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2020-05-31

シックス・センス

★★★★(4.0)
wシックス・センス
鑑賞No:00882
原題:The Sixth Sense
製作:1999年/アメリカ/107分
監督:M・ナイト・シャマラン
出演:ブルース・ウィリス/ハーレイ・ジョエル・オスメント

高名な精神科医のマルコムは、かつて担当していた患者の凶弾に倒れてしまう。リハビリを果たした彼は、複雑な症状を抱えた少年・コールの治療に取り掛かる事に。コールは常人には無い特殊な“第6感”(死者を見る事ができる能力)を持っていた。コールを治療しながら、彼によって自らの心も癒されていくマルコム。そして彼には予想もつかない真実が待ち受けていた・・・・。

ドンデン返し映画で常にトップクラスにランキングされる映画。確かに初見では「あっ!」と言わされた。叙述トリックという、騙しテクニックの中でも映画では難しいトリックを使ったラストのドンデン返しも良かったが、このドンデン返しを成立させるために張った伏線、伏線を不自然に感じさせない出演者たちの見事な演技も良かった。この映画を成功させ、大きな話題となり、新鋭監督M.ナイト・シャマランを一躍有名にした本作は単なる恐怖映画ではなく、主人公と少年の心の交流から生まれた勇気を持った少年の行動にも心打たれる。

(2020年5月28日再鑑賞)

劇場公開日 1999年10月30日



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  1. 洋画-し
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2020-05-30

めまい

★★★★(4.0)
wめまい
鑑賞No:00367
原題:Vertigo
製作:1958年/アメリカ/128分
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ジェームズ・スチュアート/キム・ノバク

犯人追跡中に同僚を墜落死させた元刑事のジョン。その事件以来、ジョンは高所恐怖症になっていた。ある日、友人から妻の監視を依頼されたジョンは、尾行中に彼女が教会の鐘楼から飛び降りようとした際にめまいに襲われ、彼女を見殺しにしてしまう。しばらくしてジョンは街中で彼女そっくりの女性を見かけるが・・・。

主人公同様、私も高所恐怖症のため、いわゆる有名な「めまいショット」は非常に恐怖感あるシーンと感じられた。ヒッチコックの代表作の一つに挙げられているが、ラブロマンスの要素が強いこととストーリーの分かりにくさから、ヒッチコック作品としてはやや一線を画したい作品。

(2020年5月24日再鑑賞)

劇場公開日 2014年1月25日



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2020-05-29

波の数だけ抱きしめて

★★★(3.0)
w波の数だけ抱きしめて
鑑賞No:00319
製作:1991年/日本/104分
監督:馬場康夫
出演:中山美穂/織田裕二/別所哲也/松下由樹

1992年5月、大学4年の真理子、小杉、芹沢、裕子の4人は無線マニアの芹沢の提案で、湘南にある真理子のバイト先のサーフショップにミニFM局を開設する。DJを務める真理子は親の強制で間もなくロスに留学の予定だったが、彼女に思いを寄せる小杉はなかなか自分の気持ちを伝えられずにいた。そんな矢先、広告代理店に勤める吉岡という男が現れ、彼も真理子に思いを寄せるようになる・・・。

1982年の湘南を舞台に、ミニFM局の運営にかける若者たちを描くホイチョイプロ製作第3弾。ホイチョイプロの前作「私をスキーに連れてって」「彼女が水着にきがえたら」がなかなか面白かった分、本作はイマイチ感が否めない。1作、2作はともにハッピーエンドで終わるが、本作は切ない終わり方。また、1作と2作のイイとこ取りをしようとしたのか、舞台は2作と同じ海、音楽は1作と同じユーミン、主演は2作とおなじ織田裕二となっているが、かえって1作、2作と差別化できない特徴の薄れた作品となっている。冒頭が9年後の真理子の結婚式というのも、最初に結末を見せられたようで夢がなく、ちょっと残念だった。ちなみに、中山美穂が演じた真理子は、2作で原田知世が演じた真理子と同名。ただし、設定から見ると同一人物ではなさそう。ただ、「彼女が~」のパンフによると、原田が演じた1作の優と2作の真理子は同一人物だとか。スキーで三上博史演じる矢野と結ばれた優だが、春を待たずに破局(破局の原因は矢野が南アフリカ共和国に左遷されたため)、その後数人の男性と付き合うもうまくいかず、姓名判断の結果、真理子と改名したことになっている。2作は改名後の優を描いていいるのだ。なお、別所哲也が演じていた吉岡の名は、2作で織田裕二が演じている名前でもある。

劇場公開日 1991年8月31日



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2020-05-28

AI崩壊

★★★★+(4.5)
wAI崩壊
鑑賞No:02981
製作:2020年/日本/131分
監督:入江悠
出演:大沢たかお/賀来賢人/広瀬アリス/岩田剛典

2030年、天才科学者の桐生浩介が亡き妻のために開発した医療AI「のぞみ」は、年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴といった全国民の個人情報と健康を管理していた。いまや社会インフラとして欠かせない存在となった「のぞみ」だったが、ある時突然、暴走を開始。AIが生きる価値のない人間を選別して殺戮するという、恐るべき事態が巻き起こる。警察庁の天才捜査官・桜庭は、AIを暴走させたのは開発者である桐生と断定。身に覚えのない桐生は逃亡を開始する。桐生は「のぞみ」を管理するHOPE社の代表で、義弟でもある西村悟とひそかに連絡を取りながら、なんとか事態の収拾を目指すが・・・・。

