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2019-12-31

スポットライト 世紀のスクープ

★★★★+(4.5)
wスポットライト 世紀のスクープ
鑑賞No:02946
原題:Spotlight
製作:2015年/アメリカ/128分
監督:トム・マッカーシー
出演:マーク・ラファロ/マイケル・キートン

2001年、夏。ボストンの地元新聞“ボストン・グローブ”の新任編集局長としてマイアミからやって来たマーティ・バロン。さっそく目玉になる記事の材料を物色し、神父による子どもへの性的虐待事件に着目すると、これを追跡調査する方針を打ち出す。しかしボストン・グローブの読者は半数以上がカトリック教徒。彼らの反発を招きかねないと古参幹部は難色を示すが、地元のしがらみと無縁で、なおかつユダヤ人のバロンは強気に押し切っていく。こうして、リーダーのウォルター“ロビー”ロビンソンを中心に特集記事欄《スポットライト》を担当する4人の記者たちが調査を開始する。そして地道な取材を積み重ね、次第に事件の背後に隠された巨大な疑惑の核心へと迫っていくが・・・・。

実話を基にした、新聞記者たちのジャーナリズム魂と不屈の執念を描いた実録サスペンス。第88回アカデミー賞で作品賞と脚本賞2冠に輝いた。神父による衝撃的なスキャンダル事件がテーマにも関わらず、ドロドロした雰囲気は一切感じられない作品。それは真実を追求する記者たちの信念に依るものだろう。その一途な思いが高じて意見が分かれたり対立したりはするが、それはその時だけで、後には残らないため、不愉快な気持ちにはならず、爽やかに最後まで観れる。また、登場人物は皆、基本紳士的な言動なので嫌みもない。だからといって不快感がないわけではない。不快感は個々人に対してではなく、協会という一種独特で特別な組織の持つ得体の知れない強大な権力に対して行きようのない憤りが感じられるのだ。これは実話なので、なおさらである。それ故、事件をスクープしたときは拍手喝采、大いに盛り上がるかと思ったが、残念ながらそれは無く、最後まで大人げある、紳士的な映画だった。

劇場公開日 2016年4月15日



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2019-12-30

ホット・ショット

★★★(3.0)
wホット・ショット
鑑賞No:00217
原題:Hot Shots!
製作:1991年/アメリカ/85分
監督:ジム・エイブラハムズ
出演:チャーリー・シーン/ケイリー・エルウェス

20年前、あるジェット戦闘機が飛行中に事故を起こした。後部席のパイロットは脱出するが、前部席のパイロットは脱出装置が働かず墜落、ようやく席から逃げ出したものの、そこは狩猟地区でハンターに撃ち殺されてしまった。その不名誉な死を遂げたパイロットの息子がショーン・”トッパー”・ハリーだった。海軍の花形パイロットであったが父親の事故死が彼を自己破壊的精神障害へと追込み、今はインディアンの集落でひっそりと生活していた。しかし、ある日海軍より今度の任務に是非必要だと復帰を求められ、古巣へと戻るが・・・・。

「トップガン」のパロディ映画かと思いきや、次々と有名な作品のパロディが満載の映画。よって、ストーリーはほぼ無いと言ってもいい。パロディには「愛と青春の旅だち」「ダンス・ウィズ・ウルブス」「ロッキー」などが使われていたが、細かいところでは気づかない作品も多々あったようだ。製作のビル・バダラートは何と「トップガン」の製作者でもある。

劇場公開日 1991年12月14日



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2019-12-29

ポセイドン・アドベンチャー

★★★★★(5.0)
wポセイドン・アドベンチャー
鑑賞No:00216
原題:The Poseidon Adventure
製作:1972年/アメリカ/117分
監督:ロナルド・ニーム
出演:ジーン・ハックマン/アーネスト・ボーグナイン

大晦日の夜、パーティで賑わう豪華客船ポセイドン号を海底地震によって突然発生した大津波が襲った。一瞬の内に船は転覆。生き延びた人々は生存を賭けて、天地が逆転した船内からの脱出に挑むが・・・・。

1970年代なかばのパニック映画ブームの中で製作された代表作のひとつ。2006年製作の「ポセイドン」のオリジナル版。大津波で転覆した豪華客船「ポセイドン号」から脱出を試みる10人の乗客の話だが、なによりも「転覆している」ということでセットが上下さかさまになっている。これにより緊張感や恐怖感がより伝わってきた。アイデアの勝利といえるのではないか。ジーン・ハックマン演じる牧師は異端児的な側面はあるものの、危機状況の中での指導力や決断力は現代人の社会生活においても参考になる。

劇場公開日 1973年3月17日



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2019-12-28

花戦さ

★★★(3.0)
w花戦さ
鑑賞No:02945
製作:2017年/日本/127分
監督:篠原哲雄
出演:野村萬斎/市川猿之助/高橋克実/佐藤浩市

織田信長が本能寺で倒れ、天下人が豊臣秀吉へと引き継がれた16世紀後半。戦乱の時代は終わりを告げようとしていたが、秀吉による圧政は次第に人々を苦しめていた。そんな中、町衆の先頭に立った花僧の池坊専好は、花の美しさを武器に秀吉に戦いを挑んでいったが・・・・。

