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2015-08-17

シン・シティ 復讐の女神

★★★★
シン・シティ 復讐の女神
鑑賞No:02695
原題:Sin City: A Dame to Kill For
製作:2014年/アメリカ/103分
監督:ロバート・ロドリゲス/フランク・ミラー
出演:ミッキー・ローク/ジェシカ・アルバ

どこからともなく、ならず者たちが集う街シン・シティ。ストリップバーの看板ダンサーのナンシーは、なまめかしいダンスで男たちを癒やしながら愛していた刑事ハーティガンに死をもたらした街の支配者ロアーク上院議員に復讐するチャンスをうかがっていた。だが、ロアークは手段を尽くして力を拡大、さらに悪女エヴァの登場で街の腐敗は加速していく。そんな中、ギャンブラーのジョニーがロアークにポーカーで勝負を挑む・・・・。

悪徳がはびこる街シン・シティを舞台に、アウトサイダーたちの生きざまをハードボイルドに描いた「シン・シティ」の9年ぶりとなる続編。前作同様、モノクロームの中に鮮烈な色彩を映えさせた「シン・シティ」独特の映像美は継承されている。前作からのエピソードの続きと新たなエピソードを加えた内容になっているが、ストーリーは至って分かりやすい。映倫区分がR15+も尤もと思わせる暴力シーンが多く、「キル・ビル」を彷彿させる。ともかく容赦ない殺戮に唖然とする作品。

劇場公開日 2015年1月10日


  1. 洋画-し

2015-08-10

ジュラシック・ワールド

★★★★
ジュラシック・ワールド
鑑賞No:02691
原題:Jurassic World
製作:2015年/アメリカ/125分
監督:コリン・トレボロウ
出演:クリス・プラット/ブライス・ダラス・ハワード

事故の起こった「ジュラシック・パーク」にかわり、新たにオープンした「ジュラシック・ワールド」では、ジャイロスフィアという球体の乗り物でめぐる恐竜見学や、モササウルスの水中ショーなどで人気を博していた。さらなる人気を獲得したい責任者のクレアは、飼育係オーウェンの警告も聞かず、遺伝子操作により、凶暴で高い知性をもった新種の恐竜インドミナス・レックスを作り出すが・・・・。

スティーブン・スピルバーグ監督によるメガヒット作「ジュラシック・パーク」のシリーズ4作目。シリーズ4作目だが、初心・原点に戻ったような作品で、変に複雑なストーリーとはせず、単純なストーリーにしたことが初めて観る子供たちにも分かりやすく、大ヒットの原動力にもなったのではないだろうか。CG技術の進歩も目覚ましく、もはや現実かCGか区別がつかない映像はよりリアル感で迫ってくる。ストーリー構成は第1作目に近く、ある意味懐かしさを感じながら観たが、ラストの三段落ちのような結末も第1作目に通じるところがあり、思わず笑ってしまう爽快なラストだった。

劇場公開日 2015年8月5日


  1. 洋画-し

2015-08-05

映画 深夜食堂

★★★★
映画 深夜食堂
鑑賞No:02680
製作:2015年/日本/119分
監督:松岡錠司
出演:小林薫/高岡早紀/柄本時生/多部未華子

繁華街の路地裏にある深夜営業の食堂「めしや」には、マスターの料理と居心地の良さを求めて毎晩たくさんの人々が集まって来る。誰かが店に忘れていった骨壷をめぐって常連たちが話に花を咲かせる一方、愛人を亡くし新しいパトロンを探すたまこは、店で出会った青年と意気投合する。また、無銭飲食をきっかけに住みこみで働くことになったみちるは徐々に店になじんでいくが、ある事情を抱えていた・・・・。

安倍夜郎の人気コミックを原作にしたテレビドラマ「深夜食堂」シリーズの劇場版。3つのエピソードから成る。小林薫演じるマスターが営む小さな食堂に集まる人々が織りなす人間模様を描いており、高岡早紀、多部未華子、筒井道隆らがそれぞれのエピソードの主人公として登場する。一見、主人公のマスターは脇役のような立ち位置で控えめな存在ではあるが、要所要所で登場し、各エピソードの主人公に大きな影響を与えるという、存在感を見せる。各エピソードに出てくる料理もどれも素朴で目新しくはないが、味わってみたい魅力を感じさせるものばかりである。

劇場公開日 2015年1月31日



  1. 洋画-し

2015-06-20

ジャッキー・ブラウン

★★★★
ジャッキー・ブラウン
鑑賞No:00739
原題:Jackie Brown
製作:1997年/アメリカ/155分
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:パム・グリアー/サミュエル・L・ジャクソン/ロバート・デ・ニーロ

黒人スチュワーデスのジャッキー・ブラウンは安月給からやむなく密売人オデールの隠し金の運び屋をしていた。ある日、ひょんなことから逮捕されたジャッキーは、捜査官レイに密売人オデールの逮捕に協力するよう強要される。この機に人生を変えようと考えたジャッキーは、レイもオデールも出し抜いて大金を手にしようと一世一代の賭けに出る・・・。

クエンティン・タランティーノ監督によるクライム・サスペンス。B級映画で有名なタランティーノ監督が初めて本気で撮った映画というだけあって、それなりになかなか面白い作品に仕上がっている。時間軸が一定していないため、観ていて少々わかりにくくなる部分もあるが、同じシーンを視点を変えてくどいように見せるところは興味を惹いた。ロバート・デ・ニーロが見た目さえない中年を演じているが、珍しい役どころゆえ見もの。

劇場公開日 1998年4月25日


  1. 洋画-し

2015-05-06

シンデレラ

★★★
シンデレラ
鑑賞No:02652
原題:Cinderella
製作:2015年/アメリカ/105分
監督:ケネス・ブラナー
出演:リリー・ジェームズ/ケイト・ブランシェット

