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2013-08-05

告発のとき

★★★★
シネマ大好き!

鑑賞No:01681
製作:2007年/アメリカ/121分
監督:ポール・ハギス
出演:トミー・リー・ジョーンズ/シャーリーズ・セロン


元軍人のハンクのもとに、息子のマイクがイラクから帰還直後、無許可離隊したとの一報が届く。真面目な息子の軍律違反が信じられないハンクはマイクが所属していていた基地に向う。しかし必死の捜査も空しく、マイクはバラバラ死体となって発見される。ハンクは地元警察の女刑事エミリーの協力を得て事件の真相を探るが・・・・。


物語は無断離隊して行方不明になった息子を捜していたら、息子が死体で発見され、犯人と事件の真相を追うことになるが、その過程で今まで知らなかった息子の別の顔を垣間見るようになる。それは父である自分の持ち続けた息子とはまったく違った顔だったが、その原因であるイラク戦争をこの映画は痛烈に批判し、戦争の愚かさを伝えようとしている。ハンク夫婦は2人の息子がいたが、その2人とも軍人となり、そのため2人とも失うことになる。スーザン・サランドン演じる母親の痛切な叫び、その叫びを黙って聞かざるを得ない悲しみに暮れるトミー・リー・ジョーンズ演じる父親。これは映画の世界ではなく、実際に戦場に行き、愛する家族を失った多くのアメリカ家庭そのものだろう。最後に真実は明らかになるが、犯人が誰かなんてラストではあまり問題に感じなかった。まともな人間をまったくの別人に変えてしまう戦争というものの恐ろしさ。怖い映画だが、これが現実であり、「正義の戦争」を唱えるアメリカという国の愚かさを感じぜざるを得ない映画。それにしても「告発のとき」という邦題は何なのでしょう?内容を全然伝えるものになっていない!(原題は「エラの谷」だが・・・・。)


  1. 洋画-こ