FC2ブログ

2016-06-30

レオン

★★★★+
レオン
鑑賞No:00435
原題:Leon The Professional
製作:1994年/フランス、アメリカ/110分
監督:リュック・ベッソン
出演:ジャン・レノ/ナタリー・ポートマン

レオンは完璧に仕事を遂行する一流の殺し屋。ある日、彼のアパートの隣の部屋が急襲され、そこに住んでいた一家が虐殺される。たまたま買い物に出かけていて難を逃れたマチルダは、事件を知って隣に住むレオンに助けを求めてくる。そしてレオンが殺し屋と知ったマチルダは家族の復讐のため、自分も殺し屋になりたいとレオンに懇願する・・・・。

ニューヨークを舞台に、一流の殺し屋レオンと12歳の少女マチルダの純愛と戦いを描く。リュック・ベッソン監督作は色々あるが、やはりこの映画が最高傑作ではないだろうか。キャストもよく、最近はあまりかっこいいとは思わなくなってきたジャン・レノがこのときはレオン役をかっこよく演じているし、ゲイリー・オールドマンの怪演も素晴らしい。そして何よりもこの映画がデビュー作とは思えない名演ぶりをみせているナタリー・ポートマンが可愛い。殺し屋と少女という普通では全く相容れない2人が、隣同士という縁だけだがお互い「孤独」という共通項で次第に深い絆(年の差はあるが恋愛に近い愛情)で結ばれていく。そして復讐という目的遂行のためにマチルダは生きがいを求め、レオンに殺し屋としてのテクニックを教授されていくが、その間はある意味、ひとときの幸せな時間だったように思う。それだけにこの時間が永遠に続けば・・・・と秘かな思いが募ったが、その分、ラストはとても切ない気持ちになってしまった。

劇場公開日 1995年3月25日



(キャスト一覧)
ジャン・レノ(レオン)
ナタリー・ポートマン(マチルダ)
ゲイリー・オールドマン(ノーマン・スタンフィールド)
ダニー・アイエロ(トニー)


  1. 洋画-れ

2016-06-28

やわらかい手

★★★★
やわらかい手
鑑賞No:01610
原題:Irina Palm
製作:2006年/イギリス、フランス、ベルギーほか/103分
監督:サム・ガルバルスキ
出演:マリアンヌ・フェイスフル/ミキ・マノイロヴィッチ

ロンドン郊外に住む未亡人のマギーには重病の孫がいた。早急に手術しないと助からないと医者に宣告されるが、手術ができるのはオーストラリアで、そのために多額の費用を必要とした。息子夫婦に多額の費用を工面するあてはなく、それはマギーも同じだった。なんとか最愛の孫を助けたいと思ったマギーは偶然目にした「接客業募集・高給」のチラシに仕事内容も知らず飛びついた。しかしそこは壁にあいた穴越しに手で男をイカせる風俗店だった・・・。

風俗店が舞台の映画だがいやらしい映画ではなく、むしろ最愛の孫のため自らを犠牲にする中年主婦マギーの苦悩と覚悟を描いた愛のドラマである。孫もいるような中年主婦が意外にも店ナンバー1になるようなゴッドハンドの持ち主というのは面白い設定だが、いやらしさはそれほど感じられず、女性のたくましさと、単に太ったオバサンだと思っていたマギーが可愛くすら思えてくるのは不思議。風俗店のオーナーも、らしからぬ男っぷりを見せるなど、なかなかいい気分になれる映画である。

劇場公開日 2007年12月8日



(キャスト一覧)
マリアンヌ・フェイスフル
ミキ・マノイロビッチ
ケビン・ビショップ
シボーン・ヒューレット
ドルカ・グリルシュ
ジェニー・アガター


  1. 洋画-や

2016-06-27

釣りバカ日誌17 あとは能登なれハマとなれ!

★★★
釣りバカ日誌17
鑑賞No:01548
製作:2006年/日本/107分
監督:朝原雄三
出演:西田敏行/三國連太郎/石田ゆり子/大泉洋

ハマちゃんのいる営業3課に、結婚退職していた元社長秘書の弓子が契約社員として配属される。才色兼備の弓子の復帰に社内は沸き立つが、彼女には人には言えない悩みを抱えていた。弓子の暗い表情に心配したハマちゃんは彼女を釣りに誘うが、釣りの後、ハマちゃんに思いがけない告白をする・・・・。

最近感じるのは、スーさんとハマちゃんの絡みが少なくなったこと。「釣りバカ」の醍醐味はスーさんとハマちゃんの、社長と社員、つりの師匠と弟子という時と場所によって逆転する立場でのやり取りに一番の面白さを感じているのだが・・・。ストーリー的にはすでにマンネリ化しており、その点においてはあまり期待していないが、毎回変わる出演者のキャラとワンパターンだがなぜかほのぼのとさせる雰囲気を味わいたいというのが多いのではないだろうか? 今回は大泉洋という個性的なゲストで一つのスパイスにはなっていたが。マンネリ化はやむを得ないとしても原点は忘れないで欲しい。

劇場公開日 2006年8月5日



(キャスト一覧)
西田敏行
三國連太郎
浅田美代子
石田ゆり子
片岡鶴太郎
大泉洋
宮崎美子
谷啓
ヨネスケ
ダンディ坂野


  1. 邦画-つ

2016-06-26

ラスベガスをぶっつぶせ

★★★★
ラスベガスをぶっつぶせ
鑑賞No:01568
原題:21
製作:2008年/アメリカ/122分
監督:ロバート・ルケティック
出演:ジム・スタージェス/ケイト・ボスワース

優等生のベンは大学卒業後、ハーバード大学医学部に進学し医者になることが夢だったが、母子家庭の彼は30万ドルの学資工面に頭を痛めていた。そんな彼にミッキー教授はブラックジャック必勝法を研究している天才学生チームに誘われる。そこでカード・カウンティングというテクニックを習得したベンは、仲間とともにラスベガス攻略に向う・・・・。