母を病気で、父を事故で失ったエラは、父の後妻である継母とその連れ子のドリゼラとアナスタシアに召使いのように扱われていた。ある日、耐えきれずに家を飛び出したエラは、森の中で城で働いているという青年キットと出会い、心を通わせる。王子である身分を隠していたキットは、城に帰ると父である国王から政略結婚を勧められるが、森で出会ったエラが忘れられず、彼女を探し出すため国中の未婚女性を招いた舞踏会を計画する・・・・。

ディズニーによる実写映画。基本的なストーリーはよく知られた内容に近く、新規性は少ない。結末もお決まり通りなので安心して観れる反面、ドキドキ感はない。シンデレラ役の女優はキャストとしては悪くなかったが、かといって、同情や共感は意外と少なかった。というのも、思ったほど、悲惨さが感じなかったこと。継母や姉たちのいじめはあったが、心の底から憎まれるようなものではなく、下の者を労わらない貴族の持って生まれた本性が出ているだけで、そこまでのひどさは感じなかった。むしろ、貴族としては不遇な人生を歩んでいる親子なので、逆に同情すらしてしまう。その他にも気にすれば突っ込みどころは多いが、あまり考えずに観るとよい映画。

劇場公開日 2015年4月25日


  1. 洋画-し

2015-02-26

ジャケット

★★★★
ジャケット
鑑賞No:01345
製作:2005年/アメリカ/103分
監督:ジョン・メイブリー
出演:エイドリアン・ブロディ/キーラ・ナイトレイ

ジャックは湾岸戦争で頭部に重傷を負い、帰還する途中、道中で助けた少女ジャッキーに自分の認識票を渡す。その後警察官射殺事件に巻き込まれ、精神病院に送られることに。拷問さながらの治療を受ける中、治療中に突然15年後の世界にタイムスリップしてしまう。そこでジャッキーと再会したジャックは、自分が4日後に死ぬことを知る・・・。

拘束衣(ジャケット)を着せられ死体安置用の引き出しに入れられることで起こるタイムスリップ・ロマンス。最初は分かりにくい展開だったが、何度か1992年と2007年の世界を行き来するうちに色々な謎が解けていき、納得させられる。常に疑問や矛盾がまとわりつくタイムトラベルだが、話の展開の面白さにあまり気にせず楽しめた。


  1. 洋画-し

2015-02-01

ショーシャンクの空に

★★★★★
ショーシャンクの空に
鑑賞No:00498
原題:The Shawshank Redemption
製作:1994年/アメリカ/143分
監督:フランク・ダラボン
出演:ティム・ロビンス/モーガン・フリーマン

妻とその愛人を殺したという身に覚えのない罪でショーシャンク刑務所に収監された元銀行員のアンディ。最初は刑務所内で孤立していたが、元銀行員の経歴をいかし、次第に看守や囚人たちの信頼を得るようになる。やがて無実証明の機会を得るが・・・。

脱獄ものとしては文句なしの傑作です。ラストの爽快感は今でも忘れられません。何事もあきらめてはいけない、地道な努力は報われる、ということを痛感させられます。映画はやっぱりこうでなくちゃ!! 94年度のアカデミー賞では作品賞を含む7部門でノミネートされたものの無冠に終わったが不思議なくらい。

劇場公開日 1995年6月3日



(キャスト一覧)
ティム・ロビンス(アンディ)
モーガン・フリーマン(レッド)
ウィリアム・サドラー(ヘイウッド)
ボブ・ガントン(ウォーデン・サミュエル・ノートン)
ジェームズ・ホイットモア(ブルックス・ヘイトレン)
デビッド・プローバル


>>ショーシャンクの空にのキャスト一覧を見る

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2014-11-15

少林サッカー

★★★
少林サッカー
鑑賞No:01135
製作:2001年/香港/112分
監督:チャウ・シンチー
出演:チャウ・シンチー/ン・マンタ

かつて有望なサッカー選手だったが、同輩の策略でサッカー選手としての生命を絶たれたファン。その彼がある日少林寺拳法の使い手シンと出会う。シンの並外れた脚力を見たファンはシンの仲間らを集めてサッカーチームを結成し、全国大会に出場するが・・・・。

常少林寺拳法の使い手がサッカーに挑むスポーツエンタテイメント映画。識外れのマンガをそのまま映画にした感じ。当然、ありえないシーンはすべてワイヤーアクションやCG処理してあるが、分かっていてもあまりにも馬鹿馬鹿しい展開で、思わず大笑いしてしまった。ともかくあまり真剣に考えず、リラックスして観れる映画です。(我が家の子供には大ウケでした!)
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2014-11-12

幸せのちから

★★★★
幸せのちから
鑑賞No:01340
製作:2006年/アメリカ/117分
監督:ガブリエレ・ムッチーニ
出演:ウィル・スミス

医療機器のセールスをしているクリスは思うように商品が売れず、経済的に追い詰められていく。貧しさに耐えかねた妻は彼の元を去る。彼は息子の面倒を見ながら、一流証券会社のインターンとなり、無給で半年の実習生となるが・・・。

一度はホームレスにまで落ちぶれた男が、愛する息子のために成功を掴み取るサクセスストーリー。アメリカの貧困者の悲惨な状況はよく伝わってきた。これでもか、これでもかとクリスを襲う不幸には同情したが、そんな中でなぜ成功したのかがよく分からなかった(努力しているシーンよりも困難にぶち当たっているシーンが圧倒的に多い!?)。逆に上流層の人々が皆、紳士的に描かれているのも少し違和感があった。ただ、ウィル・スミスの実子である子役の子は可愛い演技で好感が持てた。
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2014-10-19

16ブロック

★★★
16ブロック
鑑賞No:01331
製作:2006年/アメリカ/101分
監督:リチャード・ドナー
出演:ブルース・ウィリス/モス・デフ/デビッド・モース