『22年目の告白-私が殺人犯です-』の入江悠監督が、大沢たかおを主演に迎えて贈る近未来サスペンス・アクション。息をもつかせぬ逃走劇に手に汗を握った。実際にこのようなAIによる近未来社会がくることは近からずも遠からずと思われ、より便利な社会になることの代償としてのリスクの大きさに恐怖を覚えた。AI暴走による、制御不能で容赦ない人への攻撃は熾烈で、そのため人の優しさをより感じられるストーリーになっている。その証拠に、犯人以外は基本悪い人は出てこない。主人公の弟は最初から怪しいヤツとみて鑑賞していたが、結局、兄思いのいいヤツだったし、HOPE社の社員や刑事たちも基本イイ人。海に飛び込んだ主人公を救助した仙台の漁師の人情味溢れる行為には涙が出てくる。それにしても、AIの発達に比べ、警察特殊部隊の稚拙はいかがなものか。素人市民一人に対して、あれだけ情報管理把握していながら何度も取り逃がすシーンがあるのは、ストーリー進行上やむを得ないが、何ともリアル感がないシーンである。

劇場公開日 2020年1月31日



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2020-05-27

敦煌

★★★★(4.0)
w敦煌
鑑賞No:00318
製作:1988年/日本/143分
監督:佐藤純彌
出演:西田敏行/佐藤浩市/中川安奈/新藤栄作

科挙を目指す青年・趙行徳は未知の国・西夏の文化に興味を持ち、現地へと旅立った。そしてその道中、西夏の漢人部隊を率いる朱王礼に徴用され、書記として同行することに。またやがて、ウイグルの王女ツルピアと出会い、互いに惹かれ合っていく。しかしある時、西夏の皇帝・李元昊に留学を命じられた趙行徳は、ツルピアとしばし離ればなれとなってしまう。こうして数年後、ようやく留学先から戻ってきた趙行徳。ところが、彼の恋人だったツルピアは李に政略的に娶られようとしていた。すると婚礼の当日、ツルピアがある行動に出るのだが・・・・。

バブルな時代に大金をかけて広大な中国で壮大な歴史ロマン映画を撮りたかった?と思われる作品。製作費も当時のお金で45億円かけていたというから驚き。だが、製作サイドが期待したほどの盛り上がりには欠ける作品に終わってしまった感のある映画。舞台は中国だが、登場人物はみな日本人俳優、しかも日本語で話しているので、中国感はゼロに近い。役者はみな有名だがまだ若く、懐かしさだけが感じられる。

劇場公開日 1988年6月25日



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2020-05-26

時計 Adieul' Hiver

★★★(3.0)
w時計
鑑賞No:00317
製作:1986年/日本/116分
監督:倉本聰
出演:中嶋朋子/いしだあゆみ/永島敏行/室田日出男

1982年。早見夕子は9歳、グルノーブルオリンピックで知り合ったフィギュアスケートの選手・令子とアイスホッケーの選手だった二郎の間に生まれたが、二人は五年前に別れ今はスケートセンターでコーチをしている令子と二人で暮らしていた。二郎はアイスホッケーの極東製紙チームの監督をしており、夕子はそんな父の写真をロケットに入れて大切にしていた。夕子をスケートの世界に誘ったのも、父への思いだったかもしれない。ある日突然、夕子にスケート映画の主役の話がくるのだが・・・・。

主人公のスケーター・夕子の5年間の成長を描いた作品だが、夕子を演じた中嶋朋子の成長に合わせて5年かけて撮影している。そのため映像的なリアル感が伝わってくる作品。惜しむらくは、フィギュアスケートが今ほど脚光を浴びているスポーツではなかったため、本作も世間的に広く認知されるに至っていないことだが、改めて観るとさすが倉本聰作品だけあって感動する作品だ。

劇場公開日 1986年10月10日



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2020-05-25

天平の甍

★★★(3.0)
w天平の甍
鑑賞No:00316
製作:1980年/日本/152分
監督:熊井啓
出演:中村嘉葎雄/大門正明/浜田光夫/草野大悟

天平五年、若き四人の僧を乗せた遣唐使船が出航した。普照、栄叡、玄朗、戒融は唐の高僧を日本へ呼び寄せ仏教を広めるため、唐を訪れたのだ。一行は洛陽に入り様々な人物と出会うが、日本に来てくれる僧には会えなかった。十年後、彼らはようやく鑒真和上と出会う。和上は日本人僧の熱意に打たれ渡日を表明するが、日本人僧の帰国も中国人僧の訪日も認められなかった。戒融は悟りを得るため一人旅立ち、栄叡は逮捕され、自信をなくした玄朗も去ってしまう・・・・。

原作は井上靖の同名歴史小説。教科書でしか見ることがなかった鑑真だが、血の通った一人の人物として見ることができ、実在したことを改めて実感した作品。ともかく、中国と日本を船で行き来するということがどれだけ大変で、命がけなことだったか分かる。それにも関わらず、学問のため、布教のため、そして若者の熱意に打たれて命を懸けて渡航する姿に感動する。

劇場公開日 1980年1月26日

(予告編なし)

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2020-05-24

お嬢さん

★★★★(4.0)
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鑑賞No:02980
原題:Ah-ga-ssi/The Handmaiden
製作:2016年/韓国/145分
監督:パク・チャヌク
出演:キム・ミニ/キム・テリ

舞台は1939年の朝鮮半島。支配的な叔父と、膨大な蔵書に囲まれた豪邸から一歩も出ずに暮らす令嬢・秀子のもとへ、新しいメイドの珠子こと孤児の少女スッキがやってくる。実はスラム街で詐欺グループに育てられたスッキは、秀子の莫大な財産を狙う“伯爵”(ハ・ジョンウ)の手先だった。伯爵はスッキの力を借りて秀子を誘惑し、日本で結婚した後、彼女をある場所に隔離し財産を奪う計画を企てていた。だがスッキは美しく孤独な秀子に惹かれ、その計画は少しずつ狂い始めていく・・・・。