マサチューセッツ工科大学の天才学生たちが、自分たちの頭脳と才能を活かしてラスベガスで荒稼ぎをした実話を基にした映画。実話を基にしているという点でも面白さが倍増しているが、なかなか痛快なストーリーで楽しめる映画。(個人的かもしれないが)唯一の欠点は、カード・カウンティングの仕組みが分かりづらいこと。ゲーム自体はブラックジャックという非常にポピュラーなカードゲームだが、カード・カウンティングにより、あれだけ必勝できるということが観ていて理解しがたく(進行状況も分かりにくく)、その分スリルは半減していたように思う。それでも色々と散りばめられた伏線やストーリー展開はよくできており、観終わった後に十分満足感は得られた。ただ、ネタばれになるので書けないが、途中で結末が読めたのは私だけだっただろうか。ストーリが分かりやすい分、結末も分かりやすかったのはチョット残念(もう少しヒネリがあってもよかったかも)ブラックジャックをよくご存知の方は、私よりもより楽しめるのではないでしょうか? お勧めです!

劇場公開日 2008年5月31日



(キャスト一覧)
ジム・スタージェス(ベン・キャンベル)
ケイト・ボスワース(ジル・テイラー)
アーロン・ヨー(チョイ)
ライザ・ラピラ(キアナ)
ジェイコブ・ピッツ(ジミー・フィッシャー)
ジョシュ・ギャッド(マイルズ・コノリー)
サム・ゴルザリ(カム・カザジ)
ローレンス・フィッシュバーン(コール・ウィリアムス)
ケビン・スペイシー(ミッキー・ローザ教授)


  1. 洋画-ら

2016-06-24

グーニーズ

★★★
グーニーズ
鑑賞No:01564
原題:The Goonies
製作:1985年/アメリカ/114分
監督:リチャード・ドナー
出演:ショーン・アスティン/ジョシュ・ブローリン

オレゴン州アストリア市の田舎町に住むマイキーの家は多額の借金を抱えており、彼の家のある一帯をゴルフ場にしようとしている銀行から立ち退きを迫られていた。そんなある日、マイキー率いる悪がき集団“グーニーズ”のメンバーは、マイキーの家の屋根裏で伝説の海賊「片目のウィリー」が残した宝のありかを記した地図を見つける。早速彼らは宝を求め、地図の示す場所に向うが・・・・。

海賊の財宝を求め冒険を繰り広げる“グーニーズ”の活躍を描く。スピルバーグ総指揮作品とあって長年観たいと思いながらなかなか観るチャンスがなかった作品だったが、このたびGyaoでたまたま視聴することができた。しかし、1980年代作品の雰囲気を感じさせる映画でまずまず普通に楽しめるものの、長年の期待が膨らみすぎて思ったほど面白かったともいえない内容だった。もともと、子供版インディ・ジョーンズを勝手にイメージしていたが(そういう雰囲気はあるが・・・)、スケール的にはインディにはるかに及ばず、こじんまりした冒険活劇という印象は拭えなかった。また最近は高度なCGによるリアルな映像を見慣れているせいもあり、映像的にも少々古臭さが残る感じがした(20年以上前の作品なのでやむを得ないが)。それでも、冒険活劇として楽しませる要素は満載なので、気楽な感じで親子で観るにはいい映画かも知れない。

劇場公開日 1985年12月7日



(キャスト一覧)
ショーン・アスティン(Mikey)
ジョシュ・ブローリン(Brand)
ジェフ・コーエン(Chunk)
コリー・フェルドマン(Mouth)
ケリー・グリーン(Andy)
マーサ・プリンプトン(Stef)
ジョナサン・キー・クァン(Data)
ジョン・マツザク(Sloth)
ロバート・ダビ(Jake)
ジョー・パントリアーノ(Francis)
アン・ラムジー(Mama_Fratelli)


  1. 洋画-く

2016-06-21

戦艦ポチョムキン

★★★
戦艦ポチョムキン
鑑賞No:00994
原題:Battleship Popemkin
製作:1925年/ソ連/66分
監督:セルゲイ・M・エイゼンシュテイン
出演:アレクサンドル・アントノーフ/グリゴーリ・アレクサンドロフ

軍隊の度重なる敗北に伴うロシア国内の反乱により、軍隊内部まで革命の気運が高まっていた1905年6月。戦艦ポチョムキンの甲板につるされた肉の表面に蛆が群がっていることにいかった水兵たちは怒りを爆発させる・・・。

第一次ロシア革命の中の歴史的事件“ポチョムキン号の反乱”をテーマにした、世界映画史上の先駆的傑作。タイトルだけは有名だったため気にはなっていたが、古いこともあってなかなか見る機会がなかったこの作品に私が注目するきっかけとなったのが、ケヴィン・コスナーの出世作ともいえる「アンタッチャブル」。コスナーたちの駅構内での銃撃戦のシーンで使われた、母親の手を離れた乳母車が階段を落ちていくシーンは、通称「オデッサの階段」と呼ばれ、映画史上最も有名な6分間といわれる、この「戦艦ポチョムキン」の代表的なシーンからの引用だったから。映画自体は無声だが、画面からは反乱した水兵たちの怒りと悲しみの声が伝わってくるような迫力はあった。そして虐殺シーンを描いたあの「オデッサの階段」は見もの。映画全体では消して面白い作品とはいえないが、いろんな面で参考になる映画です。

劇場公開日 1967年10月4日



(キャスト一覧)
アレクサンドル・アントノーフ(Vakulencuk)
グリゴーリ・アレクサンドロフ(Giliarovsky)
ウラジミール・バルスキー(Golikov)
セルゲイ・M・エイゼンシュテイン(Father)