くたびれたアル中刑事ジャックが夜勤明けの帰り際に囚人護送の残業を命じられる。ひとりの囚人を2時間以内に署から裁判所まで送り届ける単純な仕事だった。距離もわずか16ブロック(約1.6km)だったが、その囚人が警官の汚職事件に関する重要な証人だったため、護送中襲われ、最悪の道程となっていく・・・。

ダイ・ハードとは異なる役どころだが、限られた空間(ブロック)でのアクション、緊張感高まる追跡劇、銃撃戦、カーチェイスは十分楽しめる。ただ、絶体絶命の危機を何度も迎えながら脱出するシーンはやや強引。戦う羽目となる元相棒の、ジャックに対し垣間見える友情?もよく表現できている。
  1. 洋画-し

2014-09-21

白いカラス

★★+
白いカラス
鑑賞No:01758
製作:2003年/アメリカ/108分
監督:ロバート・ベントン
出演:ニコール・キッドマン/アンソニー・ホプキンス

コールマンはユダヤ人で初めての古典文学教授だったが、講義中での発言が黒人差別だと批判され、辞職に追い込まれてしまう。その怒りを本にすることで晴らそうと考えたコールマンは作家のネイサンに執筆を依頼するが断られる。だが2人の間には次第に不思議な友情が芽生えていく。そんな頃、コールマンはフォーニアという若い女性と出会い、深い関係に落ちていくが・・・・。

黒人差別と批判された一言の発言で大学から追われるコールマンだったが、何気なく観ていた私には、単に30歳も若い魅惑的な女性と恋に落ちていく初老の男のきっかけとしかみていなかったが、次第に単なる大人の恋物語ではなく、深い黒人問題が題材とされていることに気づく。さらにお互い、人には言えない心の傷を持った者同士が惹かれあい愛し合う物語であることも・・・・。ただ回想シーンをはさんでのストーリー展開は、よく観ていないと混乱するので要注意かも。それでなくても人種問題以外にも、現代のアメリカが抱えるさまざまな問題を凝縮したような映画です。
  1. 洋画-し

2014-06-14

12人の怒れる男 (2007年版)

★★★+
12人の怒れる男(2007年版)
鑑賞No:01693
製作:2007年/ロシア/160分
監督:ニキータ・ミハルコフ
出演:セルゲイ・マコヴェツキイ/セルゲイ・ガルマッシュ

ロシアの裁判所。チェチェンの少年がロシア軍将校だった養父を殺害した罪で殺人罪に問われていた。検察は死刑を求刑し、12人の陪審員による評決を待つばかりとなった。裁判での証言や証拠品から有罪の結論がすぐに出ると思われたが、挙手による投票で陪審員1人が有罪として結論を出すには早すぎると主張したことから、話し合いは意外な方向に・・・・。

いわずと知れた1957年製作のアメリカ映画「12人の怒れる男」のリメイクである。ただ、舞台はロシアであり、現代のロシア情勢や社会問題を背景にした作品となっている。アメリカ版もアメリカが抱える人種問題を背景に描いていたが、ストーリーの主軸は確実に有罪とは言い難い疑問に対し陪審員が意見を言いながら冒頭では明らかにされなかった事件の詳細が明らかになっていく形式となっている。そこには余分なシーンはなく、舞台のほとんどは評決を行う部屋のみですべて事件に関わる内容に徹している。反面、2時間40分という長尺になった本作は、事件に直接かかわらない部分も多く、やや冗長な感は否めない。ただ単純に事件の評決を追うのではなく、陪審員の人物像や社会背景を描き、ラストの衝撃の展開につなげている点は斬新。あまりにも有名で完成度の高いオリジナルをそのままなぞるのでは芸のない作品になってしまうためだと思われるが・・・・。




  1. 洋画-し

2014-01-24

ジャンヌ・ダルク

★★★+

鑑賞No:01099
製作:1999年/フランス、アメリカ/157分
監督:リュック・ベッソン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ/ジョン・マルコヴィッチ


15世紀の百年戦争下のフランス。少女ジャンヌは17歳の時に神の声を聞き、シャルル皇太子に謁見した際に自分は神の使者であると語る。それにより、疑惑の目で見られながらも軍を率いることを許されたジャンヌは、英国軍を撃破し、見事勝利を得る。その後も快進撃を続けるジャンヌに対し、彼女の人気を危惧した重臣たちは罠をかけるが・・・・・。


フランス史上に残る聖女ジャンヌ・ダルクの生涯を描いた大河ドラマ。ジャンヌ・ダルクという名前はよく知っていても、その実像まではよく分からない人には参考になる作品です。もちろんフランスの英雄として名高い彼女ですが、伝説的な英雄というよりは一人の少女として描いており、より親近感が持て、ジャンヌ・ダルクという英雄を身近に理解できる作品となっています。一人の少女が戦いに身を投じていく過程(心情)を克明に描いていますが、そこでの心の葛藤や苦悩をミラが演じていたと思います。ただ宗教にあまり感心のない私にとって、信仰心に関わるところは理解しがたいところもあり、環境・時代・文化の違いも感じる映画でした。


  1. 洋画-し

2014-01-08

ジャックと天空の巨人

★★★+

鑑賞No:02463
製作:2013年/アメリカ/114分
監督:ブライアン・シンガー
出演:ニコラス・ホルト/エレノア・トムリンソン


中世のイギリス。自分の馬と引き換えに不思議な豆を手に入れた貧しい農夫の青年ジャック。ある日、城から逃げ出したイザベル姫が、雨宿りのために彼の粗末な小屋にやってくる。ちょうどその時、ひと粒の豆が地面に落ちて巨大なつるとなり、ジャックの小屋もろともイザベル姫をはるか天空まで連れ去ってしまい・・・・。