本作は、「このミステリーがすごい!」で第1位を獲得したサラ・ウォーターズの『荊の城』を映画化した官能サスペンス。キャストはオール韓国人ながら、台詞の大半は日本語。最初、多少違和感はあるものの、かなり特訓したものと思われるほど流暢な日本語に驚かされる。ストーリーは3部作で構成されているが、この意味も観ているとわかってくるが、何といっても衝撃は第1部のラスト。それまではミステリーかと思いきや官能映画の雰囲気が強かったが、この第1部のラストでミステリーだったことが再認識させられる。第2部でもどんでん返しはあるのだが、さすがにこれは途中で読めた。第3部はミステリー映画、官能映画というより、超痛い恐怖映画のよう。

劇場公開日 2017年3月3日



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2020-05-23

転校生

★★★(3.0)
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鑑賞No:00315
製作:1982年/日本/112分
監督:大林宣彦
出演:小林聡美/尾美としのり/佐藤允/樹木希林

斉藤一夫の中学校に幼馴染の斉藤一美が転校してくる。ある日、一夫と一美は神社の階段から転げ落ち、二人の身体は入れ替わってしまう。このため、ガキ大将の一夫は女っぽくなり、一美は荒っぽくなってしまい・・・。

監督・大林宣彦の故郷・尾道を舞台にした“尾道”3部作の第1作。尾道はよく知っている街だけにとても身近な感じのする映画だった。中学生男女の身体が入れ替わるという設定も面白く、身体が入れ替わったことで絶望感や嫌悪感を覚えながら、思春期の中学生が当然感じ始める“異性”を身をもって意識する様を爽やかに描いている良品。今でもたまに尾道の街をそぞろ歩きするが、そのたびにこの映画を思い出す。

劇場公開日 1982年4月17日



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2020-05-22

竜馬暗殺

★★★(3.0)
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鑑賞No:02979
製作:1974年/日本/118分
監督:黒木和雄
出演:原田芳雄/石橋蓮司/中川梨絵/松田優作

慶応3年11月13日、海援隊の常宿・酢屋から近江屋へ身を移す坂本竜馬。大いなる野望に燃える竜馬であったが、大政奉還後の権力闘争の狭間で、佐幕派はもちろん、勤皇派からも煙たがられる存在となっていた。身の危険は誰よりも感じていながら、近江屋での竜馬は意外なほど落ち着き払っていた。しかし、2日後に暗殺される竜馬には、この時すでに刺客の手がすぐそこまで近づいていた・・・・。

京都・近江屋で中岡慎太郎とともに刺客によって暗殺される坂本龍馬の暗殺までの3日間を描いた作品。龍馬は司馬遼太郎の「竜馬がゆく」によってかなり脚色された幕末のヒーローだが、本作の龍馬は世間の龍馬観とはまた異なった、より生々しい人間臭さを醸し出した男として描かれている。にも関わらず、「龍馬」ではなく、小説の「竜馬」を採用しているのは、「竜馬がゆく」へのオマージュだろうか。また、中岡慎太郎との微妙な仲を柱の一つとして描いているjのも特徴的。武闘派のイメージが強い中岡晋太郎を、リーダーシップのない優柔不断な男として描き、竜馬との微妙な仲が柱の一つとなっている。あと、松田優作の存在感も大きい。刑事ドラマ「太陽にほえろ!」にジーパン刑事役で出演していた時期と同じくして本作に出演しているため、演技に共通点が多々見いだせるのも面白い。作品としては新選組や薩摩藩など有力な犯人説を取り上げながら、犯行は一瞬で犯人が誰だか明かさない、史実と同様の結末に終わっているのはちょっと消化不良。

劇場公開日 1974年8月3日



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2020-05-21

帝都物語

★★+(2.5)
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鑑賞No:00314
製作:1988年/日本/135分
監督:実相寺昭雄
出演:石田純一/原田美枝子/嶋田久作/勝新太郎

明治45年。実業家・渋沢栄一は土御門家の陰陽師・平井保昌や物理学者・寺田寅彦らに協力を求め、ある計画を進めていた。それは「東京改造計画」といい、帝都・東京を軍事的にだけでなく霊的にも守護しようとするものだった。しかし、謎の魔人・加藤保憲がその計画の前に立ちふさがっていた。加藤は1000年前関東に独立国を築こうとして失敗し、謀反人として討伐された平将門の霊を呼び醒まし、東京を壊滅させようと企んでいたのである・・・・。

荒俣宏の小説の映画化。平将門を始め、渋沢栄一、幸田露伴、森鴎外など実在の人物が大勢登場し、物語に絡んでくる点が大きな特徴の作品。原作は風水を本格的に扱った日本最初の小説と目されているが、何と言ってもインパクトが強いのが加藤保憲を演じた嶋田久作。私の中では嶋田久作といえば帝都物語の加藤と思うほど、まさに当たり役と言える配役。作品の内容はイマイチ記憶が薄いが、加藤の存在感だけが強い印象となった作品。

劇場公開日 1988年1月30日



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2020-05-20

チ・ン・ピ・ラ

★★★(3.0)
wチ・ン・ピ・ラ
鑑賞No:00313
製作:1984年/日本/102分
監督:川島透
出演:柴田恭兵/ジョニー大倉/益戸育江/石田えり

競馬のノミ屋で生活しているチンピラの藤川洋一と梅沢道夫。ある日洋一は、仲間が伊藤会の組員ともめたことがきっかけで、親分格の大谷に本物のヤクザにならないかと誘われる。兄貴分の道夫を差し置いて誘われたことに複雑な心境の洋一と道夫だったが・・・・。

「竜二」「ちょうちん」の金子正次の遺稿脚本を川島透監督が映画化。ヤクザ映画ではあるが、これまでのヤクザ映画とは一線を画す異色のヤクザ映画だ。まず、主演のチンピラ2人がスタイリッシュでどこか格好いい。時代背景がバブルの頃というのにも関係があると思う。世の中全体が派手できらびやかでお洒落な時代だった。柴田恭兵はまだ素人っぽさが抜けないながら、この後、代表作となる「あぶない刑事」の演技の片鱗を見せている。ありがちな映画ぽかったが、ラストは「あっ!」と言わせる。