  1. 洋画-せ

2016-06-19

10 クローバーフィールド・レーン

★★★
10 クローバーフィールド・レーン
鑑賞No:02799
原題:10 Cloverfield Lane
製作:2016年/アメリカ/104分
監督:ダン・トラクテンバーグ
出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド/ジョン・グッドマン

ある日、見知らぬシェルターの中で目を覚ました若い女性ミシェル。そこには「君を救うためにここへ連れてきた」と話す見知らぬ男がおり、ミシェルと男の共同生活が始まる。ミシェルは、外は危険だという男の言うことを信ずるべきか悩んでいたが・・・・。

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の監督のJ・J・エイブラムスが製作を担当した異色スリラー。登場人物は主人公のミシェルと、彼女を助けたという男ハワード、そしてエメッという男のほぼ3人による密室劇。部屋の外はほとんど描かれないので、ハワードの言うことが唯一の外界の情報という状況が続く。そしてこのハワードが得体のしれない男なので、本当に命の恩人で、外は人類滅亡の危機に瀕しているのか、はたまた単なる女性監禁目的のサイコパスなのか、観ている方もどちらとも言えない状況が最後まで引っ張られる。ラストは予想通りと言えばそれまでだが、結末に対する説明はなく、ちょっと消化不良感の残る作品。

劇場公開日 2016年6月17日



(キャスト一覧)
メアリー・エリザベス・ウィンステッド(ミシェル)
ジョン・グッドマン(ハワード)
ジョン・ギャラガー・Jr.(エメット)


  1. 洋画-て

2016-06-18

釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!

★★★+
釣りバカ日誌14
鑑賞No:01530
製作:2003年/日本/116分
監督:朝原雄三
出演:西田敏行/三國連太郎/浅田美代子/三宅裕司/高島礼子

ハマちゃんこと浜崎伝助の所属する営業3課の佐々木課長が次長に昇進、新しい課長としてやり手の岩田がやってくる。しかしハマちゃんはそんなことはお構いなしに、スーさんとともに四国八十八ヶ所お遍路の旅に出る。そんな旅の途中、高知で男勝りの美女みさきと出会い、楽しいひとときを過ごし、帰郷する。ある日、そのみさきがハマちゃんを訪ねてきて、たまたま応対した岩田課長はみさきに一目ぼれするが・・・。

前半はお遍路でのみさきとの出会いが中心で、女手一つで男の子供を育てるみさきに対し、ハマちゃんが父親役を演じてその子の心を開いていく話がメインだが、後半はそのみさきと、ハマちゃんの新上司・岩田課長のラブロマンスが中心となっていく。ワンパターン化しつつあるシリーズにあって、ちょっと目先の変わった内容になっている。上記のような内容なので、スーさんの出番は少なく、目立たない感じだった。また釣りのシーンも通常よりは少なかったよう。谷啓演じる佐々木課長が昇進したことは喜ばしいが、営業3課からいなくなって、いつものハマちゃんとの掛け合いが見れなくなりそうなのがチョット残念。

劇場公開日 2003年9月20日



(キャスト一覧)
西田敏行(浜崎伝助)
三國連太郎(鈴木一之助)
高島礼子(中浜みさき)
三宅裕司(岩田千吉)
浅田美代子(浜崎みち子)
持丸加賀(浜崎鯉太郎)
金井史更(中浜良介)
谷啓(佐々木次長)
西田尚美(洋子)
さとう珠緒(鮎美)
濱口優(海老名)
奈良岡朋子(鈴木久江)
加藤武(秋山専務)
國村隼(川島営業担当取締役)
鶴田忍(堀田常務)
小野武彦(原口人事担当取締役)
笹野高史(前原運転手)
中本賢(太田八郎)
斎藤洋介
笑福亭仁鶴
間寛平
有野晋哉
松村邦洋


  1. 邦画-つ

2016-06-17

PLANET OF THE APES/猿の惑星

★★★
PLANET OF THE APES
鑑賞No:01032
原題:Planet of the Apes
製作:2001年/アメリカ/114分
監督:ティム・バートン
出演:マーク・ウォールバーグ/ティム・ロス

西暦2029年。宇宙飛行士レオは、行方不明になった相棒のチンパンジーのパイロットを追ううちに奇妙な惑星に不時着する。なんとそこは人間が猿に支配されている惑星だった。知的な猿の一味に囚われたレオは、人間の美女デイナらとともに反乱を起こすが・・・。

1968年に製作されたSF映画の傑作「猿の惑星」を、ティム・バートン監督がリメイクを超えたリ・イマジネーション(再創造)として再映画化した作品。「猿の惑星」ファンにとってはがっかりさせられた映画。ただこの作品だけを単純に観たのであれば、結構面白いと感じる作品だったと思う。ただ、「猿の惑星」というSF映画の金字塔の前で、リメイクならまだしも、リ・イマジネーションなる新たな表現でオリジナル性を強調しながら、元のタイトルや基本設定に頼っているところはいただけない気もした。(オリジナル性をいうのなら、タイトルや設定もオリジナルでいくべきと個人的には思う)そしてラストシーン。ネタばれになるので記載しないが、これも悪い意味で「えっ!」と思った。やはり元の「猿の惑星」で受けた衝撃にははるかに及ばない結末にがっかりさせられた。

劇場公開日 2001年7月28日



(キャスト一覧)
マーク・ウォールバーグ(レオ・デイヴィッドソン大尉)
ティム・ロス(セード)
ヘレナ・ボナム・カーター(アリ)
マイケル・クラーク・ダンカン(アター)
ポール・ジアマッティ(リンボー)
エステラ・ウォーレン(デイナ)
ケイリー=ヒロユキ・タガワ(クラル)
デビッド・ワーナー(サンダー)
クリス・クリストファーソン(カルービ)
エリック・アバリ(ティバル)
ルーク・エバール(バーン)
エバン・デクスター・パーク(ガナー)
グレン・シャディックス(ネード元老院議員)
リサ・マリー(ノヴァ)
チャールトン・ヘストン(セードの父)