「ジャックと豆の木」をモチーフにした作品で、ストーリー的には単純だが、意外と楽しめた。映像的にも全編きれいでクォリティは高く、アクション&ファンタジー映画として子供にも見せられる。圧倒的に戦力的に不利な人間側は、もし巨人たちがつるを下って地上に降りてきたらどうなるか?ハラハラしながら観せられ、落城寸前になるともうだめか!と思われたところに納得の逆転劇には思わず拍手喝采、スッキリさせられる。


  1. 洋画-し

2013-10-25

シャッフル

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01688
製作:2007年/アメリカ/96分
監督:メナン・ヤポ
出演:サンドラ・ブロック/ジュリアン・マクマホン


親子4人で幸せに暮らすリンダのもとにある日、夫のジムが自動車事故で死亡したとの連絡が入る。失意のうちに一夜を過ごすリンダだったが、翌朝目を覚ますと、死んだはずのジムが何事もなかったかのように目の前にいて唖然とする。しかし、その翌日には、ジムの葬儀のため大勢の人が集まっていた。さらに不可解なことが次々と起こりだし、何かがおかしいと感じたリンダは不可解な出来事を順番に並べ替えてみると曜日がバラバラにシャッフルされてやってきていることに気付く・・・・。


時間軸が前後する映画は色々あるが、夫の事故死した日を中心に前後の日々(1週間)がシャッフルされてやってくるというのは新たな発想で面白かった。さらに断片的な謎が次々と現れ、それがシャッフルされた曜日が進んでいくことで徐々に解明されていくストーリー展開でどんどん惹きつけられていく。最初は謎だらけで分かりにくい部分もあるが、それだけに少しずつ解明されていく様はとても心地よい。これ以上言うとネタばれになるので書けないが、ラストは賛否両論あるかもしれないが、個人的にはうまく持っていった納得のシナリオでこの手の映画では久々に魅入ってしまった。


  1. 洋画-し

2013-10-13

二郎は鮨の夢を見る

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02432
製作:2011年/アメリカ/82分
監督:デビッド・ゲルブ

出演:小野二郎/小野禎一/小野隆士/山本益博


大正14年(1925年)生まれで現在も現役の小野二郎さんが店主を務める「すきやばし次郎」は、「ミシュランガイド東京」で5年連続の三ツ星を獲得した名店。その小野二郎に魅了された米国人監督が、彼の職人としての姿勢、プライドや情熱、そしてそれを受け継ごうとする2人の息子や弟子たちとの師弟関係を映し出していく・・・。


まずは一言。一度でいいから食べてみたい。早い人だと15分くらいのコースだそうだが、それで3万円とは流石に高い!と言わざるを得ないが、それでも一度は食べてみたいと感じてしまう、職人としてのプロ意識を感じた。映画自体はドキュメンタリー形式で、出演者もいわゆる俳優ではないので、通常の評価は難しいが、ついつい最後まで観てしまう作品。

  1. 洋画-し

2013-10-06

ジャッキー・コーガン

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02426
製作:2012年/アメリカ/97分
監督:アンドリュー・ドミニク
出演:ブラッド・ピット/リチャード・ジェンキンス


「優しく、殺す」をモットーにする殺し屋ジャッキーは、「ドライバー」と呼ばれるエージェントから、賭博場強盗の黒幕を捜索する依頼を受ける。ジャッキーは前科のあるマーキーを探し出すが、実際に強盗を仕組んだのは別の悪党3人組であることが発覚。さまざまな思惑が交錯するなか、ジャッキーは事件にかかわった人間を皆殺しにすることを決めるが・・・・。


本作でのブラピの殺し屋役はまさに適役。クールで優しく殺すという一見相反するモットーがその通り描かれている。ストーリーは至極単純で分かりやすいが、無駄にダラダラした会話も多い。もう少し無駄を省いてスピーディーな展開しに、ストーリーにももっと膨らみを持たせればもっと面白かったかも!? ジャッキーが相棒として選んだ初老の殺し屋がジャッキーと対照的な自堕落な男で殺し屋らしくないのも何か妙。マーキー役でレイ・リオッタが出ていたので、相当の悪役ぶりを見せてくれるものと期待して観ていたが、意外と期待外れ。





  1. 洋画-し

2013-09-23

死刑台のエレベーター

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:00364
製作:1957年/フランス/92分
監督:ルイ・マル
出演:モーリス・ロネ


土地開発会社の技師ジュリアンは社長夫人フロランスと不倫関係にあり、社長を殺す完全犯罪を目論んでいた。そしてその計画は実行される。しかし社長殺害後、残してきた証拠に気付いたジュリアンは慌てて現場に戻ろうとしてエレベーター内に閉じ込められてしまう。さらに彼の車は若いカップルに盗まれ、さらなる別の犯罪へと巻き込まれていくことに・・・。


設定は興味深く面白い。完全犯罪を目論んだ男がちょっとしたミスで現場に戻ろうとしてエレベーターに閉じ込められる。もうこれだけでも、どうなるんだろう?という期待感が膨れてくる。そして本人の意思とは別に事件は思わぬ方向に進んでいきながら、最終的には完全犯罪が崩れるという結末に納得してしまう。50年以上も前の作品らしく、ストーリーはシンプルで無駄がないが、飽きさせない展開は上手い。斬新な撮影手法としても名高いこの作品だが、今では使い古された感があり、今観ると思ったほど斬新さは感じられない。


  1. 洋画-し

2013-09-14

新宿インシデント

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01885
製作:2009年/香港/119分
監督:イー・トンシン
出演:ジャッキー・チェン/竹中直人/ダニエル・ウー


日本で消息を絶った恋人の秀秀(シュシュ)を追って密入国者たちとともに日本に来た鉄頭(ティエトウ)は、新宿・歌舞伎町にいる弟分の阿傑(アージェ)のもとにたどり着く。そこで彼は違法な日払い労働などをして生計を立てるが、ある日、日本のやくざ「三和会」の幹部・江口の傍らにいる秀秀と出会い・・・・。


いまだ私はジャッキー・チェンといえば「酔拳」などでのコミカルなアクションスターとしてのイメージが強く残るのだが、この映画はそんなジャッキーのイメージを根底から変えてしまった。正義の味方でないジャッキーも初物だったし、得意のアクションもほとんど控えめ。そして何よりもストーリーがしっかりしており、人間ドラマになっていた。アクションが少ない分、目を背けたくなるような残忍なシーンが多かったのには辟易したが、まずまず楽しめる内容だった。ただ悪人を演じるならとことん悪人を演じて欲しかった。中途半端に善人だったり悪人だったりしたのはチョット残念。

  1. 洋画-し

2013-08-10

終戦のエンペラー

★★★★+
シネマ大好き!