劇場公開日 1984年11月17日



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2020-05-19

暗黒女子

★★★+(3.5)
w暗黒女子
鑑賞No:02978
製作:2017年/日本/105分
監督:耶雲哉治
出演:清水富美加/飯豊まりえ/清野菜名/玉城ティナ

聖母マリア女子高等学院で、経営者の娘にして全校生徒の憧れの存在である白石いつみが、校舎の屋上から謎の転落死を遂げた。彼女の手には、なぜかすずらんの花が握られていた。真相が謎に包まれる中、いつみが主宰していた文学サークルの誰かが彼女を殺したという噂が流れる。いつみから文学サークルの会長を引き継いだ親友の澄川小百合は、「白石いつみの死」をテーマに部員たちが書いた物語を朗読する定例会を開催。部員たちはそれぞれ「犯人」を告発する作品を発表していくが・・・・。

タイトルだけでみると、まず普通は決して観ない映画のタイトルだったが、YouTube動画の映画紹介で、どんでん返しのラストがある面白い映画として取り上げられていたので興味を持って観てみた。確かによく考えられたプロットで、いかにも後の大どんでん返しのための伏線と予感されるシーンが多々あって興味は尽きなかった。ただ、私が推理したどんでん返しはラストのラストで明らかにされ、予想は当たっていてどんでん返し感は少なかったが、ラスト一つ手前のどんでん返しが逆に分からなかった。全体的にはよくまとまった作品だが、まとまり過ぎていて不自然さやリアル感のなさは多少感じられる。

劇場公開日 2017年4月1日



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2020-05-18

決算!忠臣蔵

★★★+(3.5)
w決算!忠臣蔵
鑑賞No:02977
製作:2019年/日本/125分
監督:中村義洋
出演:堤真一/岡村隆史/濱田岳/横山裕

元禄14年3月14日。清廉潔白な赤穂藩主・浅野内匠頭は、かねて賄賂まみれだった吉良上野介に江戸城内で斬りかかり、即日切腹を言い渡される。突如として藩主を亡くした赤穂藩士たちは路頭に迷うこととなり、筆頭家老の大石内蔵助は勘定方の矢頭長助の力を借りて財源の確保などに努めるが、そうした努力や幕府への働きかけも虚しく、お家再興の夢は絶たれてしまう。それでも一向に討ち入る様子のない内蔵助だったが、江戸の庶民たちは吉良への仇討を熱望。しかし討ち入りするにも予算が必要で、その上限の都合上、討ち入りのチャンスは1回きり。予算内で仇討を成功させるべく奮闘する浪士たちだったが・・・・。

忠臣蔵といえば、お馴染みのシーンは浅野内匠頭による江戸城松の廊下での刃傷事件と赤穂四十七士による吉良邸討ち入りが有名だが、本作では二つともこのシーンはほぼ無い。忠臣蔵と名のつく作品は世の中に山のようにあるが、本作は従来の忠臣蔵と比べるととても異色で、お家再興活動や討ち入りにいくらかかったかといった金銭面から描いているのが面白い。ただ、主役の大石内蔵助はちょっとチャラく、また全体的にコントのような軽薄な感じが拭えない。コメディタッチなのはいいが、吉本芸人を多用しているせいか、無理に笑いに持って行こうとする強引さが気になった。着眼点は面白いので、もう少しシリアスに描いてもよかったのでは?

劇場公開日 2019年11月22日



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2020-05-17

ちょうちん

★★★(3.0)
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鑑賞No:00312
製作:1987年/日本/100分
監督:梶間俊一
出演:陣内孝則/石田えり/渡辺正行/新田恵利

三東会のヤクザ、村田千秋は新宿をシマに、幸三、哲、誠の3人の若衆を率いて蠢いている。ローンのベンツを乗り回しているものの、カツアゲなどチンケなことをやっていた。それも組の大幹部、町田や兄貴筋の花木たちに小突かれながらだった。やっとのことであるポルノショップの立退きを成功させた夜、千秋は町田に従いて行ったクラブ・峰で新入りホステスの新子に目を止めた。翌日の夜、また蜂に出かけたが、新子は地上げ屋の井崎に誘われて別の店へ。行きがけに彼女は、自分の部屋の鍵を千秋に放ってよこした・・・。

「竜二」で主演・脚本をこなした金子正次原作・脚本の作品。何となくよくある話だけれど、よく見る格好いいヤクザ映画とはどうも違う。また、欲望や愛憎が生々しい作品が多い中、本作は非常にスタイリッシュなヤクザ映画で、どこか一線を画している。主役を演じている陣内孝則はまさにはまり役で好演しているが、病に倒れ、落ちぶれていくという、格好いいとは言いがたい姿にふつうのヤクザ映画には無い哀愁を感じる。

劇場公開日 1987年5月23日

(予告編なし)

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2020-05-16

タンポポ

★★★+(3.5)
wタンポポ
鑑賞No:00311
製作:1985年/日本/115分
監督:伊丹十三
出演:山崎努/宮本信子/役所広司/渡辺謙

雨の降る夜、タンクローリーの運転手、ゴローとガンは、ふらりと来々軒というさびれたラーメン屋に入った。店内には、ピスケンという図体の大きい男とその子分達がいてゴローと乱闘になる。ケガをしたゴローは、店の女主人タンポポに介抱された。彼女は夫亡き後、ターボーというひとり息子を抱えて店を切盛りしている。ゴローとガンのラーメンの味が今一つの言葉に、タンポポは2人の弟子にしてくれと頼み込む。そして、マラソンなど体力作り、他の店の視察と特訓が始まった・・・・。

「お葬式」に続く伊丹十三の監督2作目。これまで誰も取り上げなかったモノにスポットライトを当て、ピンポイントで1つのモノ(テーマ)を極めた伊丹監督。初監督作の「お葬式」も、まさか葬式をテーマに映画を作るなんて・・・といった強烈な衝撃が走ったが、2作目の「タンポポ」もまさに驚き。タイトルだけ聞くと何の映画か分からないが、ラーメンがテーマとは! ラーメンに特化し、ラーメンを極めた、まさにグルメ映画の走りです。観ると絶対ラーメンが食べたくなる映画です。