  1. 洋画-さ

2016-06-16

ツレがうつになりまして。

★★★
ツレがうつになりまして。
鑑賞No:02252
製作:2011年/日本/121分
監督:佐々部清
出演:宮崎あおい/堺雅人/吹越満/津田寛治

仕事をバリバリこなすサラリーマンの夫、通称ツレが、ある日突然、心因性うつ病だと診断される。結婚5年目でありながら、ツレの変化にまったく気付かなかった妻・晴子は、妻としての自分を反省する一方、うつ病の原因が会社にあったことからツレに退職を迫る。会社を辞めたツレは徐々に体調を回復させていくが・・・・。

増加する現代病の一つとして何かと話題になるうつ病。そんなうつ病をテーマにした作品だが、かといって決して重い内容ではなく、真面目ながら軽妙なタッチで描かれている。また、配偶者がうつ病になった時の対応方法、つまり夫婦のあり方についても参考になる描写が多かった。うつ病患者に「頑張れ」という言葉は禁句だとよく聞きますが、この作品での夫婦も頑張ろうとはせず、焦らず追い込まず、のんびり過ごそうよという姿勢で対処しているところは大いに参考になった。ただ、俳優陣の演技はよかったが、軽妙なタッチが却ってこの病気の実情をどこまで伝えきっているのだろうか、実際はもっとドロドロしたことまるのではないか、きれいに描きすぎていないか、などの疑問が浮かぶ、ややリアリティに問題の残る感じがした。

劇場公開日 2011年10月8日



(キャスト一覧)
宮崎あおい(ハルさん)
堺雅人(ツレ)
吹越満(杉浦)
津田寛治(高崎和夫)
犬塚弘(川路)
梅沢富美男(三上隆)
田山涼成(加茂)
大杉漣(栗田保男)
余貴美子(栗田里子)


  1. 邦画-つ

2016-06-15

orange -オレンジ-

★★★★
orange-オレンジ-
鑑賞No:02797
製作:2015年/日本/139分
監督:橋本光二郎
出演:土屋太鳳/山崎賢人/竜星涼/山崎紘菜

高校2年生の春、高宮菜穂のもとに10年後の自分から一通の手紙が届く。そこには転校生の翔を好きになること、そして翔が1年後には死んでしまうということが書かれていた。最初はいたずらだと思った菜穂も、手紙に書かれていることが次々に起こると次第に手紙を信じるようになり、26歳の自分と同じ後悔を繰り返さないため、そして翔を救うため、運命を変えようと動き始める・・・・。

高野苺の人気コミック「orange」の実写映画化。内容は完全に青春ラブストーリーだが、未来の自分から届いた手紙をもとに、未来を変えるため主人公が奮闘するというSFの要素も多分にある。SFの設定については結論的な言及はないが、劇中でパラレルワールドの話を持ち出して、一応解説している。ラブストーリーの方は軽妙なタッチのものかと思っていたが、意外と内容は重くてせつない。観ていてどうも切なすぎて、やるせなかったが、その気持ちを和らげたのが主人公たちのひたむきさと、周りの友人たちの感動的な友情だった。最近のこの手の映画は気持ちよく観れるものが多いが、この作品も出演者が基本的に皆イイ人ばかりだからのような気がする(しいていえば、翔にアプローチしてきた先輩ぐらいがチョット嫌な奴ぐらいか)。なかなか見ごたえのある作品で、主人公の土屋太鳳と山崎賢人も爽やかで好感が持てる。

劇場公開日 2015年12月12日



(キャスト一覧)
土屋太鳳(高宮菜穂)
山崎賢人(成瀬翔)
竜星涼(須和弘人)
山崎紘菜(茅野貴子)
桜田通(萩田朔)
清水くるみ(村坂あずさ)
鶴見辰吾(中野幸路)
真野恵里菜(上田莉緒)
森口瑤子(成瀬美由紀)
草村礼子(成瀬初乃)


  1. 邦画-お

2016-06-14

白鯨との闘い

★★★★
白鯨との闘い
鑑賞No:02796
原題:In the Heart of the Sea
製作:2015年/アメリカ/122分
監督:ロン・ハワード
出演:クリス・ヘムズワース/ベンジャミン・ウォーカー

1819年、一等航海士オーウェンと21人の仲間たちは、捕鯨船エセックス号で太平洋を目指す。やがて彼らは驚くほど巨大な白いマッコウクジラと遭遇し、激闘の末に船を沈められてしまう。3艘のボートで広大な海に脱出した彼らは、わずかな食料と飲料水だけを頼りに漂流生活を余儀なくされる・・・・。

19世紀に捕鯨船エセックス号を襲った実話を、ノンフィクション小説「復讐する海 捕鯨船エセックス号の悲劇」をもとに映画化した作品。最初は単純に巨大な白鯨との死闘を描いた作品としか想像していなかったが、観ているうちに単なる闘いを描いたものではないことが分かり、さらに描き方から実話か?と思って観ている途中で調べてみると実話であることが分かって、途中から観る目が変わった。さらにこの作品は白鯨との死闘そのものよりも、死闘によって捕鯨船は大破し、それから90日間にわたって繰り広げられる漂流生活が主題だった。その内容は「生きてこそ」に通じる内容であり、実話だからこそリアルに伝わってくる目を背けたくなるようなサバイバル生活。自然の驚異と、極限に陥った人間の生への執着の凄さが感じられる作品。見ごたえあり。