主演の野村萬斎は能楽師だけあって、時代劇には全く違和感がない上、演じる人物が「陰陽師」では安倍晴明、「のぼうの城」では成田長親、そしてこの「花戦さ」では池坊専好と、みな実在はしているが、必ずしも知名度が高いとは言えない歴史上の人物のため、その人物になりきってしまっている。これは、その人物に対するイメージが観客に無いためでもあるが、野村萬斎の演技力によるところも大きい。作品自体は戦国時代を舞台にしているが、茶道・華道がテーマのため、戦争シーンは無く、全体的に大人しい内容のため、ややテンポにかける嫌いはある。

劇場公開日 2017年6月3日



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2019-12-27

星の王子ニューヨークへ行く

★★★★(4.0)
w星の王子ニューヨークへ行く
鑑賞No:00215
原題:Coming to America
製作:1988年/アメリカ/117分
監督:ジョン・ランディス
出演:エディ・マーフィ/アーセニオ・ホール

アフリカ・ザムンダ王国の王子は親の決めた娘と強制的に結婚させられようとしていた。アキームは自分を本当に愛してくれる女性との結婚を望んでおり、父である王に懇願し40日の猶予を与えられる。理想の女性を求めるべく、世話係りのセミと二人で向ったのはアメリカ・ニューヨークだったが・・・。

エディ・マーフィが持ち前のキャラを十分活かした爆笑コメディ。エディ演じる世間を知らない王子の、大都会での生活のギャップも面白いが、意外とこの映画を面白くしているのが世話係りでついてきたセミの存在。エディが主役の王子だけでなく、その他何役もこなしているのも話題となった。他にも、当時まだ無名のサミュエル・L・ジャクソンやキューバ・グッティングJrも出ているので、探してみてください。

劇場公開日 1988年12月17日



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2019-12-26

北北西に進路を取れ

★★★★(4.0)
w北北西に進路を取れ
鑑賞No:00214
製作:1959年/アメリカ/137分
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ケイリー・グラント/エバ・マリー・セイント/ジェームズ・メイソン

キャプラという男と間違われて誘拐されてしまった広告マン、ロジャー・ソーンヒルは、謎の人物タウンゼントからある仕事への協力を要請される。しかし殺されかけ、窮地を脱したロジャーは、翌日、真相を確かめようと国連ビルへ赴くが、そこに現れたタウンゼントは全くの別人だった。そして、タウンゼントの背中にナイフが突き立てられ、容疑はロジャーにかかってしまう・・・・。

アルフレッド・ヒッチコックの代表作のひとつです。ちょっとしたきっかけでスパイに間違えられた男が逃走しながら真相を究明する話。“巻き込まれ型”あるいは“追われ型”といわれるサスペンスものの集大成といえる映画。ラストのラシュモア山でのシーンはこの映画を印象づける有名なシーン。息つく暇なく展開するストーリーだが、ケイリー・グラントがかもし出すユーモアが心地よい。ともかく面白いです。

劇場公開日 1959年9月17



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2019-12-25

ホーム・アローン2

★★★+(3.5)
wホーム・アローン2
鑑賞No:00213
原題:Home Alone 2 Lost In New York
製作:1992年/アメリカ/120分
監督:クリス・コロンバス
出演:マコーレー・カルキン/ジョー・ペシ

マカリスター一家はクリスマス休暇をフロリダで過ごすことになるが、空港でケヴィンがはぐれ、家族とは違うニューヨーク行きの飛行機に乗ってしまう。間違ってニューヨークに来てしまったケヴィンだったが、ママのカバンに入っていたクレジットカードと現金を使い、一流ホテルで豪遊を始める。一方、ケヴィンがいないことに気付いた家族は警察に捜索依頼をする。そんな中、玩具デパートに出かけたケヴィンは、去年彼の家に強盗に入った泥棒コンビを見かけるが・・・・。

本来のタイトルの意味とは違う「2」の設定だが、状況的には同じなのでまぁその点はご愛嬌か。しかしながら前作を超えようと色々と工夫している点は評価できるし、全体的には同じようなストーリー展開と分かっていてもまずまず楽しめた。泥棒退治は前作よりもスケールアップしていてこれも面白いとはいえるが、ちょっと憎めない間抜けな泥棒に同情したくなるくらい過激になっていた。(下手したら死ぬでしょう・・・・というシーンも多々あり)主演のマコーレー・カルキンもチョット大人になっていて堂々たる演技で、将来が楽しみに思われたが、なかなか名子役は大成しませんね。

劇場公開日 1992年12月19日



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2019-12-24

ホーム・アローン

★★★★(4.0)
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鑑賞No:00212
原題:Home-Alone
製作:1990年/アメリカ/102分
監督:クリス・コロンバス
出演:マコーレー・カルキン/ジョー・ペシ

ケビンの家では、クリスマスの休暇で一家総出でパリに行くことに。しかし出発する朝、一家は慌しく出発したため、ケビンを一人家に置き忘れてしまう。だが残されたケビンは逆に一人になったことで大はしゃぎ。そんなケビンの家を、留守だと思っている強盗2人が狙っていた・・・。