鑑賞No:02402
製作:2013年/アメリカ/105分
監督:ピーター・ウェーバー
出演:マシュー・フォックス/トミー・リー・ジョーンズ/初音映莉子/西田敏行


1945年8月、第二次世界大戦が終結し、ダグラス・マッカーサー元帥率いるGHQが日本に置かれ、米軍統治が始まる。そんな時、日本文化を研究し、日本に対して格別な思いを抱くボナー・フェラーズ准将は、太平洋戦争の真の意味での責任者は一体誰なのかを10日間で調査するようマッカーサーから極秘に命じられ、独自に調べを開始するが・・・・。


最初、マッカーサー元帥が主役の映画かと思いきや、天皇に戦争責任があったかどうかを問う作品で、ちょっと最初の印象とは違っていたが、史実に近くかなり踏み込んだ内容で興味深い作品だった。マッカーサー元帥も出番は必ずしも多くないが、要所要所で登場し、特に天皇との対面シーンは存在感大だった。終戦直後の日本中枢の混乱ぶりと、天皇が終戦に対して果たした大きな役割を改めて認識できるストーリーとなっている。並行して描かれている、主役のフェラーズ准将とアヤとのラブストーリーもせつない。


  1. 洋画-し

2013-07-19

G.I.ジョー

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01873
製作:2009年/アメリカ/118分
監督:スティーヴン・ソマーズ
出演:チャニング・テイタム/シエナ・ミラー


NATOによってガン細胞破壊の目的で作られたナノマイトが、悪の武器商人デストロの手によって盗まれ、さらに世界征服をたくらむ悪の組織コブラの手に渡ってしまう。そしてこの最強のウィルス兵器によってパリのエッフェル塔が破壊されるなど、コブラの脅威が世界各地を襲っていた。そこでこのコブラの野望を阻止するため、最後の切り札としてアメリカ政府は史上最強の国際機密部隊G.I.ジョーを送り込んでくる・・・・。


息をつかせないスピード感ある展開はよいが、あまりにもCGを駆使しすぎているのか、却ってリアル感が薄れ、観ていても思ったほどドキドキはしない(所詮CGだがらという意識が働いてしまうらしい・・・)。最強の破壊兵器ナノマイトの争奪がストーリーの中心だが、エッフェル塔が一部侵食される(最後は倒壊するが)程度で終わったナノマイトの恐怖がもう少し描かれていれば怖かったかもしれない。舞台として日本(東京)も出てくるが、どうも日本には見えないのは苦笑もの(中国と勘違い?)。続編も製作された本作だが、いかにも続編あります的な終わり方も消化不良の残る残念な終わり方。

  1. 洋画-し

2013-05-21

シザーハンズ

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02297
製作:1990年/アメリカ/98分
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ/ウィノナ・ライダー


丘の上の屋敷に住む発明家に作られた、人造人間のエドワード。未完成のまま主人に先立たれたエドワードは、ハサミの手を持っていた。その後、ゴースト屋敷のような丘の上の家で、顔が傷だらけで孤独な日々を送っていた彼の元にある日、化粧品のセールス・ウーマンのペグが訪ねて来た。心優しい彼女は、そんな彼の姿に同情し、自分の家に連れて帰るが・・・。


現代のマスコミを見るにつけ、この映画とよく似た縮図に驚かされる。特異なキャラクター故に、周りからさんざんもてはやされ、利用され、誤解され、そして叩かれる。切ないファンタジー映画として有名な本作だが、その奥には純粋な主人公に対する人間の優しさと醜さを見事に描いた作品といえる。ただ、ラストは泣ける映画と聞いていたが、そうでもなかった。

  1. 洋画-し

2013-05-15

人生の特等席

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02381
製作:2012年/アメリカ/111分
監督:ロバート・ローレンツ
出演:クリント・イーストウッド/エイミー・アダムス


大リーグの伝説的なスカウトマンとして知られるガスは、年齢による視力の衰えを隠せず、その手腕に球団フロントが疑問を抱き始める。そこで苦しい立場のガスを、長年離れて暮らしていたひとり娘のミッキーが手助けすることに。父と娘が久々に対じすることにより、秘められた過去と真実が明らかになるが・・・・。


なかなか現実は厳しいというのを、映画の中でも敢えて見せつけられたような球団首脳部のドラフト1位指名だったが、やはり映画なので後味悪いな・・・と思っていたら、ラストのあの大ドンデン返し。溜飲は下がったが、とはいえ、あまりにもご都合主義の展開には唖然とした。だいたい、あの無名のピッチャーは何なの?いきなり現れ、ドラフト1位指名の選手のバットをかすりもしない投球をするが、エイミー・アダムス演じるミッキーは軽々と捕球してたよね?あまりの出来すぎを通り越して不自然極まりない展開にただただ驚いた。それまでの親子の葛藤と和解はドラマチックだったのにね。

  1. 洋画-し

2013-05-07

ジョン・カーター

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02337
製作:2012年/アメリカ/133分
監督:アンドリュー・スタントン
出演:テイラー・キッチュ/リン・コリンズ


1868年、アメリカ南北戦争で活躍したジョン・カーターは、ある出来事がきっかけで地球から遠く離れた滅びゆく神秘の惑星バルスームに瞬間移動してしまう。そこで出会ったサーク族の戦士タルス・タルカスやヘリウム国の王女デジャー・ソリスらと心を通わせたカーターは、バルスームの危機を救う戦いに身を投じていくが・・・・。