劇場公開日 1985年11月23日



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2020-05-15

TATTOO[刺青]あり

★★★(3.0)
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鑑賞No:00310
製作:1982年/日本/107分
監督:高橋伴明
出演:宇崎竜童/関根恵子/渡辺美佐子

20歳の時に“30歳までにドでかいことをやったる”と誓った竹田明夫。それまでの生活を一変するためキャバレーのボーイとなり、その店のNo.1ホステスの三千代と同棲生活を始める。しかし明夫の生活についていけなくなった三千代は明夫のもとから逃げてしまう。男をあげなければと思った明夫は幼なじみの島田と銀行襲撃を計画するが・・・・。

この映画は1979年に梅川昭美(映画では竹田明夫)が起こした三菱銀行北畠支店襲撃事件を題材とした実録映画。しかし、じけんそのものはほとんど描かれておらず、事件に至るまでの梅川(竹田明夫)の半生が中心。犯人自身の半生はよく描かれており、主役の宇崎竜童も、彼に関係する2人の女性もよかったが、この事件に至る直接的なものがイマイチよく分からなかった。そして主人公とこの事件を本当に知るために、襲撃事件そのものを描かないというのはいかがなものかと少し疑問に思える。(あまりにも生々しく、事件から間もないこともあって被害者の方に配慮したせいかも?)いずれにせよ、映画としてはチョット物足らなかった。

劇場公開日 1982年6月5日



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2020-05-14

竹取物語

★★★(3.0)
w竹取物語
鑑賞No:00309
製作:1987年/日本/121分
監督:市川崑
出演:沢口靖子/三船敏郎/中井貴一/若尾文子

“かぐや姫”の物語を、誕生から月に戻るまで、ロマンスと特撮を織り交ぜて描く。我が子を失った初老の夫婦がある日、光る竹やぶの中で赤ん坊を見つける。その子供はやがて美しい娘へと成長し、かぐや姫と呼ばれるようになる。そんなかぐや姫のもとに、安倍の右大臣、車持の皇子、大伴の大納言の三人がやって来て彼女に求婚する。そこで世に得がたい宝物といわれる蓬莱の玉の枝、火鼠の皮衣、竜の首の玉を持って来た人に嫁ぐことにするが・・・。

基本的なストーリーはいわゆる日本最古の物語である「竹取物語」に割と沿っているので、子供に見せるのにいい映画かもしれない。ストーリーが判っているので意外性は乏しいが、安心して観られる。当時としてはまだ珍しい特撮を駆使しており、それなりの迫力があったし、ラストの月に戻るシーンはスピルバーグ映画っぽいイメージを感じた。(もっとも、「E.T.」は「竹取物語」の盗作だという裁判があったみたいだが・・・)かぐや姫を演じた沢口靖子も初々しく可愛い。

劇場公開日 1987年9月26日



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2020-05-13

大霊界 死んだらどうなる

★★(2.0)
w大霊界 死んだらどうなる
鑑賞No:00308
製作:1989年/日本/97分
監督:石田照
出演:丹波義隆/エブリン・ブリンクリー

物理学者、曽我隆は、国際心霊研究会に出席する途中、バス事故に遭遇。愛犬共々、死亡してしまう。死亡したバスの乗客20人あまりの前に、霊人達が現れ、彼らは、精霊界に導かれる。その後、生前の行いに則した霊界に送られるが、曽我は、愛犬と共に、天国、地獄を含めた霊界探訪をさせられる羽目になってしまう・・・・。

心霊学と霊界の研究家としても知られる俳優の丹波哲郎のベストセラー「丹波哲郎の大霊界」の映画化作品。映画としては特筆すべきところは無いが、丹波哲郎のネームバリューに加え、総監督・脚本を務めたこともあり、映画自体はそれなりにヒット。これに気をよくしたのか、丹波さん、2作目、3作目の続編も作ってしまった。霊界のイメージは丹波哲郎の思い入れが強いのか、独自の世界が展開するが、画像的には現実世界との違いは大差なく、神秘さには欠ける。

劇場公開日 1989年1月14日

(予告編なし)

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2020-05-12

アンドロメダ…

★★★+(3.5)
wアンドロメダ
鑑賞No:00914
原題:The Andromeda Strain
製作:1971年/アメリカ/130分
監督:ロバート・ワイズ
出演:アーサー・ヒル/デビッド・ウェイン

アメリカ中西部の小さな町に、人工衛星が墜落した。機体に付着した未知のウイルスが原因で、住人は生まれたばかりの赤ん坊と、アル中の老人を除いて全滅。遺体の血液は、全て粉末状に変化していた。細菌汚染の拡大を恐れた軍部は、科学者の中から各分野のスペシャリストを召集。ストーン博士をリーダーとする研究班を組織して、砂漠の地下施設へと送り込むが・・・・。

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大で世界中を恐怖のどん底に落とし、今なお完全終息の目途が立たずに制限された生活を余儀なくされている。そんなウイルスの恐怖を描いた作品はこれまでに数多くあり、大きく分けると、パンデミックになっていく過程での恐怖とウイルスとの闘いを描いたものと、パンデミックによって壊滅した後の世界を描いたものに分かれる。本作はどちらかというと前者に該当はするが、パンデミックの過程を描くのではなく、ウイルスの正体解明と対策を確立する科学者たちの闘いを描いている点がちょっと異色。主要登場人物は科学者たちだけで、シーンも地下施設内の映像が中心。安上がりな映画のように思えるが、ビジュアルで恐怖を表現しなくても、十分ウイルスの恐怖が伝わる作品。

