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2016-07-28

ザ・マジックアワー

★★★★+
ザ・マジックアワー
鑑賞No:01588
製作:2008年/日本/136分
監督:三谷幸喜
出演:佐藤浩市/妻夫木聡/深津絵里/綾瀬はるか

港町・守加護(すかご)のクラブ「赤い靴」の支配人・備後はギャングのボス・手塩の情婦であるマリと密通したことがばれて絶体絶命のピンチになる。しかし、ひょんなことから助かる唯一として、5日以内に幻の殺し屋であるデラ富樫を連れてくればよいことになる。だが、顔も居場所も分からないデラ富樫を連れてくることは不可能で、窮余の一策として彼はとんでもないことを考え出す。それは、備後が映画監督になりすまし、無名の俳優・村田大樹を映画の撮影と騙してデラ富樫に仕立て上げ、このピンチを切り抜けることだった・・・・。

136分というやや長尺な映画ながら、そんな長さを感じさせない好作品。全編随所に散りばめられたユーモアやギャグは瞬間的なバカ笑いというよりも、腹の底からジワジワくる失笑とでも言おうか、「ククククッ」といった思いきっり吐き出せない笑いでおなかがよじれてしまった。ともかく、売れない俳優が自分の夢であった役柄を与えられ、その役を演じきようとする姿と、本物のギャングたちの微妙な勘違いが生み出す見事な辻褄に三谷幸喜の本領発揮を見ることができる。あたふたする備後役の妻夫木聡を尻目に、自己主張の強い演技に没頭する村田大樹役の佐藤浩市の演技は絶品で、この人のための映画なんだなと感じる作品でした。出演者も豪華で、メインの佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、綾瀬はるか、西田敏行らはもちろん、チョイ役でも主役級の俳優が目白押しなのは「THE 有頂天ホテル」同様、三谷監督の人脈の広さを感じさせられる。

劇場公開日 2008年6月7日



(キャスト一覧)
佐藤浩市(村田大樹)
妻夫木聡(備後登)
深津絵里(高千穂マリ)
綾瀬はるか(鹿間夏子)
西田敏行(天塩幸之助)
小日向文世(長谷川謙十郎)
寺島進(黒川裕美)
戸田恵子(マダム蘭子)
伊吹吾郎(鹿間隆)
浅野和之(清水医師)
市村萬次郎(菅原虎真)
柳澤愼一(高瀬允)
香川照之(江洞潤)
甲本雅裕(太田垣直角)
近藤芳正(今野貴之介)
梶原善(西さん)
阿南健治(野島)
榎木兵衛(なべさん)
堀部圭亮(バンビ)
山本耕史(愚痴る男)
市川亀治郎(カメ)
市川崑(監督)
中井貴一(磐田とおる)
鈴木京香(小夜子)
谷原章介(ニコ)
寺脇康文(ワンチャイ・バンダラビカル)
天海祐希(喪服の女)
唐沢寿明(ゆべし)


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