前半、やや分かりにくい展開もあり、ストーリー的にももたつき感が否めなかったが、中盤から後半にかけて一気にストーリー展開が加速し、面白さが出てくる。ただ、映像的に「スター・ウォーズ」とかぶるところも多々見受けられ、どうしても比較してしまうと見劣りしてしまう。「スター・ウォーズ」を模して壮大なSFドラマを構築したかったのかもしれないが、いろいろ詰め込んだばっかりに却って分かりにくくなってしまったかもしれない。出演者も無名の人ばかりで、魅力あるキャラがいなかったのも残念な要因。

  1. 洋画-し

2013-03-20

ジャック

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01915
製作:1996年/アメリカ/113分
監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:ロビン・ウィリアムズ/ダイアン・レイン


ジャックはまだ10歳の少年。しかし彼は通常の人の4倍の速さで成長してしまう特異体質のため、見かけは40歳の大人のようだった。そのため外出もせず、友達もいなかった。そんなジャックを見かねて、家庭教師のウッドラフ先生はジャックを小学校に行かせる提案をする。そして小学校に行くことになるが、クラスの子供たちはジャックを白い目で見て・・・・。


似たような設定の映画ですぐ思い出すのはトム・ハンクスの「ビッグ」だが、「ビッグ」は大人のような子供が大人の世界で活躍するのに対し、こちらは大人のような子供が子どもの世界に入っていくため、かなりハードルが高く深刻。しかし、ジャックはくじけず、次第にクラスメイトと打ち解けて仲良くなっていく。人と人、さらに子供同士は見た目ではなく、通じ合う心のような気にさせてくれる。そういう意味で子どものような大人であるロビン・ウイリアムズの配役は適任だったかも!?大人もさることながら、学校で子どもたちに是非観て欲しい作品。

  1. 洋画-し

2013-03-10

ジャンゴ 繋がれざる者

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02347
製作:2012年/アメリカ/165分
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:レオナルド・ディカプリオ/ジェイミー・フォックス


黒人奴隷のジャンゴは、テキサスの荒野で賞金稼ぎのドイツ人・キング・シュルツ医師と出会う。シュルツはブリトル三兄弟を追っており、ブリトル三兄弟の顔を知っているジャンゴを解放し、追跡に同行させる。そして三兄弟を見つけ出し、仕留めてしまう。ジャンゴの腕を見込んだシュルツは、彼を相棒にすることにし、シュルツに心を許したジャンゴは、自分にはブルームヒルダという妻がいることを告げるが・・・・。


165分という長尺の西部劇だが、その長さを感じさせないほど集中させて魅せてくれる。特に中盤からのキャンディ・ランドに乗り込んでからの、レオナルド・ディカプリオが登場してからの緊張感は半端ではない。まさに最後までドキドキしっぱなし。特にディカプリオの、一見紳士っぽい言葉づかいながら、実はとても冷酷な大農園主のキャンディを好演していた。タランティーノ映画なので、ハチャメチャな銃撃戦が満載かと思いきや、割とスタンダードな展開で、見ごたえはあるものの、チョット肩透かしを食らった感があったが、ご安心を。後半、その思いを吹き飛ばすかのような激しい銃撃戦が用意されています。

  1. 洋画-し

2012-11-25

しあわせの隠れ場所

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01974
製作:2009年/アメリカ/128分
監督:ジョン・リー・ハンコック
出演:サンドラ・ブロック/ティム・マッグロウ


メンフィスの高級住宅街に住む主婦リー・アン。ある冬の夜道、Tシャツ1枚で街を歩く黒人のマイケルと出会う。アンは身寄りのないマイケルを憐れに思い、彼を家に招き入れる。そして部屋や食事を与え、家族としてマイケルの面倒を見るようになる。やがて、彼のスポーツの才能に気づいた一家は、家族全員で彼を後押しし始める・・・・。


サンドラ・ブロックが第82回アカデミー賞主演女優賞を獲得した作品。受賞にふさわしく、存在感ある豪快な主婦を演じていた。勝気で行動的な彼女は、ややもすると今で言うモンスター・ペアレントにもなりかねないようだが、そこはチョット違うのは、彼女のやっていることが優しさに溢れており、カラッとした言動がセレブとしての嫌らしさを感じさせなかったからのように思える。また家族もいい。黒人を家族同様に扱うアンに対して反発するどころか、家族みんなでマイケルに優しく接し、彼を応援している。信じがたいストーリーだが、実話がベースということでさらに驚かされる。多少美化されて描かれているようにも感じたが、その気持ちもエンディングの実際の写真で吹き飛んだ。こんなことって本当にあるんだなと思わせる、心洗われる映画。

  1. 洋画-し

2012-11-24

人生に乾杯!

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02305
製作:2007年/ハンガリー/107分
監督:ガーボル・ロホニ
出演: エミル・ケレシュ/テリ・フェルディ


運命的な出会いを機に結婚したエミルとヘディは、今では81歳と70歳。年金だけでは暮らしていけず、借金取りに追われる毎日の中、ついに二人の出会いのきっかけだったダイヤのイヤリングまで借金のカタに取られてしまう。夫のエミルは、イヤリングを奪い返すために紳士的に郵便局強盗を決行。その後も紳士的強盗を重ねていく。一度は警察に協力した妻のヘディも夫に合流し、二人は逃避行することに・・・。


老人夫婦の強盗ということで、日本では考えられない設定ながら、高齢化社会が進み、年金問題がさらに深刻になる中、今後は現実でもありえない話ではないと感じられた作品。ただ設定的には興味深く、現実性も見えながら、ストーリー展開は非現実的でつっこみどころも多かった。アベック強盗を題材にした映画というと「俺たちに明日はない」が真っ先に頭に浮かび、結末はどうなのか?犯罪ものなので最後は悲しい結末か?と想像したが、あまりにもありえない幼稚な終わり方にちょっと落胆した。