まさにケビンを演じたマコーレー・カルキンが最も耀いていた映画ではないでしょうか? 設定も面白いし、泥棒役のジョー・ペシらの演技も映画をよく盛り上げていた。(子供とはいえ、本来なら過激な攻撃だが、彼らのコミカルな演技が過激性を笑いで覆っていた!) まだまだCGが普及していない時代の作品だが、CGなんかなくてもアイデアでいくらでもいい作品ができる典型のような映画。クリスマスに子供と観る格好の映画に仕上がっていると思う。

劇場公開日 1991年6月22日



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2019-12-23

ベン・ハー

★★★★★(5.0)
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鑑賞No:00211
原題:Ben-Hur
製作:1959年/アメリカ/222分
監督:ウィリアム・ワイラー
出演:チャールトン・ヘストン/ジャック・ホーキンス

ユダヤの豪族の息子ベン・ハーは幼友達のメッセラの裏切りにより、母と妹は地下牢へ送られ、彼自身は奴隷船送りとなる。その後、ローマ艦隊司令官アリウスの命を救ったことから彼の養子としてローマ屈指の剣闘士に成長する。そして獄中で死んだと聞かされた母と妹の仇を討つべく、戦車競技に出場する・・・。

第32回アカデミー賞で作品賞をはじめ計11部門に耀いた、ローマ帝国を舞台としたスペクタルドラマ。この11部門制覇は、「タイタニック」「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」と並び史上最多の受賞である。
4時間という長尺のドラマで見ごたえ十分。主人公ベン・ハーの数奇な半生が中心ながら、ローマ帝国やキリストについても丁寧に描いており、歴史好きにはたまらない。また後半の戦車競技のシーンは圧巻で、CGのなかった当時、よくこんなシーンが撮影できたと思われるほど迫力満点。セットにしてもエキストラの数にしても尋常ではない。しかし何といっても当時のこの手のスペクタル映画では欠かせない存在がベン・ハーを演じたチャールトン・ヘストン。やっぱりこの人はスペクタルものがよく似合います。

劇場公開日 1960年3月30日



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2019-12-22

ベン

★★★(3.0)
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鑑賞No:00210
原題:Ben
製作:1972年/アメリカ/95分
監督:フィル・カールソン
出演:リー・H・モンゴメリー/ジョセフ・キャンパネラ

ウイラードの死体が家で発見され、状況からネズミに襲われて死んだものと判断された。さらにパトロール中の警官が襲われ、巡査部長のカートランドは市全域に非常線を張ったが、ネズミ達の行方は分からなかった。その頃、ウイラードの家のすぐ近所に住んでいるダニーという病弱な少年が、家に入ってきた一匹の黒いネズミのベンと出会う・・・・。

1971年製作の「ウィラード」の続編。「ウィラード」はネズミ集団による復讐劇を描いた動物パニック映画だが、一転、「ベン」は少年とネズミの交流が中心に描かれた動物スリラー映画になっている。前作で飼い主であるウィラードを殺したベンたちなので、ストーリーは人々から駆除するために追跡されるところから話が始まる。しかし、そんなベンを助けるのが主人公の病弱な少年で、これにより友情が芽生えるというもの。ただし、居所を見つけられたネズミたちへの攻撃シーンは痛々しいばかりです。ラストは悲しい結末で涙が出ます。

劇場公開日 1973年1月7日



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2019-12-21

ベビーシッター・アドベンチャー

★★★(3.0)
wベビーシッター・アドベンチャー
鑑賞No:00209
原題:A Night on the Town / Adventures in Babysitting
製作:1987年/アメリカ/102分
監督:クリス・コロンバス
出演:エリザベス・シュー/マイア・ブリュートン

シカゴに住む17歳のクリスは、恋人マイクに急用ができてデートは中止、母に丸めこまれて花の土曜日、ベビーシッターをやることになった。ところがそのアンダーソン家にかかってきた親友ブレンダからの電話、家出したもののバス・ターミナルで迷ってしまい助けに来てほしい、との連絡に、ヘレンは、アンダーソン家のなまいき盛りの3人を引きつれ街へ出るが・・・・。

タイトルに「アドベンチャー」と付いているが、冒険的な要素はなく、ただ何の脈絡もなく、次々とトラブルに襲われるといったドタバタ劇。なのでつまらないかと言えば、結構楽しめる。というか、退屈しない回転のよいコメディ仕立てになっている。若かりし頃のエリザベス・シューも可愛くてキュート。

劇場公開日 1988年3月5日



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2019-12-20

ベイビー・トーク

★★★+(3.5)
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鑑賞No:00208
原題:Look Who's Talking
製作:1989年/アメリカ/96分
監督:エイミー・ヘッカリング
出演:ジョン・トラボルタ/カースティ・アレイ

不倫の末、妊娠した会計士のモリーは未婚の母になることを決意。やがて彼女は男の子を産む。マイキーと名づけられたその子のために、理想的な父親を見つけようとするモリー。そんな彼女はタクシーの運転手ジェームズにベビーシッターを依頼することに。やがてモリーとジェームズは惹かれあうようになるが・・・・。

