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2012-07-31

必死剣鳥刺し

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02041
製作:2010年/日本/114分
監督:平山秀幸
出演:豊川悦司/池脇千鶴/吉川晃司/戸田菜穂


圧政に苦しむ海坂藩の庶民を救うため、藩主・右京太夫の側室で藩政に悪影響を及ぼしていた側室の連子を殺した三佐ェ門。しかし打ち首を覚悟していた彼の思いとは別に、1年間の閉門という軽い処分で済んでしまう。やがて閉門も解け、藩の仕事にも復帰するが、それにはある秘命を請け負わされていた・・・。


藤沢周平の短編小説の映画化で、淡々としているが、なかなかじっくり観させてくれる。ただ、やや後味が悪いというか、せつない終わり方にスッキリしないところが残るのは残念。亡き妻への思いが強く、生きる希望を失っていたのは分かるが、それが本当に側室殺害の理由だったのか?物静かで感情をあまり表にあらわにしない三佐ェ門だけに、そこまでの正義感も感じられなかったし、謎が残る。また、亡き妻への思いが強く、さらに里尾の将来を真剣に考えているにも関わらず、最後は関係を持ってしまうところも、ちょっとそれまでの三佐ェ門の言動にふさわしくない。ラストの殺陣シーンは見ごたえあるが、やはり切なく悲しい終わり方。唯一、タイトルの必死剣鳥刺しのシーンでやや溜飲が下がる思いとなるのが救い。

  1. 邦画-ひ