劇場公開日 1971年8月28日



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2020-05-11

狼よさらば

★★★+(3.5)
w狼よさらば
鑑賞No:02976
原題:Death Wish
製作:1974年/アメリカ/94分
監督:マイケル・ウィナー
出演:チャールズ・ブロンソン/ホープ・ラング

ニューヨークの会社員ポール。ある日、彼のもとに1本の電話が入る。それは、妻と娘が病院に運び込まれたという信じられない知らせだった。そしてポールが病院へ駆けつけた時には、妻は死亡していた。そこで、妻が何者かに襲われた挙げ句に殺され、娘も暴行されたことを聞かされたポールは憤り、悲しみに打ちひしがれる。そんな時、ひょんなことから銃を手に入れたポール。彼はその銃を密かに携え、公園で襲いかかってきたチンピラを射殺。これをきっかけに沈鬱な状態が吹っ切れ、以来、次々とチンピラたちを仕留めていくポールだが・・・・。

チャールズ・ブロンソンが脂の乗った人気絶頂の頃の作品で、全5作からなる「Death Wish」シリーズの第1作目にあたる。物語は非常に単純で、3人組の暴漢に妻と娘が襲われ、妻が殺され、娘は暴行されるという事件が起こり、その後、成り行きで手に入れた拳銃を使って街のゴロツキを次々と殺していくというストーリー。ただ、妻と娘を襲った3人組を探して復讐するわけではない。結局、この3人組は事件を起こした後、最後まで登場してこない。ちなみに3人組の中に若き日のジェフ・ゴールドブラムが出演している。これがデビュー作らしい。主人公は敢えて暴漢に襲われやすい状況を作り、襲ってくるゴロツキを次々殺すという、被害者になるゴロツキは偶然性によるものが強い。また、この連続殺人によって強盗事件の数は減っていき、世間からはヒーロー扱い、警察も敢えて主人公を逮捕しようとはしない。明確な目的が示されないまま、悪党にとっては恐るべき処刑人と化していく主人公からはもはや妻や娘の姿は消えている。参考までにシリーズ2作目以降の作品タイトルは、「ロサンゼルス」、「スーパー・マグナム」、「バトルガンM-16」、「狼よさらば 地獄のリベンジャー」。

劇場公開日 1974年11月2日



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2020-05-10

嘘八百

★★★+(3.5)
w嘘八百
鑑賞No:02975
製作:2017年/日本/105分
監督:武正晴
出演:中井貴一/佐々木蔵之介/友近/森川葵

千利休を生んだ茶の湯の聖地、大阪・堺。大物狙いだが空振り続きの古物商・小池則夫は、腕は良いのに落ちぶれてしまった陶芸家・野田佐輔と出会う。大御所鑑定士に一杯食わされた2人は、仕返しのため「幻の利休の茶器」を仕立て上げて一攫千金を狙う。そんな彼らの行動が、家族や仲間、文化庁までも巻き込む大騒動に発展し・・・・。

先行して2作目の「嘘八百 京町ロワイヤル」を観てしまったので、慌てて1作目を鑑賞。1作目ということでW主演の2人、中井貴一と佐々木蔵之介の出会いから描いているため、肝心のコンゲームはちょっと短尺の感はあった。ただ、2人は元々の知り合い・仲間ではなく、お互いコンゲームのターゲットだったのがきっかけだったのは面白い。(2作目を観る限り、長年連れ添った相棒のように息がぴったりだったから意外だった。)

劇場公開日 2018年1月5日



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2020-05-09

嘘八百 京町ロワイヤル

★★★★(4.0)
w嘘八百 京町ロワイヤル
鑑賞No:02974
製作:2020年/日本/106分
監督:武正晴
出演:中井貴一/佐々木蔵之介/広末涼子/友近

大阪・堺で幻の利休の茶器をめぐって大勝負を仕掛けた古物商の則夫と陶芸家の佐輔が、ひょんなことから京都で再会を果たす。そこで出会った着物美人の志野にほだされた2人は、利休の茶の湯を継承し、天下一と称された武将茶人・古田織部の幻の茶器にまつわる人助けに乗り出すが・・・・。

本作については全くの予備知識がなく、鑑賞後、本作がシリーズ2作目だと知ったほど。軽いタッチで最初は内容も薄そうに感じたが、小ネタ満載で飽きさせず、意外と楽しめた。中井貴一と佐々木蔵之介のコンビも軽妙なやりとりが息が合っていて面白い。最後まで気の抜けない小ワル女の広末涼子も憎めないシングルマザーを好演しており、何よりも敵役で登場している加藤雅也のダメ悪ぶりが笑いを呼んだ。メインのコンゲームのところはあまりにもリアリティは無いが、警察官も用意しての騙し合いの演出はコンゲームの名作「スティング」がヒントだろう。

劇場公開日 2020年1月31日



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2020-05-08

千利休 本覺坊遺文

★★(2.0)
w千利休 本覺坊遺文
鑑賞No:00307
製作:1989年/日本/107分
監督:熊井啓
出演:奥田瑛二/三船敏郎/萬屋錦之介/加藤剛

千利休が太閤秀吉の命で自害して27年。愛弟子だった本覺坊は洛北の山中で、半ば世捨て人のように日々を送っていた。ある日、利休がなぜ秀吉の怒りを買ったのかという理由を解明しようとしていた織田有楽斎と会い、有楽斎に問われるまま、死に至るまでの利休の行動を語るのだが・・・・。

千利休はなぜ死ななければならなかったのか?をテーマにした重厚な歴史ドラマ。原作が井上靖だけあって、どこかチョット小難しく、特に精神面の描写が中心なため、結構分かりにくい。出演者もオール男優キャストということで、色気も何もあったものではない、いわゆる映像的にも侘び寂びの世界が展開していく、少し暗い映画ではある。死の謎を追うというよりも、利休の茶人としてのあるべき姿や、本覺坊の師に対する思いなどが描かれている映画で、興味がないと観るには辛い映画。

劇場公開日 1989年10月7日

(予告編なし)