何よりもこの映画の良さはアイディア。赤ちゃんが実は大人の会話を理解しているとしたら・・・、そしてその会話に対して意見が言えるとしたら・・・・・。実に設定が興味深くて面白い。もちろん、その期待を裏切らずに内容もよかった。これはキャストのおかげでもある。ジョン・トラボルタもカースティ・アレイも役にぴったりマッチしている。そして何よりもナイスキャスティングが赤ちゃんのマイキーの声を演じているブルース・ウィリスだ。ミスマッチとも思えるこの配役の意外性が一層、赤ちゃんを可愛らしくし、作品を面白くしたようだ。

劇場公開日 1990年4月13日



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2019-12-19

ブロードキャスト・ニュース

★★★+(3.5)
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鑑賞No:00207
原題:Broadcast News
製作:1987年/アメリカ/133分
監督:ジェームズ・L・ブルックス
出演:ウィリアム・ハート/アルバート・ブルックス

ワシントンTV局の敏腕女性プロデューサーのジェーンは、ニュース・ライター兼レポーターのアーロンと共にその才をふるっていた。しかし地方局からワシントンへやって来たアンカーマン、トムの出現は二人の関係に微妙な変化を及ぼしていく。トムは機敏な才覚をもって、次第に出世していく・・・・。

ニュースキャスターの三角関係を描いた作品。三角関係だが、ドロドロとした関係ではなく、あっさり・すっきりした関係で観ていて嫌みもなく、観ごごちがいい。キャリアウーマンとして男性以上にバリバリ働いているホリー・ハンター演じるジェーンも当時としては新しい時代の女性像として新鮮に映った。恋愛関係も新しく感じられ、ともかくお洒落な大人の恋愛ドラマと言える作品。

劇場公開日 1988年4月29日



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2019-12-18

ブレードランナー

★★★(3.0)
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鑑賞No:00206
原題:Blade Runner
製作:1982年/アメリカ/116分
監督:リドリー・スコット
出演:ハリソン・フォード/ルトガー・ハウアー

2019年、惑星移住が可能になった未来。レプリカントと呼ばれる人造人間が謀反を起こし、地球に侵入。レプリカント専門の捜査官“ブレードランナー”のデッカードは追跡を開始する。一方、彼は製造元のタイレル社でレイチェルというレプリカントに会い、心を通わせていくが・・・・。

P・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を原作とした近未来SFサスペンス。同時期に公開された「E.T.」の大ヒットの影響もあって、興行的にはあまり振るわなかったが、いまだに多くのファンがいるカルト的な作品。また、種々の事情もあり、7つの異なるバージョンがあるのも異例。ただ、全体的に暗いイメージで、ストーリーもわかりにくいため、個人的には興味の薄い作品だ。

劇場公開日 1982年7月10日



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2019-12-17

フルメタル・ジャケット

★★★(3.0)
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鑑賞No:00205
原題:Full Metal Jacket
製作:1987年/アメリカ/116分
監督:スタンリー・キューブリック
出演:マシュー・モディン/アダム・ボールドウィン

ベトナム戦争中のアメリカ。合衆国海兵隊新兵訓練基地では今日も新たな新兵たちの入隊を迎えていた。これから8週間、地獄の訓練を受ける彼らは早速丸刈りにされ、鬼教官による過酷で厳しい訓練が始まった。そんな中、何をやらせても不器用なパイルはしごきの対象とされ、仲間からもリンチを受ける。次第に精神に異常をきたしてきたパイルはついに・・・・。

前半と後半で趣の異なる2部構成ともいえる作品。前半は新兵の訓練を描く内容で、「愛と青春の旅だち」を思い起こさせる。しかし、「愛と~」とは異なり、青春映画というよりも、異常な環境化における人格の変化を描いた映画のようで、キューブリック作品でいえば「シャイニング」につながる感じがした。一転後半はベトナム戦争の戦場が舞台で、さながら「プラトーン」をはじめとしたベトナム戦争ものを彷彿させる。ただ後半の戦闘シーンよりも前半の狂気に走る新兵の方が背筋が寒くなる映画で、戦争映画というよりホラー映画に近い。戦争映画としてはイマイチだが、人間の狂気を描かせたらさすがキューブリックと感じる映画。

劇場公開日 1988年3月19日



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2019-12-16

プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角

★★(2.0)
wプリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角
鑑賞No:00204
原題:Pretty In Pink
製作:1986年/アメリカ/97分
監督:ハワード・ドゥイッチ
出演:モリー・リングウォルド/ハリー・ディーン・スタントン

母親のいない家庭で父ジャックとつましい生活を送っている女子高生アンディ。彼女は、アルバイト先の客で同じ高校に通うブレーンに恋していた。そんなある日、アンディはなんとブレーンの方からデートを申し込まれる。その一方、アンディに恋心を抱く同級生のダッキーは心配で落ち着かない。ブレーンは、友人宅でのパーティーへアンディをエスコートした。だがこの時、彼女はブレーンたちが裕福な家庭の育ちであることを目の当たりにし、自分の貧しい身の上を痛感してしまう。それでもブレーンから卒業パーティーに誘われ、喜ぶアンディだったが・・・・。

貧乏人の娘と金持ちの息子の恋愛を描いたラブ・コメディ。普通なら、あるいは今の年代なら観ない分野の作品になるが、本作を観たときはまだ私も二十代。彼ら高校生とは若干世代は異なるかもしれないが、共感を得られたというのはやはり世代の近さによるものだろうか。それに主演のモリー・リングウォルドが等身大の高校生を自然体で演じていたのがよかった。決してずば抜けた美人でもない、どこにでもいそうな女の子だが、それがかえって自分たちにも手が届きそうな、高嶺ではない花として男の心をしっかり掴んだ。まさに、モリー・リングウォルドのための作品。