劇場公開日 2016年1月16日



(キャスト一覧)
クリス・ヘムズワース(オーウェン・チェイス)
ベンジャミン・ウォーカー(ジョージ・ポラード)
キリアン・マーフィ(マシュー・ジョイ)
ベン・ウィショー(ハーマン・メルビル)
トム・ホランド(トーマス・ニカーソン)
ブレンダン・グリーソン(トム・ニカーソン)
ミシェル・フェアリー
ポール・アンダーソン
フランク・ディレイン
ジョゼフ・マウル
エドワード・アシュレイ
サム・キーリー
オシ・イカイル
ゲイリー・ビードル
シャーロット・ライリー
ドナルド・サムター
リチャード・ブレマー
ジョルディ・モリャ


  1. 洋画-は

2016-06-13

デッドプール

★★+
デッドプール
鑑賞No:02795
原題:Deadpool
製作:2016年/アメリカ/108分
監督:ティム・ミラー
出演:ライアン・レイノルズ/モリーナ・バッカリン

好き勝手に悪い奴らをこらしめ、金を稼ぐヒーロー気取りな生活を送っていた元傭兵のウェイド・ウイルソンは、恋人ヴァネッサとも結婚を決意し、幸せの絶頂にいた矢先、ガンで余命宣告を受ける。謎の組織からガンを治せると誘われたウェイドは、そこで壮絶な人体実験を受け、驚異的な驚異的な治癒能力と不死の肉体を得るが、醜い身体に変えられてしまう。ウェイドは、赤いコスチュームを身にまとった「デッドプール」となり、人体実験を施したエイジャックスの行方を追うが・・・・。

マーベルコミック原作の「X-MEN」シリーズのスピンオフで、「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」に登場した異色のヒーロー、デッドプールを主役に描かれた作品。アメコミにはほとんど通じていないので、詳しいことは分からないが、また変わったヒーローが出てきたなという感じの作品。まだまだどれくらいいるのか分からないが、恐ろしく数多くのアメコミヒーローがいるようで、そのために埋もれこまないよう、異色で印象に残るキャラが必要だと思うが、デッドプールはかなり軽妙なキャラではあるが、やることは意外と残忍で、言葉と行為のギャップが凄く、全米でR指定になったのもうなずける。内容自体は特筆すべき点はなく、子供にも魅せれない作品のため、生き残れるキャラではないような気がするので、次回作での予想を裏切る飛躍に期待したい。

劇場公開日 2016年6月1日



(キャスト一覧)
ライアン・レイノルズ(ウェイド・ウィルソン/デッドプール)
モリーナ・バッカリン(ヴァネッサ)
エド・スクレイン(フランシス/エイジャックス)
T・J・ミラー(ウィーゼル)
ジーナ・カラーノ(エンジェル・ダスト)
ブリアナ・ヒルデブランド(ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド)
ステファン・カピチッチ(コロッサス(声))
レスリー・アガムズ
ジェド・リース
カラン・ソーニ


  1. 洋画-て

2016-06-12

ぼくたちと駐在さんの700日戦争

★★★★+
ぼくたちと駐在さんの700日戦争
鑑賞No:01540
製作:2008年/日本/110分
監督:塚本連平
出演:市原隼人/佐々木蔵之介/麻生久美子/石田卓也

昭和54年のとある田舎町。どうしょうもないイタズラ好きの高校生7人組“ぼくたち”は学校や町でイタズラをしては楽しんでいた。その彼らに毅然と立ち向かったのが新任の駐在さんだった。かくしてぼくたちと駐在さんのしょうもない戦いが始まることに・・・。

約1年半で1000万を超えるアクセス数を記録したブログ小説「ぼくちゅう」の映画化。くだらないイタズラ満載の映画だが、これが笑える、笑える!久しぶりに無邪気に笑える映画に出会った感じだった。原作はブログ小説らしく、読んだことはなかったが、どうもまったくのフィクションでもないよう。時代も昭和54年という設定で、最近流行の昭和ノスタルジーからは少し新しい昭和ではあるが、30歳代以降の人にとっては懐かしい歌やモノが次々と出てくるのも楽しい。クールな演技とコミカルな演技を両方自然にこなせる駐在役の佐々木蔵之介の好演も光る。笑い満載ながら、ジーンとさせるシーンもある、是非お勧めの映画。

劇場公開日 2008年4月5日



(キャスト一覧)
市原隼人(ママチャリ)
佐々木蔵之介(駐在さん)
麻生久美子(加奈子)
石田卓也(西条)
加治将樹(孝昭)
賀来賢人(グレート井上)
脇知弘(千葉くん)
冨浦智嗣(ジェミニー)
小柳友(辻村さん)
豊田エリー(美奈子さん)
倉科カナ(和美)
成嶋こと里(前園ミカ)
ガッツ石松(孝明の父)
安藤玉恵(孝昭の姉)
水沢奈子(井上夕子)
掟ポルシェ(花火師)
石野真子(たみ子)
竹中直人(親方)
森崎博之(寺島先生)
坂井真紀(白井恭子先生)
根岸季衣(バーバー吉田のばばあ)
志賀廣太郎(神主)
片桐はいり(みどり屋のおばちゃん)
酒井敏也(電気屋のおじさん)
宮地雅子(看護婦さん)


  1. 邦画-ほ

2016-06-11

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

★★★★
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
鑑賞No:01514
製作:2007年/日本/112分
監督:吉田大八
出演:佐藤江梨子/佐津川愛美/永作博美/永瀬正敏

女優を目指して上京しながらも売れない澄伽が、両親の葬儀のために帰郷する。実家には義母兄の宍道とその妻・待子、内向的な実妹の清深がいたが、自己中心的な彼女はその家族に傲慢に振舞う。実は4年前、女優になることを親に反対され、同級生を相手に売春して上京資金を貯めた。それを清深がマンガにし雑誌に掲載されたことを恨んでいた。しかしある日、新進映画監督が次回作の主演女優を捜していることを知り、売り込みの手紙を送ると、思いがけず返事が返ってくる・・・。

