中、新課長に着任した原島は、一連の不可解な人事の裏に何があったのか、その真相を探り始めるのだったが・・・・。

人気作家・池井戸潤のベストセラー企業小説の映画化。池井戸作品はあの有名なテレビドラマ「半沢直樹」しか見たことないが、内容は「半沢直樹」に大いに通じるものがあった。ただ根底にあるものは復讐ではなく、不正がテーマとなっていたのが大きく違うところ。キャストも、役どころは色々と違ったが「半沢直樹」の顔馴染の役者が多数起用されていた。ただし、主演は堺雅人ではなく、野村萬斎。原作は読んでいないので、実のところは何とも言えないが、まさに八角民夫イコール野村萬斎といえるハマり役だった。それだけでなく、何とも八角のミステリアスな言動は観ていてドンドン期待感が膨らんで行った。その謎も徐々に解けていく展開で2時間まったく飽きさせない見事な内容である。

劇場公開日 2019年2月1日



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  1. 邦画-な
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2019-09-23

翔んで埼玉

★★★+(3.5)
w翔んで埼玉
鑑賞No:02936
製作:2019年/日本/107分
監督:武内英樹
出演:二階堂ふみ/GACKT/伊勢谷友介/京本政樹

かつて東京都民からひどい迫害を受けた埼玉県民は、身を潜めてひっそりと暮らしていた。東京都知事の息子で、東京のトップ高校である白鵬堂学院の生徒会長を務める壇ノ浦百美は、ある日、アメリカ帰りで容姿端麗な謎の転校生・麻実麗と出会う。百美は麻実に淡い恋心を抱き、互いに惹かれあっていく。しかし、麻実が埼玉県出身であったという衝撃の事実を百美が知ってしまい、2人は東京と埼玉の県境で引き裂かれることとなってしまうが・・・・。

人気コミック「パタリロ!」の作者である魔夜峰央の人気漫画の実写映画化。バカバカし過ぎる映画だが、それを出演者たちが真面目にやっていることに面白さがある。そしてこのギャグ満載の映画で演じている俳優たちが、GACKT、伊勢谷友介、京本政樹といったニヒルな役者というギャップが面白いのかもしれない。「ダ埼玉」などの造語もいくつも出てくるが、これらは原作の発表時期と重なるが、30年以上前の流行語で30年以上の時を経て聞くのは懐かしい。ストーリーの中心となる千葉VS埼玉については昔から話には聞くが、所詮、関東での話であり、私のように関東以外の地方在住者にはどうでもいいことだが、よく似た対立図はどこの地方にもあるので意外にも共感を呼び、ヒットしたのかもしれない。主人公の壇ノ浦百美は男役にも関わらず、二階堂ふみが演じていることにちょっと違和感は感じた。また、演技の上手さには定評のある二階堂ふみだが、本作では妙に素人っぽい演技で、いつものような演技ではなかった。これが意図した演技なら恐るべき女優である。

劇場公開日 2019年2月22日




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2019-08-12

十二人の死にたい子どもたち

★★★★(4.0)
w十二人の死にたい子どもたち
鑑賞No:02932
製作:2019年/日本/118分
監督:堤幸彦
出演:杉咲花/新田真剣佑/北村匠海/高杉真宙

それぞれに事情を抱え、廃病院の一室に集まった12人の未成年たち。彼らの目的は集団安楽死をすること。ところが12人だけのはずのその部屋には、すでに死体となった13人目がいた。彼は何者で、なぜここにいるのか。そして一体誰が殺したのか。互いに議論を重ねる中で、次第にそれぞれの死にたい理由が明らかになっていくとともに、疑心暗鬼を募らせていく12人だが・・・・。

テーマからして、途中のストーリーは別にして結論(エンディング)は観る前から一目瞭然。しかし、結論は明白でも観ていて最後まで飽きさせなかった。集団安楽死を希望する12人の若者たちの動機はそれぞれあって、同情するべき点もあり、それが13人目の死体の存在の謎も加わって謎解きの様にストーリーが展開(解明)されていく新鮮さの連続によるものかもしれない。しかし、動機自体はどれもありがちなものばかりで意外性には乏しい。観ていて一番困ったのは出演俳優が若手ばかりでよく分からないため、役どころと名前の区別がつかず最初は混乱し、最後の方でやっと違いが分かってきたこと。エンディングで経緯を時系列に整理して親切に見せてくれるが、謎めいた設定にするためのわざとらしさのある個所があることも否めなかった。

劇場公開日 2019年1月25日



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2019-08-11

マスカレード・ホテル

★★★★(4.0)
wマスカレード・ホテル
鑑賞No:02931
製作:2019年/日本/133分
監督:鈴木雅之
出演:木村拓哉/長澤まさみ/小日向文世/渡部篤郎

都内で3件の殺人事件が発生した。現場にはいずれも不可解な数字の羅列が残されていたことから、連続殺人事件として捜査が開始される。警視庁捜査一課のエリート刑事・新田浩介は、その数字が次の犯行場所を予告していること、そしてホテル・コルテシア東京が4件目の犯行場所になることを突き止める。犯人を見つけるためホテルのフロントクラークに成りすまして潜入捜査に乗り出した新田は、教育係である優秀なフロントクラーク・山岸尚美と衝突を繰り返しながら、事件の真相に近づいていく・・・・。