劇場公開日 1986年11月15日



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2019-12-15

プラトーン

★★★★(4.0)
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鑑賞No:00203
原題:Platoon
製作:1986年/アメリカ/120分
監督:オリバー・ストーン
出演:トム・ベレンジャー/ウィレム・デフォー

クリスが、ベトナムへやって来たのは1967年。大学を中退してまでベトナムを志願したのは、次々と徴兵されていく同年代の若者たちのほとんどが、少数民族や貧しい者たちだった事に対する義憤からだった。だが、いきなり最前線の戦闘小隊(プラトーン)に配属されたクリスにとって、戦争の現実は彼の想像をはるかに超えた苛酷なものだった・・・・。

本作は監督のオリバー・ストーン自身のベトナムでの戦闘体験から生まれた作品。よって、これまでのベトナム戦争映画とはちょっと違った、リアル感満載の作品となっている。また、戦争の異常性や、戦地における人々の常軌を逸した行動には驚かざるを得ないが、実際にベトナムに行った元軍人たちからはそのリアルさを称賛されたらしいので、いかに生々しい現実を描いた作品かがうかがえる。

劇場公開日 1987年4月29日



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2019-12-14

フラッシュダンス

★★★(3.0)
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鑑賞No:00202
原題:Flashdance
製作:1983年/アメリカ/85分
監督:エイドリアン・ライン
出演:ジェニファー・ビールス/マイケル・ヌーリー

ダンサーになる夢を追う女性の姿を描いた青春映画。昼は製鉄所、夜はナイトクラブのフロアダンサーとして働くアレックスは、日々プロのダンサーになることを夢みて暮らしていた。そして恋人との確執、友人の死などを経て、いよいよオーディションの日が迫ってくる・・・・。

平凡なサクセス・ストーリーながら、世界的なヒットをした作品。同時にアイリーン・キャラが歌う主題歌の「ホワット・ア・フィーリング」も大ヒットし、この曲を聴くと映画のダンスシーンが蘇ってくるほど。この作品の大ヒットには、映画同様、厳しいオーディションを勝ち抜いて主役の座を射止めたジェニファー・ビールスのはじけるような魅力が大きく寄与している。また、観る者を圧倒したダイナミックで官能的なダンスシーンも印象深いが、ダンスシーンは実は吹き替えで、実際はマニ・ジェイハンが踊っています。1980年代を代表する青春ミュージック映画のひとつ。

劇場公開日 1983年7月30日



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2019-12-13

ブラック・レイン

★★★★(4.0)
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鑑賞No:00201
原題:Black Rain
製作:1989年/アメリカ/125分
監督:リドリー・スコット
出演:マイケル・ダグラス/高倉健/松田優作/アンディ・ガルシア

ニューヨーク市警の刑事2人・ニックとチャーリーは殺人犯・佐藤を護送して大阪空港に降り立つ。しかし偽警官に佐藤を奪われてしまう。2人は言葉も通じない国で困惑しながらも、佐藤追跡捜査に参加させてもらうが、やがてチャーリーが佐藤に惨殺されるという事態に・・・。

マイケル・ダグラスと高倉健の初共演、アメリカ映画初の大阪ロケでも有名になったが、何よりも松田優作の鬼気迫る演技、そして松田優作の遺作となった映画として有名。舞台は日本であり、マイケル・ダグラスやアンディ・ガルシアに比べ、はるかに松田優作や高倉健の演技が光る作品。特に死期を悟った松田優作のこの映画に賭ける執念には脱帽した。ハリウッド映画だが、日本人の映画といえる。

劇場公開日 1989年10月7日



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2019-12-12

フライングハイ

★★★(3.0)
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鑑賞No:00200
原題:Flying High/Airplane!
製作:1980年/アメリカ/88分
監督:ジム・エイブラハムズ/デビッド・ザッカー/ジェリー・ザッカー
出演:ロバート・ヘイズ/ジュリー・ハガティ

かつて優秀な戦闘機乗りだったテッド・ストライカーは、戦争の後遺症で飛行機恐怖症に苦しんでいた。何とか恐怖症を克服したテッドは、それが原因で別れた恋人のエレインが搭乗する飛行機に乗り込み、よりを戻してくれるよう懇願するが、彼女はにべもない。そんな中、飛行機内で機内食が原因の集団食中毒が発生し、機長も副操縦士もダウン。乗客の運命はテッドの操縦に託されるが・・・・。

「大地震」「タワーリング・インフェルノ」「大空港」など、1970年代に数多く製作されたディザスター映画(パニック映画)のパロディだが、中心となっているのは1957年の「Zero Hour」である。これら数多のディザスター映画を徹底的にからかって見せたのがこの作品である。ただ、内容はからかっているが、重要なのは演者が皆、真顔で演じていることだ。パロディは真顔で演じるべきという製作サイドの信念が守られている。一見くだらない内容にも思えるが、何故か笑える作品。