気鋭の女流作家、本谷有希子の同名戯曲の映画化。本作で永作博美が第50回ブルーリボン賞助演女優賞ほか各賞を受賞している。タイトルが示す“腑抜けども”ともいえる超個性的な家族が巻き起こすドラマといえる。もともとあまり好きではないサトエリだが、好きでないイメージを地でいくような感じのキャラだった(実際の人物像は違うらしいので、そうであれば好演しているといえる)。全体的には、永作や永瀬といった演技派の中にあってやはり少々浮いた感じの演技だったが、役柄的に演技がなってない女優役なのでそれはそれで納得。多少狂気にもみちた傲慢さ、勘違い度についてはサトエリらしさの演技だったように思う。彼女を取り巻く家族のキャラも変わっていてよかった。内向的で何を考えているのか分からないが、不気味な漫画を描く清深も変なキャラだし、強烈なキャラの女優陣にあって一番腑抜けな感のある宍道も何を考えているのか判らないキャラ。さらに何を考えているのか一番判らない(というか何も考えていない風すらある)兄嫁・待子は最高。ますます彼女を好きになるような演技だった。

劇場公開日 2007年7月7日



(キャスト一覧)
佐藤江梨子
佐津川愛美
永瀬正敏
永作博美
山本浩司
土佐信道
上田耕一
谷川昭一朗
吉本菜穂子
湯澤幸一郎
ノゾエ征爾
米村亮太朗


  1. 邦画-ふ

2016-06-10

魔法にかけられて

★★+
魔法にかけられて
鑑賞No:01511
原題:Enchanted
製作:2007年/アメリカ/108分
監督:ケビン・リマ
出演:エイミー・アダムス/パトリック・デンプシー

夢と魔法の国に住む娘ジゼルは、出会ったばかりの王子エドワードと恋におち、すぐさま婚約する。しかし邪悪な女王によって、結婚式前日に現実世界に追放されてしまう。ジゼルがたどりついたのはマンハッタンのど真ん中。途方に暮れるジゼルを助けたのは、弁護士のロバートだった・・・。

ディズニー・アニメと実写を融合させたラブ・ファンタジー。まさにディズニー作品といえる。よって純粋(?)な心を持たない大人にとっては物足らない内容。そういう意味では子供向けといえるが、ラブ・ストーリーがメインなので子供といっても年齢が微妙。子供的に楽しめるのはCGで登場する動物たちや女王が変身するドラゴンのような怪物の登場シーンか。ありきたりのラブ・ストーリーではあるが、白雪姫やシンデレラなどのパロディが出てくる。

劇場公開日 2008年3月14日



(キャスト一覧)
エイミー・アダムス(ジゼル)
パトリック・デンプシー(ロバート・フィリップ)
ジェームズ・マースデン(エドワード王子)
スーザン・サランドン(ナリッサ女王)
ティモシー・スポール(ナサニエル)
イディナ・メンゼル(ナンシー・トレメイン)
レイチェル・コビー(モーガン・フィリップ)


  1. 洋画-ま

2016-06-09

エイリアン4

★★★
エイリアン4
鑑賞No:00699
原題:Alien: Resurrection
製作:1997年/アメリカ/107分
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
出演:シガニー・ウィーバー/ウィノナ・ライダー

惑星フィオリーナで溶鉱炉に消えたリプリーだったが、エイリアンの軍事利用をたくらむペレズ将軍率いる一派が、残されていたDNAからクローンを生み出し、リプリーは復活する。リプリーの体内に宿っていたエイリアンをもとに宇宙船オリガ号の中で養殖が開始されるが、成長したエイリアンが脱走。オリガ号は緊急事態のため地球へ向けて動き出してしまう。リプリーはエイリアンを地球に降ろすまいと戦うが・・・・。

名作SFシリーズの第4作。前作「エイリアン3」から200年後を舞台に、リプリーとエイリアンの最後の戦いが描かれている。前作の「エイリアン3」で主人公のリプリーは死に、シリーズは完結したはずだったが、なんと本作ではクローン人間として復活するという手を使って続編を作ってしまった。このクローン人間、リプリーとエイリアンの遺伝子を両方併せ持つため、もはや人間としての能力を超えた強さを見せたため、元々持つ1作目のSFホラーとしての怖さや2作目のアクション性が薄れているのは残念。原題の「Resurrection」は「復活」を意味し、死んだはずのリプリーの復活と、完結したはずのシリーズの復活の2つをかけている。
 
劇場公開日 1998年4月25日



(キャスト一覧)
シガニー・ウィーバー(リプリー)
ウィノナ・ライダー(コール)
ロン・パールマン(ジョナー)
ドミニク・ピノン(ヴリース)
ダン・ヘダヤ(ペレス将軍)
J・E・フリーマン(レン博士)
ブラッド・ドゥーリフ(ドクター・ジェディマン)
レイモンド・クルツ(ディステファノ)
キム・フラワーズ(ヒラード)
ゲイリー・ドゥーダン(クリスティアン)
リーランド・オーサー(パーヴィス)
マイケル・ウィンコット(エルジン)


  1. 洋画-え

2016-06-08

ファミリービジネス

★★★
ファミリービジネス
鑑賞No:00592
原題:Family Business
製作:1989年/アメリカ/110分
監督:シドニー・ルメット
出演:ショーン・コネリー/ダスティン・ホフマン/マシュー・ブロデリック

ニューヨークに暮らすジェシーは泥棒家業ひと筋に生きる男。その息子ビトーは結婚し、息子が生まれたことを機に泥棒を引退していた。ところがビトーの息子アダムは祖父のジェシーを秘かに尊敬し、新製品の強奪計画を提案。ビトーも父と息子を放っておくことができず、それに加わることに。父子、そして孫から成る泥棒チームは計画を実行に移すが・・・・。