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2020-05-07

楽園

★★★+(3.5)
w楽園
鑑賞No:02973
製作:2019年/日本/129分
監督:瀬々敬久
出演:綾野剛/杉咲花/佐藤浩市/村上虹郎

ある夏の日、青田に囲まれたY字路で少女誘拐事件が起こる。事件は解決されないまま、直前まで被害者と一緒にいた親友・紡は心に深い傷を負う。それから12年後、かつてと同じY字路で再び少女が行方不明になり、町営住宅で暮らす孤独な男・豪士が犯人として疑われる。追い詰められた豪士は街へと逃れ、そこである行動に出る。さらに1年後、Y字路に続く限界集落で愛犬と暮らす養蜂家の善次郎は、村おこし事業を巡る話のこじれから村八分にされてしまう。追い込まれた善次郎は、ある事件を起こすが・・・・。

ベストセラー作家・吉田修一の短編集「犯罪小説集」を映画化。といってもこの短編集の中に「楽園」があるわけではない。本作は短編集の中の独立した2編を合わせて製作したモノらしい。よって、原作に「楽園」というモノは無い。それ故、綾野剛を主役とする話と佐藤浩市を主役とする話がどうもかみ合わず、交わることもない。また、全体的に分かりにくいシーンが多く、結局真犯人はどちらなのか、はっきりとは分からなかった。「楽園」というタイトルが持つ本当の意味も理解しがたく、消化不良感が残る。ただ、田舎育ちの私にとって、東京は人間関係の薄い、得体の知れない恐ろしいところといった印象が子供の頃あったが、それ以上に村社会における閉鎖的で排他的な人間関係の恐ろしさが本作では迫ってきた。

劇場公開日 2019年10月18日



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2020-05-06

戦国自衛隊

★★★★(4.0)
w戦国自衛隊
鑑賞No:00306
製作:1979年/日本/139分
監督:斎藤光正
出演:千葉真一/中康治/江藤潤/速水亮

伊庭三尉率いる自衛隊一個小隊は演習地に向かう途中の海岸で、奇妙な閃光に包まれる。気がつくとそこは400年前の戦国時代だった。伊庭たちは戦車、ヘリコプター、装甲車などの近代兵器もろともタイムスリップしてしまったのだ。そんな彼らの前に、武田信玄と戦うために川中島へ向かっていた戦国武将・長尾景虎が現れた。景虎は伊庭たちの持つ兵器と装備に興味を示し、友好関係を結ぼうとするが・・・・。

半村良のSF同名小説の映画化。タイムトラベルものはいろいろあるが、自衛隊一個小隊が戦国時代にタイムスリップするという奇想天外さはすごい設定。原作は素晴らしい。ただ、原作の素晴らしさをそのまま映像化出来ているかといえば、そこは疑問符。個人的には物足りなさを感じざるを得なかった。時代は戦国時代とはいえ、現代の兵器を持ち込んだ戦争なので、戦争に対する何らかのメッセージと、ハッピーエンドとは行かなくても納得のいくエンディングが欲しかった。

劇場公開日 1979年12月5日



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2020-05-05

6アンダーグラウンド

★★+(2.5)
6アンダーグラウンド
鑑賞No:02972
原題:6 Underground
製作:2019年/アメリカ/127分
監督:マイケル・ベイ
出演:ライアン・レイノルズ/メラニー・ロラン

自らの死を偽装したテック界の大富豪が、卓越した技能で世界を股にかけて活躍する男女6人を集めチームを結成。傍若無人な独裁者を倒すため、"命"をかけた任務に挑むが・・・・。

Netflixの映画予告を見て面白そうだったのですぐ鑑賞。冒頭の20分は激しいアクションシーンの連続で見入ってしまったが、その後の展開は基本退屈。キャラクターを順番に説明するも分かりにくし、感情移入もできない。名前もドクター、ヒットマン、スカイウォーカーといった特徴的な名前になっているにもかかわらず、それが活かされていない。また、アクションシーンもスピーディーなシーンばかりだと迫力はすごいが、ちょこちょこスローシーンを入れているのでリアル感が半減、ストーリーもぶつ切り感満載。さらに冒頭のグリーンの車の逃走劇も順不同のカット割りを単純につなげたようで、間違いが半端ではない。グリーンの車に付いていく傷がもうメチャクチャ。カットが変わるたびに傷が付いたり消えたり。もはや気づいていない間違いでは無く、確信犯ではないか?そう思わざるを得ないほど雑な作りになっている。ともかく圧巻なのはアクションシーンだけという作品。

劇場公開日 未公開/2019年12月13日(Netflix配信)



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2020-05-04

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

★★★★(4.0)
wワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
鑑賞No:02971
原題:Once Upon a Time... in Hollywood
製作:2019年/アメリカ/161分
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:レオナルド・ディカプリオ/ブラッド・ピット

テレビ俳優として人気のピークを過ぎ、映画スターへの転身を目指すリック・ダルトンと、リックを支える付き人でスタントマンのクリフ・ブース。目まぐるしく変化するエンタテインメント業界で生き抜くことに神経をすり減らすリックと、いつも自分らしさを失わないクリフは対照的だったが、2人は固い友情で結ばれていた。最近、リックの暮らす家の隣には、「ローズマリーの赤ちゃん」などを手がけて一躍時代の寵児となった気鋭の映画監督ロマン・ポランスキーと、その妻で新進女優のシャロン・テートが引っ越してきていた。今まさに光り輝いているポランスキー夫妻を目の当たりにしたリックは、自分も俳優として再び輝くため、イタリアでマカロニ・ウエスタン映画に出演することを決意する。そして1969年8月9日、彼らの人生を巻き込み、ある事件が発生する・・・・。