劇場公開日 1980年12月13日



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2019-12-11

フライトナイト

★★★+(3.5)
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鑑賞No:00199
原題:Fright Night
製作:1985年/アメリカ/107分
監督:トム・ホランド
出演:クリス・サランドン/ウィリアム・ラグズデール

チャーリーは17歳のごくごく普通の高校生。ガール・フレンドのエイミーが、TVの恐怖番組「フライト・ナイト」に夢中で彼の青春の欲望に答えてくれないのが悩みの種だ。そんなある夜、チャーリーは隣に越して来た男が吸血鬼だと知り、バンパイア・ハンターの当り役をもつ「フライト・ナイト」のホストに退治を依頼するが・・・・。

コメディ・ホラーとも言われているバンパイア映画だが、コメディというほど笑いの要素はなく、またホラーというほどゾォとするシーンもない。かといって、面白くない映画なのかというとそうではなく、むしろホラー映画として、演技やストーリー展開、そして恐怖が楽しめる上質の作品かもしれない。

劇場公開日 1985年11月2日



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2019-12-10

コンフィデンスマンJP

★★★★(4.0)
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鑑賞No:02944
製作:2019年/日本/116分
監督:田中亮
出演:長澤まさみ/東出昌大/小日向文世/小手伸也

天才的な知能を持つが詰めの甘いダー子と、彼女に振り回されてばかりのお人よしなボクちゃん、百戦錬磨のベテラン詐欺師のリチャードの3人の信用詐欺師は、香港マフィアの女帝ラン・リウが持つと言われる伝説のパープルダイヤを狙い、香港へ飛ぶ。3人がランに取り入るべく様々な策を講じる中、天才詐欺師ジェシーも彼女を狙っていることが判明。さらに以前ダー子たちに騙された日本のヤクザ・赤星の影もちらつきはじめ、事態は予測不可能な方向へ展開していく・・・・。

人気テレビドラマ「コンフィデンスマンJP」の劇場版。別名「コンフィデンスマンJP ロマンス編」。悪徳な方法で巨額の富を築いた悪者から大金を騙し取る詐欺師たちを描いた作品だが、何と言っても計画から実行までの情報収集や仕込みなどの謎解きが見ものである。ただし、TVドラマと違って映画となるとスケールが大きくなっている分、仕込みもスケールアップし、リアル感が薄くなりすぎている感は否めない。本作も一人や二人だけでなく、丸ごとフェイクという設定はちょっとあり得なさすぎて呆れてしまった。が全体的に面白かったのは間違いない。ラストの謎解きは、「イニシエーション・ラブ」風だったが、「イニシエーション・ラブ」はヒントのシーンをあらかじめ見せておいての謎解きだったが、本作はヒントはあまり見せずに謎解きで真相を初めて見せるといったシーンが多く、後出しジャンケンのようでドンデン返し感が少し萎えた。後は出演者の多彩さ。メイン以外にもちょい役で有名俳優が多く出ているので注意して観たい。

劇場公開日 2019年5月17日




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2019-12-09

フットルース

★★+(2.5)
wフットルース
鑑賞No:00198
原題:Foot loose
製作:1984年/アメリカ/107分
監督:ハーバート・ロス
出演:ケヴィン・ベーコン/ロリ・シンガー

ロックもダンスパーティも禁じられているアメリカ中西部のある小さな町に、都会から一人の青年が転校してくる。彼は自分たちの自由を取り戻すべく、仲間を集めて大人たちへの逆襲を開始するが・・・・。

ケヴィン・ベーコン主演の青春ドラマ。といっても、特筆すべき内容はない作品。それなのに映画タイトルとして記憶に残っているのは、ケニー・ロギンスが歌う主題歌がヒットしたためだろう。ストーリーは思い出せなくても、主題歌は口ずさめる人が多いのではないだろうか。ストーリーは思い出せないほど平凡なため、主演のケヴィン・ベーコンの演技もインパクトが感じられなかったが、俳優としての名前はこの作品で売ったように思うし、彼の代表作の一つになっている。その後は一時芽が出ない時期もあったが、今や特に悪役をやらせたら見事な演技をする名バイプレイヤーとして見ることが多い。

劇場公開日 1984年7月28日



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2019-12-08

フック

★★★(3.0)
wフック
鑑賞No:00197
原題:Hook
製作:1991年/アメリカ/142分
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ダスティン・ホフマン/ロビン・ウィリアムズ

40才になるピーター・バニングは、猛烈仕事人間で妻や子供達からは総スカン。そんな一家が妻の祖母ウェンディの所に里帰りした晩、子供達が何者かに誘拐されてしまう。途方に暮れていた彼の前に突然、ティンカーベルが現れた。彼は子供達を救う為に、再びネバー・ランドへと向かうのだが・・・。

ダスティン・ホフマン、ロビン・ウィリアムズの他にもジュリア・ロバーツ、フィル・コリンズ、グレン・クローズ、グウィネス・パルトローといった主役級の俳優が目白押しで、監督がスピルバーグという豪華な作品だが、ファンタジー映画には疎い中年男にはさほどウケる作品とはなっていないようだった。素材のピーターパン自身をよくわかっていないせいもあるが・・・・。

