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2016-11-19

殿、利息でござる!

★★★★+
殿、利息でござる!
鑑賞No:02820
製作:2016年/日本/129分
監督:中村義洋
出演:阿部サダヲ/瑛太/妻夫木聡/竹内結子

江戸中期、財政難のため民衆に重税を課す仙台藩では、破産や夜逃げが相次いでいた。寂れ果てた宿場町の吉岡宿でも年貢の取り立てや労役で人々が困窮し、造り酒屋を営む穀田屋十三郎は、町の行く末を案じていた。そんなある日、十三郎は、町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治から、藩に大金を貸し付けて利息を巻き上げるという、宿場復興のための秘策を打ち明けられる。計画が明るみになれば打ち首は免れないが、それでも十三郎と仲間たちは、町を守るために私財を投げ打ち、計画を進める・・・・。

歴史家・磯田道史による評伝「無私の日本人」に収録されている一編「穀田屋十三郎」の映画化。阿部サダヲ主演と聞いて、てっきりコメディ映画かと思いきや、実話が元で感動のドラマであり、いい意味で期待を裏切られる作品だった。また、全体的にほんわかしたストーリー。実は悪そうな感じの役者は何人もいたが、基本、根っからの悪役はいないため、最後まで気分よく観れる。ましてや、二代にわたっての守銭奴と世間では言われていた、山﨑努・妻夫木聡演じる浅野屋甚内の隠れた行いには思わず涙した。普段は悪役の多い堀部圭亮演じる代官も本当に人のいい熱血漢の役人だし、松田龍平演じるキレ者の萱場もちょっと意地は悪いが、根っからのワルではなく、動きや口調も飄々としていてワル者らしさは感じられなかった。自分たちの宿場を何とか救おうとする人々の熱意のドミノが実った内容だが、裏話でこの作品が映画化に至った話も「感動のドミノ」としてパンフなどで紹介されており、熱意は繋がるということを証明した一例であった。

劇場公開日 2016年5月14日




(キャスト一覧)
阿部サダヲ
瑛太
妻夫木聡
阿部サダヲ
(穀田屋十三郎)
瑛太
(菅原屋篤平治)
妻夫木聡
(浅野屋甚内)

竹内結子(とき)
寺脇康文(遠藤幾右衛門)
きたろう(穀田屋十兵衛)
千葉雄大(千坂仲内)
橋本一郎(早坂屋新四郎)
中本賢(穀田屋善八)
西村雅彦(遠藤寿内)
山本舞香(なつ)
岩田華怜(加代)
堀部圭亮(橋本権右衛門)
斉藤歩
芦川誠
中村ゆうじ
上田耕一
重岡大毅(穀田屋音右衛門)
羽生結弦(伊達重村)
松田龍平(萱場杢)
草笛光子(きよ)
山崎努(先代・浅野屋甚内十三郎)
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