三谷幸喜が監督・脚本を務めた「THE 有頂天ホテル」を彷彿させる、ホテルを舞台にした豪華キャストによる群像劇に連続殺人事件捜査を絡めたミステリードラマ。原作は東野圭吾の「マスカレード」シリーズ第1作の「マスカレード・ホテル」。犯行予告された超一流ホテルでホテルマンに扮した刑事が潜入捜査をするというのがストーリーの軸だが、犯人の手掛かりが全くないという、雲をつかむような状態。そんなホテルにやってくる人々はどいつもこいつも一癖も二癖もある客ばかり。「全員が容疑者」という触れ込みで観客にも犯人探しと殺人トリックを見破れるかという挑戦状をたたきつけている。主演は木村拓哉演じる刑事と、長澤まさみ演じるホテルマンのコンビで、二人は事あるごとに対立しながらも次第に打ち解けていき、信頼し認め合う仲になっていく。ホテルを舞台にして次々と繰り広げられるさまざまなエピソードが飽きない。

劇場公開日 2019年1月18日



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2019-08-05

サムライマラソン

★★(2.0)
wサムライマラソン
鑑賞No:02930
製作:2019年/日本/104分
監督:バーナード・ローズ
出演:佐藤健/小松菜奈/森山未來/染谷将太

。外国の脅威が迫る幕末の世。安中藩主・板倉勝明は藩士を鍛えるため、15里の山道を走る遠足を開催することに。しかし行き違いによって幕府への反逆とみなされてしまい、安中藩取り潰しを狙う刺客が藩士不在の城に送り込まれる。遠足参加中に藩の危機を知った安中藩士の唐沢甚内は、計画を阻止するべく走り出す・・・・。

日本のマラソンの発祥と言われる史実「安政遠足(あんせいとおあし)」を題材に執筆した小説「幕末まらそん侍」の映画化ということで歴史好きには期待が高まった。また、原作の土橋章宏は「超高速!参勤交代」で第8回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した脚本家・作家で、ついつい「超高速!参勤交代」のイメージでイメージが膨らんだ。ネット上では評価が分かれているそうだが、私は最初に勝手に作られた自己イメージの影響もあって、落胆させられざるを得なかった。特に前半はストーリーもブツ切りで分かりにくく、背景や登場人物についても説明が少ないので、何をゴールに今、何を描かれているのか、ぼんやりしたまま進行するのであまり映画に入り込めなかったのが正直な感想。

劇場公開日 2019年2月22日



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2019-07-08

ハード・コア

★★★+(3.5)
wハード・コア
鑑賞No:02925
製作:2018年/日本/124分
監督:山下敦弘
出演:山田孝之/佐藤健/荒川良々/石橋けい

あまりにも純粋で不器用なために世間になじめずに生きてきた男・権藤右近。群馬の山奥で怪しい活動家の埋蔵金堀りを手伝って日銭を稼ぐ彼にとって、心優しい仕事仲間・牛山だけが心を許せる相手だった。右近の弟でエリート商社マンの左近は、そんな2人の無為で自由な日々を歯がゆい気持ちで見守っている。ある日、右近と牛山は、牛山が暮らす廃工場で、古びた1体のロボットを見つける。その分野に詳しい左近が調べると、実は現代科学すらも凌駕する高性能なロボットであることが判明。彼らはロボットと不思議な友情を築いていく一方で、その能力を使って巨額の埋蔵金を密かに発見してしまう・・・・。

作・狩撫麻礼、画・いましろたかしによる伝説的コミック「ハード・コア 平成地獄ブラザーズ」の実写映画化。しかし、この映画のジャンル分けは難しい映画。社会の底辺で生きる男の社会派ドラマかと思えば、エログロ映画の様相も呈し、人間ドラマかと思えば突然ロボットが出てきて様相が一変し、ファンタジー映画になったかと思うと、いきなり空を飛んでしまうというSFっぽい映画に変貌してしまう。最終的には殺人事件の犯人に仕立て上げられそうになるといったミステリーの要素も加味され、一見、脈絡のないストーリーのようにみえるが、どこか観る者を惹きつける麻薬のようなエッセンスを含んでいる作品。冒頭に松たか子が出演しているが、本作のメインストーリーとは一切関係ないという意味の分からない俳優の使い方をしているかと思うと、逆に山田孝之と佐藤健の似ても似つかないが絶妙の兄弟設定や、荒川良々のどこか足らない牛山役は最適の配役。

劇場公開日 2018年11月23日



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  1. 邦画-は
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2019-05-13

カメラを止めるな!スピンオフ「ハリウッド大作戦!」

★★★★(4.0)
wカメラを止めるな!スピンオフ「ハリウッド大作戦!」
鑑賞No:02922
製作:2019年/日本/57分
監督:中泉裕矢
出演:真魚/濱津隆之/しゅはまはるみ/秋山ゆずき

アメリカ、ハリウッドのレストランでウェイトレスをしている千夏は、過去のある出来事から声が出なくなってしまい、髪を金色に染めてホリーと名乗り、新しい人生を歩もうとしていた。しかし、ある日ハリウッドにゾンビが現れ、人々を襲い始め・・・・。

口コミで大ヒットを記録し、社会現象ともなった「カメラを止めるな!」のスピンオフ作品。「カメラを止めるな!」で助監督を務めた中泉裕矢がメガホンを取っている。思いがけない大ヒットに欲が出たのか、はたまた安易な発想からか、前作の大ヒットに泥を塗るような作品かと思いながら何気なく観始めた。冒頭部分はまさにその予想的中だった。が、それは「カメラを止めるな!」同様、見事な仕掛けだった。57分という短尺ながら、出演者、長回しやどんでん返しのための伏線など、「カメラを止めるな!」らしさを凝縮した短編となっている。ラストの人文字による「HOLLY WOOD」には思わず拍手喝采。

劇場公開日 2019年3月21日



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  1. 邦画-か
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