劇場公開日 1992年6月20日



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2019-12-07

フィールド・オブ・ドリームス

★★★★+(4.5)
wフィールド・オブ・ドリームス
鑑賞No:00196
原題:Field of dreams
製作:1989年/アメリカ/107分
監督:フィル・アルデン・ロビンソン
出演:ケビン・コスナー/ギャビー・ホフマン

“農場を野球場にすれば彼がやってくる”というお告げにしたがって、とうもろこし畑をつぶしてしまう農夫レイ。そして作った野球場に現れたのは、1952年に死んだ伝説の大リーガー シューレス・ジョーだった。その後、ジョーとともに八百長試合のかどで球界を追放された8人のメンバーが現れ、レイに新たなお告げが告げられる・・・。

実際の事件“ブラック・ソックス・スキャンダル”をモチーフに、不思議な世界に誘われるファンタスティックな映画であり、感動的な親子愛を描いている。お告げの意味を解明していくストーリーも興味深いが、夢や情熱を持つことのすばらしさも教えてくれている。ラストシーンは感動。

劇場公開日 1990年3月24日



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2019-12-06

ヒンデンブルグ

★★★(3.0)
wヒンデンブルグ
鑑賞No:00195
原題:The Hindenburg
製作:1975年/アメリカ/115分
監督:ロバート・ワイズ
出演:ジョージ・C・スコット/アン・バンクロフト

ナチス・ドイツの権勢の象徴として建造された大飛行船ヒンデンブルグ号が1936年、ドイツのフランクフルトとアメリカのレイクハーストを結ぶウ大西洋横断航路に就航する。そして新時代の乗り物としてイメージ定着された翌1937年の5月3日、運命のフライトが行われた・・・。

20世紀最大のミステリーといわれる、ヒンデンブルグ号の謎の大爆発事故を、当時のニュース・フィルムを盛り込んで描くサスペンス映画。実際に起こったヒンデンブルグ号爆発事故の真相に迫るサスペンスものだが、なんといっても圧巻はラストの大爆発シーン。このシーンはあまりにも有名なニュース映像を使用しているが、実際の事故の映像のため、そのものすごさと恐ろしさは真に迫ってくる。この迫り来る強烈なインパクトは、いかに急進歩したCG技術をもってしても再現できないと思った。(実際の映像ほどリアルなものはないからでしょう)また、このリアリティは映像だけではなく、この事故の模様を伝えるアナウンサーの泣き叫ぶような実況からも高められます。映画では反ナチスによる爆破説がストーリーの中心ですが、実際の事故原因には数々の説があるようです。この事故で、乗員・乗客97名中35名と地上整備員1名が亡くなりますが、それにしてもあのすさまじい爆発で生存者がいたこと自体、奇跡ですね。

劇場公開日 1976年7月10日



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2019-12-05

ビバリーヒルズ・コップ2

★★★+(3.5)
wビバリーヒルズ・コップ2
鑑賞No:00194
原題:Beverly Hills Cop II
製作:1987年/アメリカ/103分
監督:トニー・スコット
出演:エディ・マーフィ/ジャッジ・ラインホルド

高級宝石店が襲われ、ビバリーヒルズ警察のボミル刑事部長が撃たれて重傷を負う事件が起こる。捜査から外された部下のローズウッド刑事とタガート巡査部長はデトロイト市警のアクセル刑事に援助を求め、友情に燃えるアクセルは早速ビバリーヒルズに向うが・・・・。

まさにエディ・マーフィ絶頂期の、彼の代表作シリーズ。この作品でも高く評価されているのが彼のマシンガン・トークだが、字幕ではそこまで表現できないため、このトークをフルに味わえないのは残念(英語力をつけて字幕なしで観れるようになるしかないか!)前作の面白さを引き継ぎながら、アクション性も高め、テンポよいストーリー展開も心地よい。彼の協力者であるビバリーヒルズ警察のローズウッド刑事とタガート巡査部長のコンビもアクセル刑事に振り回されながらもいい味を出していて、作品のいいアクセントになっている。

劇場公開日 1987年7月11日



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2019-12-04

ビバリーヒルズ・コップ

★★★★(4.0)
wビバリーヒルズ・コップ
鑑賞No:00193
原題:Beverly Hills Cop
製作:1984年/アメリカ/105分
監督:マーティン・ブレスト
出演:エディ・マーフィ/ジャッジ・ラインホルド

デトロイト市警の問題児アクセル刑事のもとにビバリーヒルズから幼馴染のマイキーがやってくる。しかし、マイキーと再会した夜、マイキーは殺されてしまう。アクセルはマイキーの仇を討つべく、上司の反対を押し切ってビバリーヒルズに乗り込むが・・・。

エディ・マーフィが熱血刑事を演じる大ヒット刑事アクション。まさにエディ・マーフィーの等身大の役ではまり役ともいえる作品。お得意のマシンガントークにも切れがあり、エディの持ち味が十分出ているだけでなく、若いだけあってアクションもよくこなしている。コメディとしても楽しめるだけでなく、刑事アクションとしてもスピード感や展開もイイ。まさにエディの代表作であり、出世作といえる。エディ演じるアクセル刑事をサポートするビバリーヒルズの刑事2人もとぼけた味を出していて、エディと絶妙のトリオを形成している。