  1. 洋画-し

2012-11-17

シャッター アイランド

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01971
製作:2009年/アメリカ/138分
監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ/マーク・ラファロ


ボストンのはるか沖合いに浮かぶ孤島“シャッター アイランド”。1954年9月、荒れる海を越えて、連邦保安官のテディとチャックはシャッター アイランドのアッシュクリフ病院にやってくる。彼らは密室の病室から行方不明になった女性患者の捜査するためにやって来たのだが、テディにはそれ以外に別の目的があった・・・・。


この手のミステリーはやたら分かりにくい展開に持っていくことでミステリアスなイメージを作り出そうとするが、本作は分かりやすい展開にもかかわらず、次々と不可解な謎が浮かび上がり、ワクワクドキドキしながら最後まで興味津々で観ることができた。ラストのオチも途中で何となくそんな雰囲気は感じるものの、解き明かされてみるとそういうことか!と唸らされる。消化不良感の残る作品の多いこの手のミステリーで、満足のいくストーリー展開とラストは久しぶりの感があった。ラストを知った上でもう一度観たい作品。

  1. 洋画-し

2012-11-11

幸せへのキセキ

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02304
製作:2012年/アメリカ/124分
監督:キャメロン・クロウ
出演:マット・デイモン/スカーレット・ヨハンソン


ロスの新聞社に勤めるコラムニストのベンジャミンは、半年前に最愛の妻を亡くし、最愛の子供2人と心機一転のため、郊外に引っ越すことにする。そして“理想の家”を見つけたベンジャミンだが、その購入条件は家に併設する「動物園」のオーナーになることだった。長男ディランの反対も押し切り、動物園の園長となったベンジャミンは、不慣れな動物の飼育に追われながら、飼育員たちと協力し、動物園の再オープンを目指すが・・・・。


それにしてもこの邦題は何とかならないものだろうか?原題の「We Bought a Zoo」もまさにそのまますぎてパッとしないが、「幸せ」とか「奇跡」とかいった言葉を邦題では安易に付けたがる傾向にはうんざりする。この邦題も決して映画の内容を的確に表現したものとは言い難く、興業的な狙いしか見えてこない。(ありきたりな言葉のタイトルなため、インパクトがなく、興業的にも良かったのかどうか・・・?)ただタイトルは別にして、内容的には良かった。フィクションではなく実話に基づいているという点でも、より惹きつけられる内容だった。動物園の再生というチャレンジはあまりにも敷居の高い事例であり、この話もまさに奇跡的な成功例であるため、人生の参考となる作品ではなかったが、最後は感動で幕を閉める作品。

  1. 洋画-し

2012-10-11

シルク

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01962
製作:2007年/カナダ、フランス、日本ほか/109分
監督:フランソワ・ジラール
出演:マイケル・ピット/キーラ・ナイトレイ/役所広司


19世紀のフランス。青年エルヴィは製糸工場を営むヴァルダヴューから蚕卵の買い付けのためアフリカ行きを依頼される。そして、苦労してアフリカから蚕卵を持ち帰り、大金を手に入れたエルヴィは美しい女性エレーヌと結婚、幸せな日々を送る。しかしアフリカから持ち帰った蚕が病気にやられ、再度ヴァルダヴューから買い付けの依頼が来る。しかし今度の行き先は遙か遠い日本だった・・・・。


ストーリーに全然起伏がなく、淡々と(悪く言うとだらだらと)進む展開に、どうしても退屈感を覚えずにはいられなかった。映像的にはとても美しく仕上がっており、出番は少ないながら役所広司や中谷美紀は存在感のある演技で、日本的には面目躍如の映画と言えなくもないが、全体的には分かりにくいというか、これと言って面白味はない映画だった。主人公は何度もフランスと日本を行き来するが、フランスから見れば世界の果てのように描かれている日本を意外とあっさり往復するくだりも距離感が感じられず、ここでも表現の淡白さが露呈した形でインパクトに欠ける要因となっている感じ。

  1. 洋画-し

2012-07-22

シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02269
製作:2011年/アメリカ/129分
監督:ガイ・リッチー
出演:ロバート・ダウニーJr./ジュード・ロウ


欧州各地で起こる連続爆破事件を調査中のホームズは、結婚式を明日に控えたワトソンを連れてあるクラブを訪れる。そこでホームズは、爆破事件のヒントを求めてジプシーのシムを訪ねるが、彼女は姿を消してしまう。翌日、無事に結婚式を挙げたワトソンだが、新婚旅行で何者かに襲われ、ホームズに助けられる。爆破事件の首謀者・モリアーティ教授が自分たちを狙っていると知ったワトソンは、ホームズと共に事件解決に乗り出すが・・・・。


従来のシャーロック・ホームズのイメージを覆した前作だが、そのスタンスは本作も健在。というよりアクション性は前作より拡大した感じ。冒頭はややかったるい展開だが、時間を追うごとに引き込まれていく展開。また今回は原作でもお馴染みの宿敵・モリアーティ教授がホームズと直接対決するという興味深い内容であり、最後は二人もろとも滝つぼに落ちるという、原作に即した展開もファンにとっては期待通り。ただアクション性の強さが目立って、2人の天才による頭脳戦はあまり見れなかったのは残念。まだまだ続編が期待されそうな予感の残る作品となっている。

  1. 洋画-し

2012-06-06

シャッフル2 エクスチェンジ

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02073
製作:2007年/アメリカ/85分
監督:ジョエル・バークヴァル/サイモン・サンドクイスト
出演:サラ・ミシェル・ゲラー/リー・ペイス