泥棒を主人公にしたコミカルタッチのファミリー・ドラマ。現役の泥棒の祖父に、今は現役を引退し堅気になっている父、そして祖父に憧れて一流の泥棒になることを夢見る息子の3世代が織りなすドラマとなっている。よって、家族愛がテーマとなっているが、断絶気味の3世代が一致協力して大仕事をこなすことになって家族の絆を回復するという話だが、この3世代には文化、風習、宗教がさまざまで、まさに現代アメリカの縮図を見るよう。コメディながら意外と重たい内容・結末だ。

劇場公開日 1990年1月20日



(キャスト一覧)
ロザンナ・デ・ソート
ショーン・コネリー
ダスティン・ホフマン
マシュー・ブロデリック
ジャネット・キャロル


  1. 洋画-ふ

2016-06-06

レインツリーの国

★★★★
レインツリーの国
鑑賞No:02974
製作:2015年/日本/108分
監督:三宅喜重
出演:玉森裕太/西内まりや/森カンナ/阿部丈二

高校時代に大好きだった「フェアリーゲーム」という本について、何気なくネットで検索していた向坂伸行は、「レインツリーの国」というブログを見つける。そこに書かれていた感想に共鳴した伸行は、ブログの管理人のひとみにメールを送る。数日後、ひとみから返信が届いたことをきっかけに、2人はパソコンを通じて親しくなっていく。やがて伸行は、ひとみに直接会いたいと思うようになるが、ひとみには伸行に会うことができない理由があった・・・・。

ベストセラー作家・有川浩の人気小説の映画化。ネットで出会うという今風のラブストーリーだが、女性の方が感音性難聴を患っているという設定で、この病気のことが原因で、2人の関係は揺れ動くという内容。観ていて腹立たしくなるシーンもあるが、伸行の前向きな姿勢はやがて利香の病気に対する考え方を変えていく。ヒロインを演じた西内まりあのことはまったく知らなかったが(人気モデルらしいが・・・)、病気で卑屈になる必要など無いような可愛さで、ある意味ミスキャストだったかもしれない。(映画では、伸行にデートに誘われた際に、容姿には自信がないと言っていたが・・・) 難聴はただ単に聞こえにくい病気という認識だったが、昔、父親が突発性難聴になって単に聞こえにくいだけではないことは知っていたが、これほど種類や症状の違いがあるとこは驚きだった。

劇場公開日 2015年11月21日



(キャスト一覧)
玉森裕太(向坂伸行)
西内まりや(人見利香)
森カンナ(ミサコ)
阿部丈二(井出広太)
山崎樹範(向坂宏一)
片岡愛之助(澤井徹)
矢島健一(人見健次郎)
麻生祐未(人見由香里)
大杉漣(向坂豊)
高畑淳子(向坂文子)


  1. 邦画-れ

2016-06-05

武士の一分

★★★★★
武士の一分
鑑賞No:01393
製作:2006年/日本/121分
監督:山田洋次
出演:木村拓哉/檀れい/笹野高史/桃井かおり

庄内海坂藩に仕える三村新之丞は藩主の毒見役を仰せつかっている下級武士。毒見役という退屈な役目に不服がありながらも妻の加世と、父の代から仕える奉公人の徳平の3人で幸せな暮らしをしていた。ある日、いつもどおり毒見をしていると、新之丞の食べた食事に毒物が入っており、その毒で失明してしまう・・・。

山田洋次監督による藤沢周平の剣客小説の映画化3部作の最終章。武士としての誇りを守り続けながら、かつ妻への深い愛情を示す新之丞と、夫への深い愛から自ら自分を犠牲にしても夫に尽くそうとする妻・加世。お互いがお互いを思いながらも武士道を貫くゆえ、結果的に悲しい方向にストーリーが進んでいき、観ている側としてはとても切ない思いに駆られていった。しかしラストはいい意味で涙を誘う展開となり、とても満足のいける作品となった。それというのも飄々とした存在ながら、最後に大ヒットを飛ばしてくれた笹野高史演じる徳平の存在がある。笹野高史は本作で日本アカデミー賞助演男優賞を受賞したが、役の徳平にも助演男優賞を授けたい気持ち。木村拓哉の演技に関しては賛否両論を聞くが、なかなかどうして彼本人の個性をうまく出しながら盲目の武士を見事に演じており、時代劇にもうまくフィットしていた。

劇場公開日 2006年12月1日

(キャスト一覧)
木村拓哉(三村新之丞)
檀れい(三村加世)
笹野高史(徳平)
桃井かおり(波多野以寧)
大地康雄(玄斎)
緒形拳(木部孫八郎)
坂東三津五郎(島田藤弥)


  1. 邦画-ふ

2016-06-04

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

★★★★
パイレーツ・オブ・カリビアン3
鑑賞No:01389
原題:Pirates of the Caribbean: At World's End
製作:2007年/アメリカ/170分
監督:ゴア・バービンスキー
出演:ジョニー・デップ/キーラ・ナイトレイ

東インド会社のベケット卿に下ったデイビィ・ジョーンズによって海賊たちは絶滅の危機に瀕していた。生き残るには伝説の9人の海賊王が集結し、東インド会社に対抗するしかなかった。しかし、最後の一人はクラーケンの餌食になってデイビィ・ジョーンズ・ロッカーに閉じ込められているジャック・スパロウだった。エリザベスらはジャックを救うため、世界の果てを目指す・・・。

シリーズ完結編にあたる第3作。それなりには面白かったが、あまりにも公開前の話題性が高く期待度も大きかったためか、観ていて“おや?”と思わせる展開が目立ち、1作目、2作目ほどの興奮はなかった。色々詰め込みすぎているような感もあり、第1作から比べると多少分かりにくいところがあるせいかも。またジャックの登場シーンが期待したよりも意外と少なく、逆にエリザベスの活躍が目立つ作品となっている。しかし後半の決戦シーンからはかなり盛り上がり、ジャックの活躍も十分みられる。さらに第1作で敵役だった海賊バルボッサがなかなかいい役どころを演じているのも面白い。ところで肝心のジャック、エリザベス、ターナーの3人の織りなす恋の行方は・・・? それは観てのお楽しみ!