第92回アカデミー賞で作品賞、監督賞など計10部門にノミネートされるも、残念ながら2部門の受賞にとどまった。レオナルド・ディカプリオは主演男優賞は取れなかったが、ブラッド・ピットが助演男優賞を受賞し、俳優としては初受賞した。ハリウッドの内幕を描いた作品という触れ込みだけの情報で鑑賞したが、題材は実際に1969年に起こったシャロン・テート殺人事件を背景としている。ただこの事件、アメリカ本国では有名かもしれないが、日本では知られていないようで、私もこの事件は初耳だった。この事件を背景として虚実混ぜ合わせた内容のようだが、前半は割と冗長。中盤から事件のお膳立てが始まり、終盤の事件を描いたシーンはそこまでやる?と言ってしまうほど、タランティーノの本領が発揮された暴力シーンとなっている。犯人に対する反撃が酷すぎるとも思えたが、実際の事件を調べてみると、犯行のあまりの残酷さに絶句し、タランティーノ監督の過激な演出も納得。ブラピはアカデミー賞を取るだけあって、主演と変わらないほどの存在感があった。

劇場公開日 2019年8月30日



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2020-05-03

セーラー服と機関銃

★★★(3.0)
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鑑賞No:00305
製作:1981年/日本/112分
監督:相米慎二
出演:薬師丸ひろ子/渡瀬恒彦/風祭ゆき/大門正明

4人しか子分のいないヤクザ・目高組の親分が死んだ。親分は死ぬ前、自分の跡目は血縁者にと遺言していたが、唯一の血縁者は同じ頃、車に轢かれて亡くなっていた。一方、事故死した父と最後の別れをし、文字通り天涯孤独となった女子高生の星泉は父の愛人・マユミを頼って一緒に暮らし始める。そんな泉の前に見知らぬ男たちが現れ、目高組四代目組長を襲名してほしいと告げられる・・・。

人気推理作家の赤川次郎の同名小説の映画化。赤川次郎原作らしく漫画みたいな設定だが、公開当時、薬師丸ひろ子の異常人気で大ヒットしたような記憶がある。この頃は新たなアイドル歌手が大勢輩出され、アイドル映画全盛のような感があったが、もともとアイドル歌手出身ではない薬師丸ひろ子の映画はこれらアイドル映画とはどこか一線を画していた。ただ、かといって高尚とかいうわけでもなく、コミカルでライトタッチだが何かオーラのようなものを感じで観ていた。ストーリー自体は単純で、かつありえないような漫画チックさもあり、観ていてこちらが恥ずかしくなるようなシーンもあるが、それなりに当時としては楽しめル作品。(今の人はどう見るか疑問だが・・・)そしてラストシーンで機関銃をぶっ放して、「カ・イ・カ・ン」というシーンは未だに印象深い。当時を知る世代にとっては、最近のチョットとぼけているがまったりしたお母さん役の多い薬師丸ひろ子の演技は、今まで持っていたイメージを損なわず彼女の持ち味を見事に引き出したように感じる人が多いのでは?

劇場公開日 1981年12月19日



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2020-05-02

聖獣学園

★★(2.0)
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鑑賞No:00304
製作:1974年/日本/91分
監督:鈴木則文
出演:多岐川裕美/山内えみ子/渡辺やよい/大谷アヤ

修道尼だった母・美智子の死因をつきとめるべく修道院に入ることを決意した多岐川魔矢は、夜の手配師青木健太に体を与えた次の日、セントクルス修道院の肋修女となった。院長小笠原綾、副院長松村貞子に助修女の部屋に案内された魔矢は、少年刑務所出身の石田松子と同室になり意気投合する。そんな魔矢と松子が、松村に逆らう態度を見せたために、松村は、修道尼の美恵に彼女たちの監視を命令するが・・・・。

修道尼だった母親の死に不審を抱いた娘が修道院に入り、真相を突き止めて復讐するという、ありきたりなストーリー。さすがに女の園というか、女の世界なので、宗教観とも絡まって陰湿な仕打ちや禁断の関係など、エログロシーンは満載。ただ、さほど興味深い内容ではなかった。この映画を有名にしたのは、何と言っても、多岐川裕美のデビュー主演作であり、唯一のヌードシーンがあるからです。もちろん、デビュー作ですから、その当時は無名の新人だったはずですが、とはいえ、その脱ぎっぷりは、その後の名声からは驚きの一言です。

劇場公開日 1974年2月16日



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2020-05-01

火口のふたり

★★+(2.5)
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鑑賞No:02970
製作:2019年/日本/115分
監督:荒井晴彦
出演:柄本佑/瀧内公美

東日本大震災から7年目の夏。離婚、退職、再就職後も会社が倒産し、全てを失った永原賢治は、旧知の女性・佐藤直子の結婚式に出席するため秋田に帰郷する。久々の再会を果たした賢治と直子は、「今夜だけ、あの頃に戻ってみない?」という直子の言葉をきっかけに、かつてのように身体を重ね合う。1度だけと約束したはずの2人だったが、身体に刻まれた記憶と理性の狭間で翻弄され、抑えきれない衝動の深みにはまっていく・・・・。

出演者は柄本佑と瀧内公美の2人だけという作品。2人の会話の中では、柄本佑演じる賢治の父の声や、瀧内公美演じる直子の婚約者である自衛官の話は出てくるが、ともに姿は見せない。ちなみに声のみで父親役で登場するのは、実の父親である柄本明であることがエンドロールで分かる。ストーリーは至って単純。2人の会話劇で進行する形で飽きは来ないが、かといって劇的な変化も無い、淡々としたストーリー。ただストーリーは淡々としているが、大半は2人が全裸も厭わず熱烈に愛し合うシーンばかりで、AVまがいと言われても仕方の無い内容。そこにあるのは欲望だけで、東日本大震災の話も絡めてはいるが、何のメッセージも伝わってこない。そしてラストはあまりにも唐突な富士山爆発の話。何とも荒唐無稽な作品で、なぜキネマ旬報ベスト・テンで日本映画1位になるのか不思議。ただし、主演の2人の大胆な熱演には拍手。

劇場公開日 2019年8月23日



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