優しい夫ライアンと幸せに暮らす弁護士のジェスだったが、夫と正反対の性格を持つ粗野な弟ローマンが刑務所から出所してきて同居しだしてから二人の幸せな生活は崩れ始める。そんなある日、兄弟は一緒に交通事故に遭い、二人は生死をさ迷う昏睡状態に陥る。そして3週間後、奇跡的に弟のローマンが意識を取り戻すが、彼は自分のことをライアンだと名乗るのだった・・・・。


DVDレンタルする際に、レンタル屋さんで「シャッフル」シリーズ第2弾と銘打っていて、横に1作目としてサンドラ・ブロック主演の「シャッフル」が置いてあったけど、「2」は続編でなく、サンドラ・ブロックが出演しているわけでもなく、その他監督・キャストも違うし、そもそも1作目の1週間がシャッフルされるという、まさにタイトル通りの内容に対し、内容も別にシャッフルではなく、最後まで騙された感の強かった作品。(原題は「POSSESSION」で「占有、憑依」などの意で、原題のほうが内容をよく言い表しており、何で「シャッフル2」なのかよく分からない)この作品では、人格入れ替えがテーマになっており(これをあえて「シャッフル」と言っている!?)、テーマ自体はたとえば邦画でも「秘密」に代表されるように、過去作に色々と扱われており、新規性には乏しい。このテーマの見所は人格入れ替えが本当かどうかというところだが、本作はどうでしょうか・・・・。

  1. 洋画-し

2012-04-29

処刑教室

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02138
製作:2008年/アメリカ/93分
監督:ブレット・サイモン
出演:リース・トンプソン/ミーシャ・バートン


高校の校長室の金庫から、試験の答案が盗まれるという事件が発生する。自称ジャーナリストを吹聴するボビーは、憧れの的フランチェスカから依頼されて、犯人捜しを始める。そして生徒会長のポールが怪しいと睨んだボビーは、一面記事ですっぱ抜き、彼は一躍有名になる。しかし、ポールには無罪を証明する証拠があったことから・・・・。


ブルース・ウィリスが出演していたので多少は期待して観たが、ちょっと期待ハズレな作品。そもそも学園内で起きた試験の答案の盗難事件を追うという、事件からして盛り上がりに欠ける内容。もちろん、バイオレンス、アクションシーンもなく、ブルース・ウィリスの良さも発揮できないストーリーで彼の出演に疑問符すら・・・。それに邦題の「処刑教室って何? ストーリーと全然あってないよ~。ミーシャ・バートンのオールヌードも辞さない体当り演技が話題になったようだが、思ったほどの露出度ではなかった。


  1. 洋画-し

2012-03-17

シャーロック・ホームズ

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01953
製作:2009年/イギリス/129分
監督:ガイ・リッチー
出演:ロバート・ダウニー・Jr/ジュード・ロウ


19世紀末のロンドン。宗教がかった儀式で若い女性が次々と殺される事件が起こる。この犯人ブラック・ウッド卿を見事に捕まえた名探偵シャーロック・ホームズだったが、ブラック・ウッド卿は、処刑されても復活すると宣言して処刑される。やがて予言どおり彼は甦り・・・・。


従来のシャーロック・ホームズ像を完全に打ち破ったダウニー版ホームズ。(勝手にホームズのことを)物静かで知的な紳士と言うイメージを持っていたため、だらしないが武闘派というホームズは、最初は少々とまどった。しかし観るにつれ、その魅力に引き込まれていき、新たなホームズに思わず拍手喝采してしまった。ジューロ・ロウ演じるワトソン博士との毒舌交じりのやり取りも、今までにない感じで作品の新たな魅力を高めていた。逆にイメージ通りのホームズだとここまで面白くなかったように思える。続編を思わせる終わり方だったが、次回作も大いに期待できる作品。

  1. 洋画-し

2012-02-28

ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬

★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02250
製作:2011年/イギリス/101分
監督:オリヴァー・パーカー
出演:ローワン・アトキンソン/ジリアン・アンダーソン


一時は諜報機関M17のエースとなった敏腕スパイ、ジョニー・イングリッシュはモザンビークでの任務でヘマをしたことからチベットの僧院に引きこもり修行の日々を送っていた。そんな折、イングリッシュはM17から新たなミッションの要請を受ける。それは、英中首脳会談に出席予定の中国首相に暗殺の動きがあるため、その情報収集と暗殺を阻止することだった・・・。


ローワン・アトキンソンの真価が発揮されるのはTVシリーズの「Mr.ビーン」だけというのを改めて認識させられる映画。劇場版の「Mr.ビーン」もそうだったが、映画ではあまりパッとしないのは彼だけのせいではないかもしれないが、ストーリーも陳腐で、ちりばめられたギャグもほとんど笑えないモノだった。全体的にコメディに徹していなくて、半ばマジメ、半ばギャグといった中途半端さも作品全体インパクトがなく、笑えないものになってしまったのかもしれない。





  1. 洋画-し

2012-02-20

10億

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02125
製作:2009年/韓国/114分
監督:チョ・ミノ
出演:パク・ヘイル/パク・ヒスン/シン・ミナ


優勝賞金10億ウォンというサバイバル・ゲームに参加した男女8人。参加者はそのゲームの目的も知らされないまま、1日1名づつが脱落するというルールの熾烈なゲームが開始される。やがて、脱落者はディレクターのチャンによって容赦なく殺されることを目の当たりにした彼らは、このゲームが生死をかけたサバイバル・ゲームであることを身を持って知らされるが・・・・。


10億ウォンといわれてもどれくらいか分からなかったが、円換算すると約7,500万円弱のよう。サバイバル・ゲーム自体は何とも単純でパッとしないが、大金の代償として命が引換えとなると、ゲームのたびに緊迫感は高まる。ただ、標的とされた8人の集め方やディレクター1人の仕掛けにしては壮大で、想定内で物事が進むにはかなり現実的ではないシーンも多く、やたらツッコミどころが目立つ作品ではある。





  1. 洋画-し