劇場公開日 2007年5月25日



(キャスト一覧)
ジョニー・デップ(キャプテン・ジャック・スパロウ)
オーランド・ブルーム(ウィル・ターナー)
キーラ・ナイトレイ(エリザベス・スワン)
ジェフリー・ラッシュ(キャプテン・バルボッサ)
ジョナサン・プライス(スワン総督)
ビル・ナイ(デイヴィ・ジョーンズ)
チョウ・ユンファ(キャプテン・サオ・フェン)
ステラン・スカルスガルド(ビル・ターナー)
ジャック・ダベンポート(ジェームズ・ノリントン)
ケビン・マクナリー(ギブス航海士)
ナオミ・ハリス(ティア・ダルマ)
キース・リチャーズ

  1. 洋画-は

2016-06-03

ボーン・スプレマシー

★★★★
ボーン・スプレマシー
鑑賞No:01458
原題:The Bourne Supremacy
製作:2004年/アメリカ/108分
監督:ポール・グリーングラス
出演:マット・デイモン/ジョーン・アレン

前作で運命的な出会いをしたボーンとマリーは、インドで新しい生活を始めていた。しかし、2年経っても記憶は完全に戻らず、毎晩のように見る悪夢にうなされていた。そんな時、ボーンは町で不審な男を見かける。その男はボーンらをつけ狙う・・・。

「ジェイソン・ボーン」シリーズの第2作。1作目はどちらかというと、自分の正体も分からない記憶喪失の状態の中で追っ手から必死に逃亡する姿が中心だったが、今回はマリーを殺された復讐と謎解きのため、終われる一方で敵を追い詰めていくといった攻めのストーリーも加わり、より一層深みが出てきた感があった。展開もスピーディーで、カーチェイスも圧巻だったが、しいて言うなら追っ手側にあまり迫力がなかった。

劇場公開日 2005年2月11日



(キャスト一覧)
マット・デイモン(ジェイソン・ボーン)
フランカ・ポテンテ(マリー)
ジョアン・アレン(パメラ・ランディ)
ジュリア・スタイルズ(ニッキー)
カール・アーバン(キリル)
ブライアン・コックス(アボット)


  1. 洋画-ほ

2016-06-02

憑神

★★★
憑神
鑑賞No:01460
製作:2007年/日本/107分
監督:降旗康男
出演:妻夫木聡/赤井英和/香川照之/西田敏行

“三囲(みめぐ)り稲荷”にお参りした旧友が出世したと知った下級武士の彦四郎。酔った勢いで同じようにお参りに行くが、彦四郎が参ったのはみめぐり違いの“三巡(みめぐ)り稲荷”だった。翌日、彦四郎の前に現れたのは貧乏神。これにより、彦四郎の実家の借金苦に拍車がかかることに・・・。

西田敏行の演じた貧乏神のくだりはとても面白く、かなり食いつかせる内容となっていた分、後半はあまり面白くなかった。不幸の度合いが大きく笑えない部分が出てきたこと、西田敏行の演技が良かった分、赤井英和の神様役は不釣合いで演技不足にもよること、無理矢理史実に絡ませようとしていること、ラストのよく分からない終わり方など・・・が原因でしょうか?原作を読んでいないので、原作に忠実なのか脚色しているのか分からないが、むしろお笑いに徹し、西田敏行のくだりと同じノリで、西田に匹敵する芸達者な役者を配した方が良かったように感じた。笑いあり涙ありの時代劇とのキャッチフレーズだったが、笑えたのは前半のみで涙が出るシーンはやや期待外れ。

劇場公開日 2007年6月23日



(キャスト一覧)
妻夫木聡
西田敏行
香川照之
江口洋介
夏木マリ
佐々木蔵之介
鈴木砂羽
森迫永依
笛木優子
佐藤隆太
赤井英和


  1. 邦画-つ

2016-06-01

誘拐犯

★★★
誘拐犯
鑑賞No:01055
原題:The Way of the Gun
製作:2000年/アメリカ/119分
監督:クリストファー・マックァリー
出演:ベニチオ・デル・トロ/ライアン・フィリップ

二人のアウトロー、ロングボーとパーカーは、大富豪のチダックが代理母を雇い妊娠させたことを知る。その代理母を誘拐して、チダックから身代金をせしめようと考えた二人は、まんまと誘拐に成功する。しかしチダックは実は裏社会の顔で、チダックに雇われた刺客に二人は狙われることに・・・。

最初の設定や展開からはオーソドックスな誘拐・身代金強奪事件のように思えるが、ストーリーが進むに従って様相が変わってくる映画。また誘拐事件にはあまり似つかわしくない銃撃戦がすごく、もはや誘拐モノ映画というよりもアクション映画に近いすざまじさを見せてくれる。結局は銃撃戦に騙されて、やや中途半端な内容に終わっているのは残念。誘拐モノとしてはやや異色の作品。

劇場公開日 2001年6月9日



(キャスト一覧)
ベニチオ・デル・トロ(Longbaugh)
ライアン・フィリップ(Parker)
ジュリエット・ルイス(Robin)
テイ・ディグス(Jeffers)
ニッキー・カット(Obecks)
スコット・ウィルソン(Hale Chidduck)
ジェームズ・カーン(Joe Sarno)
ディラン・カスマン(Dr.Allen Painter)
クリスティン・リーマン(Francesca Chidduck)
ジェフリー・ルイス(Abner)


  1. 洋画-ゆ