劇場公開日 1985年4月27日



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2019-12-03

羊たちの沈黙

★★★★(4.0)
w羊たちの沈黙
鑑賞No:00192
原題:The Silence of the Lambs
製作:1991年/アメリカ/118分
監督:ジョナサン・デミ
出演:ジョディ・フォスター/スコット・グレン

FBIアカデミーの優秀な訓練生クラリスは連続誘拐殺人事件の捜査スタッフに組み込まれ、犯罪者として収監されているレクター博士と面会する。それは、天才的な精神科医でありながら、自らの患者を次々と死に追いやったレクターこそ事件の謎を解く鍵になると見込んでのことだった。レクターはクラリスに興味を示し、捜査の手がかりを与える。ふたりが次第に心を通わせていく一方、新たな誘拐事件が。そしてレクターは脱獄を図り・・・・。

あの保守的なアカデミー協会が、このようなホラー映画のジャンルの作品にアカデミー賞主要4部門を独占させるとは!という衝撃が走った作品。ただし、本作は普通のホラーと異なっている。普通なら、次々と若い女性を殺害し皮膚を剥いでボディスーツを作るという猟奇的な連続殺人犯にスポットを当て、主に視覚的に恐怖を感じさせるのが手っ取り早いはず。しかし本作は、この殺人鬼にはスポットを当てず、この事件を捜査するFBI訓練生と事件の謎を示唆する天才精神科医で連続殺人鬼のレクター博士にスポットを当て、2人の心理的なやり取りと同調を描いており、それがまた怖い。猟奇殺人そのものよりも、人の精神の奥底に潜む自身も認識していない暗黒面を引きずり出される恐怖は新しいジャンルのホラーと言えるのかもしれない。

劇場公開日 1991年6月14日



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2019-12-02

居眠り磐音

★★★★+(4.5)
w居眠り磐音
鑑賞No:02943
製作:2019年/日本/121分
監督:本木克英
出演:松坂桃李/木村文乃/芳根京子/柄本佑

3年間の江戸勤番を終えた坂崎磐音は幼なじみの小林琴平、河井慎之輔とともに九州・豊後関前藩に戻った。琴平の妹・舞は慎之輔に嫁ぎ、磐音もまた、琴平と舞の妹である奈緒との祝言を控えていた。しかし、妻の舞が不貞を犯したという噂を耳にした慎之輔が舞を斬ってしまい、それに激高した琴平が慎之輔に噂を吹き込んだ人物と慎之助本人をも斬るという事態に発展。磐音は罰せられた琴平を討ち取るよう命じられてしまう。2人の友を1日にして失う悲劇に見舞われた磐音は、許婚の小林奈緒を残したまま関前を後にし、たどり着いた江戸の長屋で浪人に身をやつすこととなる。昼は鰻割きとして働き、夜は両替商・今津屋で用心棒稼業を始めた磐音だったが・・・・。

佐伯泰英の人気時代劇小説「居眠り磐音 決定版」シリーズの映画化。最近、「不能犯」や「孤狼の血」「娼年」などでこれまでのイメージを大胆に変えてしまった演技を見せた松坂桃李。演技の幅の大きさを見せつけ、次はどんな役にチャレンジにするのかと期待していたところ、これまた意外にも本来の(個人的に思い込んでいる)イメージに近いというか、イメージそのものの役柄を好演していた。脇を固める俳優陣は豪華で勿体ない使い方をされている人もいた中、坂崎磐音役は松坂桃李の代表的なキャラクターになりそう。

劇場公開日 2019年5月17日



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2019-12-01

うそつきパラドクス

★★★(3.0)
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鑑賞No:02942
製作:2013年/日本/83分
監督:吉田浩太
出演:本山なみ/真山明大/戸田れい/青野未来

草食系男子の会社員・八日堂俊介は、少しぼんやりした癒し系の同期・栖佑日菜子に入社当時から思いを寄せていた。栖佑には遠距離恋愛中の恋人がいたが、それを承知の上で八日堂は「彼氏の代用品の恋人にしてほしい」と申し入れる。2人はそれぞれが抱える寂しさを埋めるためだけに、嘘の恋人関係をスタートさせるが、次第にその関係がエスカレートしていき・・・・。

きづきあきら、サトウナンキ原作の同名コミックの実写映画化。恋愛マンガが原作ということであまり期待せずに観たが、意外と見入ってしまった。嘘でも代用品でもよいので寂しさを埋めるために始まった見せかけの恋人関係。だが、二人の関係はどんどんエスカレートし、本気になっていく。私は男(俊介)の味方である。嘘の恋人関係とはいえ、元々俊介は本気で日菜子が好きだったのだ。当然と言えば当然のエスカレートである。俊介は何も悪くないと思う。悪いのは日菜子の方だ。嘘の恋人関係という口実で日菜子は二股をかけているのだ。俊介の望んだこととはいえ、やはり俊介に対しても失礼だし、何よりも存在はしているが画面に一度も姿を見せなかった日菜子の彼氏に対しては裏切り行為である(結婚していないので不倫とは言えない)。そんな悪女ともいえる日菜子だが、画面上ではなぜか憎めない存在である。そんな癒やし系の日菜子を、演技は下手だが、下手とは思わせない不思議な雰囲気を醸し出して演じていた本山まみ。彼女に私も見入っていたのかもしれない。

劇場公開日 2013年9月7日



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